こんにちは、伊東です。
2009年から洋菓子店を経営しています。
国内22,000店中、食べログTOP100のお店を運営中。
実質GDPが年率▲6.3%と内閣府より発表がありました。
2019年10~12月期です。
新型コロナウィルスの影響が出ているのは年明け以降です。
1~3月期もマイナス成長となると2期連続のマイナス成長です。
これはテクニカルリセッション(技術的な景気後退)と言われます。
「ジーディーピー?GDP?」
「何か関係あるの?」
メチャ関係ありますよ
私のような小さな洋菓子店の経営にはモロ影響でます。
またパティシエとして働いている方にも影響がでてきますよ。
こういう事を知って「自衛(自分をまもる)」することが大事です。
「私は関係ない」と思わないことです。
どんな影響があるか?
私なりに解説していきます。
では内容をみていきましょう。
1.GDPとはそもそも何?
国内総生産の略です。
国内消費+設備投資+政府支出+貿易黒字
最初の3つが「内需」と言われます。
貿易黒字は「外需」と言われます。
一定期間に国で産み出された付加価値の総額です。
細かい話はググって下さい。
2.実質GDP年率▲6.3%はかなりヤバい?
10~12月期では▲1.6%です。
年率に換算すると▲6.3%という事ですね。
1年3ヶ月ぶりのマイナス成長となりました。
消費税の増税の影響ももちろん大きいのですが色々と問題はあります。
細かい話をここでしだすとかなり長くなるので割愛します。
興味がある方はググって下さい。
次からが本題です。
3.街の小さな洋菓子店への影響は?
今後、起こる可能性の高いことを考えて、予測をし、対策を講じる必要があります。
どのような影響が考えられるでしょうか?
ざっとあげます。
・円安が進み、仕入れ原価が上がる
※洋菓子店は多くの原材料を海外から輸入しているからです
・設備投資がしにくくなる
・積極的な人材採用を控えるようになる
・お財布の紐が締り、客数が減る
・客単価が落ちる
一言でいいます。
かなりヤバい
です。正直。
経済的なお話などするとかなり長くなるので割愛します。
(何で、円安が進むかなど)
私のような街の洋菓子店の経営者は本当にシビアに経営をしていく危機感をより一層持つ必要があります。
私の場合は2018年から景気後退に向けて色々と準備を進めてきています。
いざ厳しくなってから手を打っていては遅いですから。
では、この状況が働くパティシエの皆さんにはどんな影響があるでしょうか?
4.パティシエ にはどんな影響が?
色々な影響が出てきます。
・新卒の採用を控える
↓
・中途の採用が中心になる
(新卒の教育コストをかけていられない)
・給料が上がりにくくなる
・非正規雇用者が増える
・働く環境を楽にする設備投資の時期が先送りされる
・原価が高騰してくるので、計量ミスなどをするとオーナーの眉間にシワがよる
・業績が悪い所は、人員削減を進めざるを得ない
・働く環境が良くなるどころか悪くなる
・給料は上がらない
・非正規雇用が増える
・オーナーがピリピリするようになる
こんな事も起こってしまっても不思議ではありません。
パティシエの環境を良くする為には、お客様に支持を頂き、お店の売上・利益がきちんと上がる事が重要です。
①お客様の支持を頂く
②お店の売上・利益が向上する
③パティシエの給料・働く時間の環境改善が進む
①→②→③の順番です。
5.まとめ
GDPのマイナス成長は街の洋菓子店にとってもマイナスの影響が出る
パティシエにとっても様々なマイナスの影響が出る
・給料が上がらない
・働く環境の改善が進まない
・オーナーが「ピリピリ」してくる
パティシエの環境を良くするには以下が必要
①お客様の支持を頂く
②①の結果、お店の売上・利益が向上する
③パティシエの給料・働く環境の改善が進む
①→②→③の順番
恐らく景気後退になるのは間違いないと私は思っています。
2020年は本当に大変な年になりそうです。
このような状況の中、私達のような街の洋菓子店はどうあるべきでしょうか?
別の機会にこの事についても考えてみたいと思います。
それでは!