こんにちは、伊東です。
2009年から洋菓子店を経営しています。
国内22,000店中、食べログTOP100のお店を運営中。
「パワハラ防止法」が2020年6月から施行されます。
知ってましたか?
私もつい最近知りました。
という事でこの法律がパティシエ に影響するのか?
解説をしていきます。
2-1.対象は?
2-2.企業がやらないといけないこと
2-3.罰則はあるの?
2-4.製菓の世界の場合は?
では内容をみていきます!
法律の内容などの細かい話は抜きにしていきますね。
1.パワハラ防止法とは?
職場でのパワハラを防止する為に必要な措置を講じる事が企業の義務となります。
2020年6月からの施行です。
要点だけ簡単にいきますね。
2.パワハラ防止法の要点
2-1.対象は?
大企業が今回は対象となります。
この時点で、実は全企業の0.3%ですけど・・・・
中小企業は2022年4月からの施行となります。
2-2.企業がやらないといけないこと
何が義務付けられるか?
簡単に記載しますね。
・相談窓口を設置する
・プライバシーの保護
・社員研修の実施
・調査体制を整備
などです。
2-3.罰則はあるの?
罰則は・・・・
「ない」です。
「意味ないじゃん!!」
そう思う方も多いかもしれません。
ただ悪質と認められると行政指導が入ったり、企業名が公表されるそうです。
その為、少しは抑止力になるのかもしれません。
はい。という事で私達のいる製菓の世界ではどうでしょうか?
2-4.製菓の世界の場合は?
結論からいきますね。
(ほぼ)何も変わらない
残念ながら殆ど影響が無いと思います。
・製菓の世界での大企業はゴクゴク僅かであること
・殆どが中小・零細企業・個人事業主
「じゃぁ、パティシエ にとっても意味ないの?」と言うことについて考えてみます。
3.パティシエ には「ほぼ」影響が無い?
今回の法律は「大企業」を対象としています。
その為、大企業にお勤めのパティシエ にとっては良い方に改善していくと思います。
ただ殆ど99%は大企業勤務ではないでしょうから、実質ほぼ影響なしかもしれません。
ただこれは大きく世の中が変化するきっかけにはなると思います。
労働環境の改善や、給料の改善など世の中の大きな動きに押されて製菓の業界も重い腰を少しずつ上げてきている所です。
「変化」を経営者が学び、改善への取り組みを進めること
これが大切だと思います。
昔の時代のようなやり方はもう今の時代、そしてこれからの時代では通用しません。
経営者が常に新しい事、変化から学ぶこと。
そして変化していくこと。
これが大事です。
洋菓子店のオーナーもこの法律の存在すら知らない人は多いと思います。
4.今後の法整備に期待!
という事で今後の法整備に期待するしかないですね。
・中小企業は2022年4月から
・罰則なども踏まえたより厳しい措置
・努力義務ではなく「義務化」する
今の時代にパワハラは「古い」です。
時代錯誤もいい所だと個人的には感じます。
変化についてこれない洋菓子店は淘汰されていくと思います。
5.まとめ
・パワハラ防止法2020年6月から施行
・中小企業は2022年4月から
・製菓業界への影響はごく一部
(大企業対象のため)
・小さな変化かもしれないが大きな1歩
→将来、法整備が進む可能性もある
・パワハラが未だに残るような古い体質の洋菓子店は淘汰されていく時代
・経営者が時代の変化に適応していく事が大事
大きな影響はまだないかもしれません。
でも1歩は踏み出したな・・という印象です。
最近は、洋菓子店の経営者も若い年代の人が増えてきています。
その為、古い価値観で運営しているような洋菓子店は淘汰されていくはずです。
働く環境の改善については将来は「明るい」と言っても良いのではと思います。
1人1人の経営者の自覚が大事です。
微力ですが私も頑張ります。
それでは!