こんにちは、伊東です。
2009年から洋菓子店を経営しています。
国内22,000店中、食べログTOP100です。
専門学校を卒業した新卒のパティシエです。
まだ二日しか働いてませんが、覚える事の多さと体力面でついて行けません。
元々頭も悪く、量領も悪く、体力もないので向いていない事は専門学校に入ってからわかっていました。
仕事はまだ研修なので9〜19時の勤務です。
休みは週2日です。
自分に甘いのは分かっていますがもう辞めたくて仕方ないです。
こんな場合、どうすればいいか？
私なりにですが解説します。
新卒で入ったけど思っていた以上にキツイ。
だから辞めたい。。
これは製菓の世界に限らず、社会人になりたての人はほぼ全員感じるのではないでしょうか？
私も新卒で入った会社で「辞めたい」とまでは思いませんでしたが、自分の無力さに絶望をした事はあります。
「自分の能力ってこの程度なのか・・」
自分の思い描いていた事と現実のギャップに耐えられなくなる。
すると「辞めたい。」
もうホント、新卒によくあることです。
で、こんな時どうするか？
ですね。
では内容を見ていきましょう！
1.新卒パティシエ で辞めたいと思うのはOK。でも口に出したらNG。
「辞めたい」
そう思うのはOKです。
まだ頑張れます。
目の前の業務に全力で取り組みましょう。
ただし、
「辞めたい」と口に出した時点でNGです。
口に出してしまったら辞めた方が良いです。
理由は次で解説します。
2.一言でも口に出した時点で自分に負けている。
一言でも「辞める」と口に出した時点で自分に負けている状態です。
言葉の力というのは思っている以上に大きいものです。
口に出してしまったあとは言葉の力が不思議と働きます。
「やる気が出ない」
「前向きに努力ができない」
「ネガティブに考える」
こんな症状が出てきます。
私が尊敬する経営者の方が言っていました。
１代で年商2,000億を超える会社を作っている方です。
「一度、辞めると言った社員は引き止めない」
経験則としても「口に出した」人は、遅かれ早かれ退職するという事らしいです。
それなら、現時点で前向きに頑張っている社員の為に頑張る方が良い。
そう考えているとの事でした。
私もそう思います。
3.新卒4ヶ月で「辞めたい」一度は思いとどまるも翌年「辞める」
私の会社でもいました。
新卒4ヶ月目で言ってきました。
「辞めたい」
「自分は全然シェフの役に立っていない」
「仕事が全然できていない」
新卒4ヶ月で仕事ができるわけがありません。
その時点で大きな勘違いをしています。
シェフから相談を受けた時の私は以下をシェフに伝えています。
「辞めると口に出しているならすぐに辞めて貰ったらいい」
「また近く辞めると言い出すことになる」
しかしこの時はシェフの温情？で本人とも話をして続ける事になりました。
結果は、、、
その1年後に「辞める」と言い出して退職する事になりました。
その1年の間の人件費や労力がムダになります。
頑張っている他の社員に人件費や労力をかける方が良かったという事です。
当時の自分の判断が甘かったと反省しています。
4.過信せず謙虚に自分を受け止める事ができる人は成長する
「自分はある程度の仕事ができる」
新卒、中途に限らずこんな認識のパティシエ の方は結構います。
過度な自信は成長を止めます。
今回の例の方のように「自分は甘い」「自分はまだまだ」と思っているくらいが現実的ですし、意外と継続的に努力をしていけたりします。
「今の自分は洗い物や計量などカンタンな事しかできていない。」
ではなく、
「自分はまだまだ成長途上。洗い物や計量から1つ1つ階段を登っていこう。」
そう思える方が成長していくのだと思います。
5.まとめ
・「辞めたい」と思うのはOK
→目の前の仕事に全力で取り組んでみる
・「口に出したら」NG
→退職した方が良い
・今の自分は成長途上なんだ。
だから1つ1つ階段を登っていけばいい。
「謙虚に自分を受け取めること」
すごく大事な事です。
新卒の場合は特に重要かもしれません。
学生から社会人になって通用すると思っていたら全く通用しない。
これは本当によくあることです。
私も経験しました。
全くもって、全く通用しませんでした。
世界が違いました。
でもそこで謙虚になることや周りの人へ感謝することなどを学び社会人として成長していくものだと思います。
参考になると嬉しく思います。
それでは！
