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小さな街のケーキ屋さんは『財務』を学ぶ事が経営の安定には不可欠です!

小さな街のケーキ屋さんは『財務』を学ぶ事が経営の安定には不可欠です!

こんにちは、伊東です。

 

2009年から洋菓子店を経営しています。

国内2万2000店中、食べログTOP100のお店を運営中。

 

今日、丁度、地銀の支店長と担当の方と面談をしていましたが、

私が以下にご紹介する事を10年、徹底的に実行してきたことで、今では、
銀行の方が私の所に訪問頂いて、「お金、借りて下さい。」とご提案を
頂けるようになってきています。

 

私から銀行へ行き、

「お金、貸して下さい」と言う事は今はもうありません。

 

どうしてそうなったか?が今回のテーマです。

 

 

小さな街のケーキ屋さんの経営の安定には、
「財務」の知識は必須!

 

やっぱり、

「財務」を学ばないと、「倒産のリスクは高まる」

これは、間違いないと私は思います。

 

 

毎月「試算表」作ってますか?

試算表とは、毎月のお店の経営状況を、まとめたものです。

 

損益計算書、貸借対照表ですね。

財務会計と管理会計がありますが、今回のお話は主に
財務会計の事を指します。

 

これ、意外とちゃんとやっていない所が多いんですよね。。

 

自分のお店が今月、黒字だったのか、赤字だったのか?

現預金は、どの程度増減したのか?

 

当たり前ですが、経営者は完全に頭に入れておくことが
必要です。

 

自分のお店の、「現状」が正しくわからないのに、
どのように今後の対策を打つのでしょう。

 

まだ、毎月、試算表が出ていない場合は、必ず毎月出すようにしましょう。

 

 

3か月に1度は銀行へ訪問する

試算表を踏まえ、私は大体3か月に1度は、銀行へ訪問し、
現状と課題、そして今後の対策について15分位でお話をしてきます。

 

持参物

・試算表

・A4用紙 1枚に現状と課題、対策を簡潔にまとめた資料

 

銀行からは、借入をしています。

借入をしている訳ですから、「報告」の義務があると私は思っていますし、
逆の立場で考えると、お金借りるだけ借りて、あとは何の連絡もない所よりも
定期的に報告にしにきてくれる所のどちらが安心できるでしょうか。

試算表を元に何をするか?

試算表では、「現状を把握する」という事になるので、

試算表を見て、何が課題で、どのように対策を打つか?

という事を、「考え」、「対策を実行し」、「結果に繋げる」

というのが経営者の仕事になります。

 

借入

設備投資

現金・キャッシュの流れ

 

などなど細かく見ていきます。

 

多くの方は、損益を見て、黒字か赤字かばかり気にしますが、
勿論それも大事ですが、

私は貸借対照表現金重視しています。

 

現金がなくなってしまうと、倒産します。
いわゆる、「黒字」でも、現金があれば最悪倒産はしません。

 

試算表を毎月作る事で、現状を正しく把握をし、

課題抽出をし、対策を打つことが出来ていなければ、

小さな街のケーキ屋さんは財務的にも脆弱な所が多いと

思いますので、継続していくことが難しくなるのは容易に想像ができます。

 

財務の知識があれば・・

 

・先々の資金繰りが見えますので、資金が不足する前に対策を打てます

 

・現状把握を元に、適切な対策を打つことが出来、経営が安定します

 

・銀行から良い条件で借入が出来るようになります

 

・会社の現金を増やし従業員へ還元する事が出来るようになります

 

会社運営で、「攻め」は「営業活動などの売上拡大策」である一方

「守り」「財務」なわけです。

 

スポーツで例えると、野球の場合、

いくら「攻め」が強く、得点能力があるチームで毎試合10得点できるチームでも

「守り」が弱く、毎試合11点以上取られてしまうチームは負けてしまいますよね。

 

私達の場合、「負け」=「倒産」 に繋がります。

 

『税理士に任せたらいいんじゃないの?』

私は前職のころ、経営コンサルタントとして30社程毎年担当していましたが、
成功している会社運営をしている経営者であればある程、税理士に丸投げなんて
いう人はいませんでした。

 

数百社は訪問し、担当したと思いますが、財務に疎い経営者は会社を倒産
させてしまう場合が多いという実感があります。

 

税理士は、「税務のプロ」であって、

     「経営のプロ」ではありません。

 

この事をはき違えてしまう方は、「税理士に任せたらいんじゃない?」

という発言をしてしまう場合が多いように思います。

 

まとめ

 ①試算表毎月作る

 ②3か月に一度は借入をしていたら銀行に訪問

 ③試算表を元に、課題抽出、対策立案をする

 

財務が云々という以前の内容となりましたが、この辺をまず
きちんと実行していくことがまずスタート段階と思います。

 

最後に、私の個人的な想い

財務の勉強を徹底的にすることと、上記のような
基礎的な事を面倒がらずに徹底的に実行すること。

そしてそれを継続すること。

 

これが、街の小さなケーキ屋さんの経営者がやるべきことの1つ

なのだと思います。

 

それが、働いてくれている従業員を守る事

待遇改善、労働環境改善にもつながると私は思います。

 

だから、財務を学ぶ事は

小さな街のケーキ屋さんの経営者

「必須」だと私は思います。

 

将来独立を目指し頑張っているパティシエの方は、独立を果たしたら
是非、実行してみて下さい。

また、今、経営者として私と同じように街のケーキ屋を経営している方は、
今すぐ実践してみて下さい。従業員の為にも。

 

それではまた。

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