こんにちは、伊東です。
洋菓子店を経営して11年たちます。
国内2万2000店のうち食べログTOP100のお店を経営しています。
今回はこんな疑問についてです。
「パティシエになりたい!と思うけど、目指すなら何歳まで?」
私の目線で解説をしていきます。
ちなみに今回解説することは私の独自の考えです。
恐らくこの考え方を提案しているのは日本中探しても私くらいだと思います。
その為「この考えが100%正しい」とは言いません。
ただ参考にはなると思います。
では解説していきます。
1.パティシエを目指すのは25才くらいまで!社会人経験は◎
もちろん30代でも40代でも目指すのは可能です。
ただ今回は「これがベスト!」ということを事例と共に解説していきます。
私が考えるパティシエを目指す年齢として最適なのは以下です。
一般の企業での社会人経験を3年程度は積んでから、
その後25才位までにパティシエを目指す!
これまでの常識だと以下ですよね。
高校を出て、製菓学校に1~2年通う
19か20からパティシエとして働く
これを否定する訳ではありません。
これはこれで「アリ」です。
なんで私が社会人経験を3年程度は積んでからパティシエを目指すと良いというか?
次で解説していきます。
2.社会人経験がある方が成長スピードに差が出る
そうなんですよ。
社会人経験がある方が、高校出てすぐパティシエになっている
人よりも成長スピードが早い(場合が多い)と私は考えています。
理由はカンタンです。
①製菓の世界の多くは職人の世界
→教育の体制が整っていない。
→個々人のセンスや努力に依存する教育体制の所が多い
②上場企業などの優良な会社の場合
→教育の体制や仕組みが整っている
→比較的、短期間である程度の人材を育てるノウハウがある
③ベンチャー企業などスタートアップ企業の場合
→教育の体制は整っていないが、嫌でも自分が成長せざるを得ない環境がある。
→短期間で、成長せざるを得ない。
私自身は②の東証一部上場企業に7.5年、
①を自身が経営することで11年経験しています。
③については②のサラリーマン時代に3年で年商5億の会社を立ち上げた経験があります。
①~③のすべてを経験して思うこと。
「製菓の世界は本当に遅れている・・」
ということです。
「職人」の世界で、教育や経営に力を入れるところが本当に少ない。
そう感じています。
だからこそ思うんです。
②と③を少なくとも3年くらいは経験をしてからパティシエの世界に行っても全く遅くない。
遅くないドコロか、その方が「成功への近道」となる。
・社会人としての基礎
・営業・マーケティングなどのスキル
・仕事観の確立
・マネジメントスキル
・セルフマネジメントスキル
などなど3年でもかなり習得できます。
(※ただ大変です。当然ですが。。)
でも製菓の世界では10年働いても身につきません。。
その上でパティシエを目指すんです。
3.事例:私のお店のシェフの場合:26才からパティシエに
「え~~そんなのホントにできるの??」
そう思う方もいると思います。
いるんです。
しかも私のお店に。
私のお店のシェフは26才からパティシエを志しています。
普通に大学を出て、
高校の事務員を経て、
26才からですよ。
で、こんなカンジです。
・ジャパンケーキショー1位
(連合会会長賞受賞)
・3年もかからずに独立を実現
・11年継続中
(10年継続できるのは11.6%しかいません。)
・国内2万2000店、食べログTOP100
しかも今、子育てもしながら
シェフパティシエールをやっています。
ですからできます!
必ずできる!
もう実行している人がいますから。
大丈夫です。
誰でもできます。
4.30才代からパティシエになるのは無謀?
「理想は25才くらい」と解説してきました。
「30代じゃもう遅すぎる?」
「ムリ?」
そう思う方もいるかもしれません。
一昔前だったら「う~ん、ムリ」っていうかもしれません。
ただ時代はかなり変わってきています。
経営するオーナーも昔ながらの価値観とは違う方も増えてきています。
ですから「働く場所を間違えなければ」30代からでもやっていけます。
以前、以下の記事も書いているので参考にして下さい。
5.まとめ:パティシエを目指すのは何歳まで?
ということでまとめます。
・一般企業で経験を3年くらいは積んでから、
25才くらいでパティシエを目指すのが良い
・一般企業での経験がある方が成長スピードが早まる
・私のお店のシェフも26才からパティシエになっている
・30代からでもパティシエを目指すのは可能
→ただ「働く場所選びを絶対に間違えないこと」
一般企業に勤務してみてそっちの方がやりがいがあって、
楽しければ続ければいいです。
3年やってみてそれでもどうしてもパティシエ!
なら覚悟を持って、転職すると良いと思います。
参考になると嬉しく思います。
※パティシエになるにはどうするか?
全体像を完全解説しています。
関心ある方はご覧下さい。
それでは!