こんにちは、伊東です。
2009年から洋菓子店を経営しています。
国内22,000店中、食べログTOP100のお店を運営中。
以下のような疑問を持っている方いませんか?
「パティシエって何歳までやっていけるのかな?」
「独立」って感じでもないし将来がとても不安
「給料面も不安だし・・」
このような疑問にお答えします。
では目次です。
では、内容をみていきます。
1.パティシエは現実的には30代まで
「現実的に」30代までと言って良いと思います。
ただ、老舗などでは40代、50代でパティシエとして活躍されている方もいます。
私のお店の隣町に「ツマガリ」という素晴らしいお店があります。
ここは10年、20年と勤め上げる方が多い印象ですね。
ただ、こういうお店はかなりの少数派です。
長く、安定的にお店・会社を成長させ続けている洋菓子店はかなりの少数派ですから。
その為、殆どの地域では「現実的に」30代位までと思います。
2.現実的にパティシエは30代までという理由
大きく3つあるかと思います。
1つずつ解説していきます。
2-1.体力的な問題
30代に入ってくると体力は落ちてきます。
20代の頃と比べると明らかに体力の低下がわかるようになります。
「あれ?8時間くらいは寝ないと翌日かなりキツイ」
「頭痛が・・」
「徹夜なんてもっての他。」
こんな感じになります。
私はもう40代なのでより一層感じてます。。
2-2.女性の場合は結婚・出産・子育てがある
製菓の世界はとにかく「時代の変化に取り残された世界」だと私は思っています。
時代の変化にまったく適応していないお店、会社が多すぎます。
女性の結婚=退職
こんな感覚のお店が未だに多いのも事実です。
とはいえ、
子育てをしながらパティシエとして働く環境や制度を用意しているお店は増えてきています。
その為、働く場所をきちんと選ぶということが大事です。
私のお店も「シェフ自身が出産、子育てをしながら」働いています。
もうハンパなく大変です。
ですが協力を得ながら何とかやっています。
2-3.待遇・労働環境の問題
30代になって給料20万円。。。。
では家も買えません。
「家族もできたし「家」買うか!」
↓
↓
↓
でも、こんな光景は「夢」のままです。。
「パティシエは続けたい」
「だけど家族・子供の為にも良い給料が欲しい」
↓
やむを得ず転職
年齢を重ねても労働環境が悪いままですと体力的にもキツくなってきます。
じゃぁ将来が不安のまま・・・
もうどうしようもないのかな?
というとそうでもない部分もあります。
3.働くお店を厳選すれば40代、50代でも可能。但し少数派。
時代の変化に適応しようとしているお店
適応をしているお店
少数ですがあります。
こういう所では長く働く環境が整っている場合が多いです。
・地域で有名な老舗
・地域一番店で繁盛しているお店
・業歴が10年以上のお店
このあたりは狙い所です。
ある程度の売上規模があって、業歴が長いお店でないと環境を整えることが難しいです。
給料も出す力がありません。
・40代、50代は体力的な事よりは経験や知識を使う仕事を任せる
・お店が繁盛していれば給料を年齢相応に上げていける
ですからきちんとそのようなお店を探すという事が何よりも大事です。
4.まとめ
・パティシエは現実的には30代位まで
・体力的な問題
・女性の場合は結婚・出産など
・待遇・労働環境の問題
・働くお店を厳選すれば長く働く事は可能
・老舗
・繁盛しているお店
・地域1番店
など、働くお店を厳選することが大切。
フリーランス、個人事業主で成功する人は本当にゴクわずかです。
「独立開業」も同様です。
私自身が独立開業しているのでその大変さは保証します。。。
だから何も大変な道をわざわざ行く必要も無いと思います。
「働くお店選び」がとにかく最重要です。
ここが上手くいけば、長くパティシエとしてやっていけると思います。
参考になると嬉しく思います。
それでは!