こんにちは、伊東です。
2009年から洋菓子店を経営しています。
国内22,000店中、食べログTOP100のお店を運営中。
「どんな製菓学校に行けばいいのかわからない。
やっぱりフランスに行ける所かな?」
このような疑問に対し、解説します。
この記事であなたが得ることが出来ること
・製菓学校を選ぶ時のポイントがわかる
・自分に合う製菓学校を選ぶ基準をもつことができる
この記事であなたの不安が少しでも減ると嬉しく思います。
ではいきます!
1.自分をまず分析することから始める
あなたはどういうパティシエになりたいですか?
「コンクールに挑戦して世界大会に出る!」
→マリオットなどのホテル就職。
「将来は、独立したい!」
→個人の洋菓子店への就職。
コンクールなどですとピエスモンテや飴細工などの技術も必要でしょう。
でも、個人の洋菓子店への勤務では余り必要ないです。
つまり、あなたがどのような方向を目指すかによって、
「何を重視して学べば良いか?」が明確になります。
2.製菓学校の選び方
いくつかポイントがあります。
ただ、これは私の洋菓子店の経営者を10年やってきて思う「個人的な意見」です。
参考にする程度とし、最終的には自分で考えて下さい。
基本的にどの製菓学校も当たり前ですが生徒を獲得したいので「良いことしか言いません。」
あなた=お客様=製菓学校の売上・利益
ですので。
その上で、以下のポイントを注意しましょう。
2-1.講師を詳細に確認すること
「講師」と言っても色々な人がいます。
・講師は何人いるか?
・講師の経歴・経験
・各講師がどの程度、実習をしてくれるか?
・実務経験が無い講師はいるか?
・実務経験が無い講師はいるなら何人いるか?
など、細かく確認した方が良いです。
例えばあなたが飴細工を学びたいと言っても、
ホテル勤務経験があって、世界大会などの経験がある講師ならいいですが、そういう講師がいない学校に言っても意味がありません。
大手の学校では「実務経験が無い講師」なんかも結構います。
「専門学校卒業→助手→講師」という流れです。
・実務経験があるといっても、1ヶ所だけの勤務なのか詳細な経歴を確認しましょう。
→1ヶ所だけの実務だと偏った見方しか出来ない講師もいると思います。
・少なくとも2番手(スーシェフ)以上の経験がある講師か?
→ある程度の実力が無いと、2番手以上にはなれませんのでその講師の信頼度につながります。
2-2.「就職率が高い!」は当たり前。意味無しなのでスルーで。
就職率をアピールする製菓学校は多いです。
しかしはっきりいって「意味がありません。」
なぜなら現代は「人手不足の時代」だからです。
よっぽどの事が無い限り、就職先は見つかります。
そこをアピールする学校は「それしかアピールポイントないの?」と思ってしまいます。。
2-3.自分で一から作ることができる
自分で一から最後まで作る実習ができる所を選ぶ
とても重要です。
1人の講師が作り、それを30人位が「見学する」という所もありますが、意味が無いです。
「実習がある」といっても「自分で一から最後まで作る実習があるところ」にしましょう。
2-4.学費が高いから内容が良いとは限らない
これも「あるある」ですね。
学費はどこに使われるか?
・講師の人件費
・施設の設備
・広告宣伝費
・借り入れ金の返済 など
学費が、生徒にとってプラスになる所だけに使われるわけではない。
ということです。
大規模な広告宣伝をしている学校などは逆に危険だと思います。
生徒のためにお金を使うのではなく、
生徒の集客にお金を使っているわけですから。
3.最終的には「自分しだい」
製菓学校にいっても「サボってばかりで勉強しない」ではどこに行っても同じです。
・授業をマジメに聞かない
・バイトに明け暮れる
・学校の近くでの遊びに明け暮れる
・急に学校に来なくなる
・サボり始める
良く聞く話です。
結局は「自分しだい」です。
4.まとめ
・自分を分析すること
・講師の経歴・経験を細かく確認
・一から最後まで作れるか確認
・有名、学費を判断基準にしないこと
・最終的には「自分しだい」
パティシエを目指す方の人口そのものが減っているので、製菓学校も自分達の存続の為に「生徒集め」に必死です。
どこもあなたにとって「良いこと」しか言わないでしょう。
だからこそ「あなたなりの基準」を持って学校を選択して欲しいと思います。
※パティシエになるにはどうするか?
全体像を完全解説しています!
ぜひご覧ください。
それでは!