こんにちは、伊東です。
2009年から洋菓子店を経営しています。
国内22,000店中、食べログTOP100のお店を運営中。
今回は未来のパティシエ 、パティシエールの皆さん向けです。
あなた「パティシエ になりたいんだけど」
親「そんな甘いもんじゃない。ダメ。」
こんな事になっている方、結構いるのではないでしょうか。
私自身も姪っ子がパティシエ になると言い出しました。
さらに！
「製菓専門学校に行きたい。
奨学金が必要で、連帯保証人になって欲しい」
と連絡が来て、猛反対した超本人です😁
ですからご両親の気持ち、良くわかります。
また、私の奥さんはシェフですのでパティシエ を目指したいという人の気持ちもわかります。
という事で解説していきます。
では内容をみていきましょう！
1.親が反対するのは「当たり前」なのをまず理解する
まず親が反対するのは「当たり前」だと私は思います。
まずあなたが気をつける事。
「え～～？なんで？💢💢💢」
絶対に感情的にならないこと
↓
あなたに想いがあるのと同じように親にも想いがあります。
お互いの「理解」が大事ですよ。
なんで親は反対するのでしょうか？
2.なぜパティシエ になるのを反対するのか？
いくつか理由があると私は思います。
解説していきますね。
2-1.子の将来を心配してのこと
親は、いつまでたっても子を心配するものだと思います。
「あなたへの愛情の裏返し」です。
まずこの事を理解しましょう。
だから自分の考えを否定された！と感情的になってはいけません。
あなたを心配しての言葉です。
そしてまだ反対する理由があります。
2-2.年齢を重ねると保守的に人はなりやすい
「年齢を重ねる毎に挑戦に対し臆病になる」
これは良く言われる事です。
私も気をつけてはいますが確かに実感はあります。
だから自分の子といえども、何かに挑戦することに対し成功イメージではなく「失敗するイメージ」のリスクに対する恐怖が勝ってしまうことは良くあることです。
私自身、独立した11年前に大人な方たちから言われました。
「独立なんて簡単なことじゃない」
「金のことで親に迷惑かけるなよ」
「こんな不景気に独立なんて難しい」
今は「実績」が物を言うので、応援をして貰えていますし、特に何も言われる事はありません。
でも、当事は違いました。
否定的な事を色々と言う方たちは「自分で独立などした事は当然ありません。」
でも「否定」してくるわけです。
「うまくいくわけがない」と。
だからどう考えるか？
「自分を心配して言ってくれているんだな。」
「自分は将来、挑戦しようとする人を否定しないようにしよう。」
こう思えば良いです。
「心配してくれてありがとう😆」
くらい言えると良いですね。
3.事例：私の場合
私も実の子供ではなく、姪っ子ですがパティシエールになりたい！という事で製菓学校に通う事になりました。
「奨学金の連帯保証人もお願いします」
とオマケ付きです。。
「マジか！！」
私の姉の娘なわけです。
小さい頃から結構知ってました。
小さな洋菓子店の経営者の端くれである私としてはすぐにこんな事が頭をよぎります。
「自分自身、洋菓子店を経営しているから色々なパティシエ を見てきている。」
「どんなパティシエ が成功、失敗するか？」は何となくわかる
ぶっちゃけこの姪っ子はうまくいくとは思えない。
まして「連帯保証人って・・・・」
「ぶっちゃけムリ」
奨学金も勉強しなさ過ぎで、利息付だし。。。
私自身も大学へいった際に無利息ですが300万円ほど奨学金を借りました。
だから奨学金を返していくのがいかに大変かわかっています。
どう考えても、私には姪っ子がパティシエ として成功するイメージがわきませんでした。
もっと言うと「奨学金の返済は大丈夫なのか？」とすら思いました。
いくら「やる気あります！！」と言われても信用なりません。
小さい頃から知っていたのでなおさらです。
申し訳ないのですが1秒で連帯保証人は断りました。
しかし、後日。
・本人からのお願いの手紙
（LINEとかじゃないです。「手紙」です。）
・その後、母親からのお願い電話
（私の姉です。）
これがあり、最終的には連帯保証をする事にしました。
もう「しぶしぶ」ですよ。
で、、、結果どうなったと思いますか？
実は、東京のかなり有名なレストランに就職しました。
「おぉ！すごい所に就職したね！！
頑張って！！」
でも3ヶ月で退職。。。。。
製菓の道とはそれでお別れです。
奨学金はしっかり返済が残ります。
予想通りと言えば予想通りでした。
様々な人生経験から、近い将来が予想できてしまう事もあったりします。
だから『反対』するという事もあるわけです。
とはいえ、、、
「でも、頑張りたい！」
そう思う方も多くいると思います。
そんな方、応援したいと思っています。
ではどうしたらいいか？
次で解説します。
4.でも夢だったし頑張りたい気持ちはある！という方
もう、結論で一言です。
自分の言動に責任をもち、やりたい事をやりたいようにやる！
・どんな未来になっても自分の判断であり自分の責任
・できるだけ親のスネはかじらない
こんな気持ちで行動してみて下さい。
親の言う通りにする必要はないです。
こんな事言うとご両親に怒られそうですが・・
ただ繰り返しますが自分の言動には責任を持ちましょう。
誰のせいにしてもいけません。
全てあなたの判断、行動の結果です。
そういう気持ちで頑張っていけばご両親も応援してくれるはずです。
5.まとめ
親が反対するの当たり前
・子への愛情の裏返し
・年齢を重ねると保守的になりやすい
それでも頑張りたい人は
自分の言動に責任を持ち、やりたいようにやる
私のお店のシェフも当然、親から反対されています。
でも押し切って、パティシエになる！と決めて努力をして今があります。
製菓学校の学費も自分で全額出しています。
１円も自分で学費を用意せずにやる気あります！では説得力なさ過ぎです。。
私の姪っ子のように勉強せずに利息付きでの奨学金とかもナシです。
本当にあなた心から頑張りたい！と思っていれば何だかんだ言われるかもしれませんが最終的には応援してくれるはずです。
あなた自身に覚悟があるかどうかを試しているのかもしれません。
少し反対された位で諦める位なら最初から目指さない方が幸せです。
よくよく考えてみて下さい。
それでは！
