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パティシエとしての技術・キャリア・経営・心構え

パティシエの女性が少ない理由・現実とは?

パティシエの女性が少ない理由・現実とは?

こんにちは、伊東です。

 

「お菓子屋さんに行っても働いているのは男子ばかり」

「女性パティシエは何で少ないの?」

「有名パティシエは男性ばかりで実は男性社会?」

 

もっと女性パティシエが活躍しても良さそうだけど、何でそんな事になっているの?

 

こんな方の疑問にお答えします。

 

この記事の作成者について簡単にご説明します。

・洋菓子店の経営を10年継続中

・経営しているお店のシェフは「女性」

・子育て、家事に全力投球中(2歳は大変。。。)

 

よって、ある程度リアルな実情などお伝えできると思います。

 

本記事の内容

1.製菓業界の現状について
1-1.製菓学校は80%以上が「女性」
1-2.働くパティシエの大半は「男性」
1-3.非常に高い離職率

 

2.女性パティシエが少ない理由と現実
2-1.労働環境が悪過ぎる
2-2.出産・育児との両立が難しい
2-3.男性経営者の理解が足りない
2-4.男性経営者が時代の変化に適応していない

 

3.女性パティシエが活躍するために
3-1.環境の改善
3-2.出産・育児のサポート
3-3.経営者の意識改革

では、内容を見ていきましょう!

 

1.製菓業界の現状について

1-1.製菓学校は、80%以上が「女性」

パティシエを目指す大体の人は、専門学校に通います。

専門学校は、「女性ばかり」です。

 

パティシエという職業は、「憧れの職業ランキング」で上位に選ばれる事が多いです。

その影響もあるのか、パティシエを「目指す」女性はある一定数は存在しています。

 

1-2.働くパティシエの大半は「男性」

ところが、実際にお店などに行くとわかると思いますが、

働いているのは殆どが「男性」であるお店が多いと思います。

 

就職した女性パティシエの殆どが辞めている。

残った数少ない男性が働いている。これが実情です。

 

1-3.非常に高い離職率

以前、こんな記事を書いています。

 

過去記事
パティシエの離職率が高い理由とその対策とは?

 

「3年以内の離職率90%」が現実

 

一般的には3年以内離職率40%位ですので、異常ですね。

 

以下で少し深堀りしていきます。

 

2.女性パティシエが少ない理由・現実

2-1.労働環境が悪すぎる

・早い所では朝5時から、深夜までの労働時間

・クリスマスは「徹夜」

・休みが少ない

・厨房は冬は本当に冷える

・給料は安い場合が多い など

最近では、労働環境の改善に取り組むオーナーも増えてきていますが、まだまだこのような状況は多くのお店で見られます。

 

女性でなくても男性でも誰でもキツイです。

 

2-2.出産・育児との両立が難しい

私は個人的には「可能」だと思っていますが、

「結婚・出産」を機に退職せざるを得ない雰囲気が存在するのも事実かと思います。

 

2-3.男性経営者の理解が足りない

コレ多いと思うんです。ホントに。

 

「育てても結婚・出産で辞めてしまう」と決めつけ

「女性の方が優れている面を活かそうとしない」

 

「女性は周期があり、体調・気分の変化があるが

その理解がない」

「男性と同じ労働環境(重労働)を求める。」

 

2-4.男性経営者が時代の変化に適応していない

働く人の価値観、時代背景は昔と今とは違います。

経営者は「環境の変化に適応すること」が大事です。

 

でも、コレが中々できていないのが実情です。

「労働環境の改善を進めようとしない」

「女性が働きやすい環境・制度を作らない」

「女性ならではの事、考え方を学ばない」

「自分の修行時代は◯◯だった」という古い考え方

 

・・・

 

このままではいけないと私は思っています。

 

では、どうするべきか?以下で解説します。

 

3.女性パティシエが活躍するために

3-1.環境の改善

・労働環境の改善:深夜労働の廃止

・機械化を進め、生産性を大幅に高める

・クリスマスでも徹夜を廃止

・重労働は男性が担う

・単純作業などは外注化し、生産性を高める

 

「生産性を高めること」

「無茶な労働環境を改めること」

「重労働は男性の方が得意なので男性に任せる」

 

こういう当たり前の事を実行するという事ですね。

ちなみに、私自身は全部実行しています。

 

3-2.出産・育児のサポート

「男性」の経営者にはわからないですよね。

 

でも、私はわかります。なぜなら、

 

「育児・子育て・家事を全力で実行中」だから。

 

自慢じゃありませんが、子供が最初に発した言葉は、

「パパ」ですから。

(「ママ」じゃないですよ。ホントに。)

 

少し話がずれましたが以下を実行するという事です。

 

・育休・産休を積極的に推進する

(今は、国から助成金も出ます。)

・職場に復帰することが出来る制度を創る

(気兼ねなく戻って来れるよという制度)

・人員体制を厚くしておく
(急な休み、遅刻などにも対応できるようにする)

 

「きちんと制度を創ること」

「将来、気兼ねなく戻っておいで制度を創る」

「人員体制を厚くし、気を使わなくて良い体制を創る」

 

こんな所は大切と思います。

 

3-3.経営者の意識改革

これが、一番の「課題」のような気もします。

 

・生産性を高め、労働環境の改善を断行する

・古い価値観に囚われず、時代の変化に適応する

・女性に合った運営体制、ルール作り

・出産・育児の制度、体制を構築する

・経営の安定は、「経営者の仕事」と捉え努力する

 

「売上が足りない」

「人が足りない」

 

とか言うのは「言い訳」です。

それを何とかするのが「経営者の仕事」ですね。

 

最後に

私のお店のシェフは「女性」です。

その為か、従業員も女性が多いです。

12人で運営していますが、男性は私を含め3人です。

 

「この記事の内容を考え、実行する洋菓子店の経営者が増えれば増えるほど、女性のパティシエに活躍する場が増えていくと思います。」

 

「子供もある程度、育ったから限られた時間だけど、またお菓子作りをしたい」と考えるパティシエの活躍する場を創っていけたらと思います。

 

この記事の内容が、多くの方に届き、環境改善が進む事を祈っています。

 

それでは!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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