こんにちは、伊東です。
世の中はバレンタインです。
私のお店もバレンタインショコラ販売始めています。
ただ、クリスマスやバレンタインなどは、
パティシエにとっては
「楽しい」というより、「つらい」
と思う場合も多いのではないでしょうか。
「辞めたいな・・・」、そう思うことが多くなる時期
でもあると思います。
そこで、「辞めたい」と思ったときに考えると良いでは?
と洋菓子店経営をして10年の伊東が思うことをお伝えできればと思います。
参考にして頂けると嬉しく思います。
①何故辞めたいか?を今一度冷静に考える
労働時間が長くて、体がしんどい のか、人間関係なのか、
何があなたの障害になっているのでしょうか?
自分と向き合い、まず冷静に考えてみましょう。
目の前の課題から逃げていると認識が出来た時は、辞めるという
選択よりは、その課題に向かって乗り越えるという経験をすることも
大切だと思います。
ただ、理不尽な位に労働環境が悪い、給料が低い、人間関係に問題がある
など、どうしようもない環境のお店があるのも事実と思いますので、
そういう時は、早く行動を起こし、転職活動に注力する方が私は良いと
思っています。
②パティシエという仕事に何を求めていますか?
これは「仕事観」といいます。
仕事に対するあなたの欲求を明確にするということです。
・とにかく、公務員のように9時~17時で働きたい
・月給20万位はせめて欲しい
・とにかくパティシエとしての技術力を高めたい
優先順位の高い方から3つ明確にしましょう。
そうする事で、あなたがどういう所で働きたいと思って
いるのかが明確になり、転職するにしても「基準」が出来ます。
働く時間が最優先なら、個人で運営しているお店などではなく、
工場勤務などが良いと思いますし、技術力を高めたいと思っている
方にとっては、工場勤務は選択肢から外れると思います。
まず、自分の中での「こうしたい」を明確にすることからです。
ただ、この場合に注意点があります。
「あなたにとって100点満点の勤務先はまず無い」
という事です。
「現状だと60点でも、
自分の努力次第で100点になるような
可能性の高い勤務先を探す」
という事が大事です。
パティシエ職に限らず、どの仕事でもそうです。
自分にとって100点の職場などまず存在しません。
③まず3年努力を継続するという考え方もあります
色々と目先は大変だけれども、「まず3年頑張ってみる」という
事も一方では大切と思います。
余りに理不尽な労働環境、理不尽なシェフや
オーナーが我慢ならない常識を遥かに超えた酷いお店である場合は、
すぐに転職をすべきでしょう。
しかし、そうでない場合は、私個人の考えとしては
「3年頑張ってみること」
を考えることをおススメしています。
私は洋菓子店の経営者ですので、パティシエの方を採用する側です。
「ここで働きたいんですけど・・」とご連絡を頂く事があります。
そのような時に、1年、2年で離職を繰り返す方は採用しません。
(特別な理由なく、離職を繰り返す人は、採用してもまた同じ結果に
なる想像がつくからです。)
逆に、1店舗で3年以上の勤務経験がある方は
優先度が確実に上がります。
仕事は、最初の1年、2年が一番基礎的な所も多く大変です。
その大変な時期を乗り越えることが出来れば仕事の面白さも
感じる事が出来るようになってきます。
短期間で離職を繰り返す人は、大体の方は問題の矛先を
「自分以外のなにか」に求めている方が多いように思います。
「自分には問題がない。周りが悪い。お店が悪い。シェフが悪い。
先輩が悪い。」という考え方です。
とても幼稚で、自立せず、他に依存している状態、考え方だと
私は思います。
自立した人、自立しようとしている人と一緒に仕事がしたいものです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
①今一度冷静になってなぜ、辞めたいのか?を考える
②パティシエという仕事に求めるものを明確にする
③まず、3年頑張ってみるという事も考えてみる
是非考えてみてはいかがでしょうか?