こんにちは、伊東です。
2009年から洋菓子店を経営しています。
国内22,000店中、食べログTOP100のお店を運営中。
今回は「販売」についてです。
「ケーキ屋さんの販売で正社員になりたいけどどうしたらいいの?」
こんな疑問にお答えします。
街のケーキ屋さんという事を前提に解説します。
ホテルや大手企業になるとまた別です。
では内容を見ていきます!
ケーキ屋さんの販売員とは?
Vendeuse【ヴァンドゥーズ】女性
Vendeur【ヴァンドゥール】男性
日本だと「販売員」と言われる事が多いですが、お菓子を専門に販売するプロの専門職を女性はヴァンドゥーズ、男性はヴァンドゥールといいます。
「売り子」「販売員」ではありません。
「お菓子を専門に販売するプロの専門職」です。
※長くなるので「販売」と略して解説します。
2.ケーキ屋・販売の求人の探し方
・店舗への直接の問い合わせ
電話:夕方前(朝は絶対にダメ)
メールなど
※ネット上で求人を出している所もありますが、
出していないお店も多いです。
求人サイトで探すのが通常ですが、店に張り紙をしていたり、HPで募集していたり、なるべくコストをかけずに募集をしようとしているお店も多いです。
気になるお店がある時は問い合わせをするのが現実的です。
3.ケーキ屋・販売の面接について
そこまで気負う必要はありません。
あなたの素直な気持ちで向き合うと良いですよ。
以下、気になると思われる点について解説。
・ケーキの知識は必要ありません
→採用された後に学べば良いです
・未経験でも可
→採用された後に努力できる人であれば問題無し
販売の経験者のみ採用としているお店は少ないです。
4.給料はお店によって全然違う
・18万円くらいが今は一般的
・お店によっては更に低賃金の場合もある
・昇給については経営状態やオーナーの考え方次第
ホント、これは解説しにくいです。
お店やオーナーによって全然考え方が違うからです。
面接の時にこれは詳細を聞くことで判断して下さい。
・月給
・昇給の有無
・賞与の有無
5.ケーキ屋・販売の「やりがい」「大変なこと」
パティシエの方は意外と甘くみている販売のお仕事ですが「やりがい」がとてもありますよ。
5-1.販売のやりがい
・あなたが「お店の顔」になる
お客様に一番近い場所で仕事をします。
お客様からするとあなたがお店の顔です。
あなたの頑張りがお客様の満足に繋がります。
・社会人としての基礎を仕事を通じ学べる
言葉づかい、礼節、電話対応、冠婚葬祭など社会人としての基礎を仕事を通じ学ぶことができます。
・お店全体をコントロールする広い視野を持つ仕事ができる
あなたは「製造」と「お客様」を繋ぐ架け橋です。
「◯◯ケーキがとても美味しかったそうです!」
「△ 様が、チョコのムースが食べたいと言ってました」
「クリスマスケーキの予約の問い合わせが増えてます」
「ショートケーキ残り3です。準備お願いします」
お客様の声を製造に届けることは非常に重要な仕事です。
それを元に製造計画や、新商品の開発をしたりします。
また、商品の補充なども製造に報告をする事であなたがコントロールしていきます。
5-2.販売の大変なところ
「学習しないといけないことは多い」です。
一例を解説。
・商品の内容・価格
・電話対応・言葉づかい
・冠婚葬祭の知識
・ラッピング・包装など
・接客
・お菓子に関する専門知識
など
働く時間もお店によりますが長いお店の方が多いと思います。
12時間くらいが多いのではと思います。
これもお店によって全然変わります。
まとめ
ケーキ屋さんの「販売」はとても価値があり重要です。
販売の社員次第でお店の売上が20%位はすぐ変わります。
「お菓子を専門に販売するプロの専門職」
高度な知識、技術が必要な仕事です。
内容を参考にお役立て下さい。
それでは!