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小さなケーキ屋は活用必須!「セーフティネット・危機関連保証」金利0%で融資OK

小さなケーキ屋は活用必須!「セーフティネット・危機関連保証」金利0%で融資OK

こんにちは、伊東です。

 

2009年から洋菓子店を経営しています。

国内22,000店中、食べログTOP100のお店です。

 

今回は「情報共有」です。

 

小さなケーキ屋さんは活用した方が良いと思います。

コロナ禍で、少なからず影響を受けているお店は多いと思います。

 

影響を大きく受けていないお店でもぜひ活用した方が良いと思います。

私も活用しました。

今のような危機的な状況だからこそ、うまく活用できるものはしっかりと活用することが大事です。

 

危機的な状況だからこそ破格の条件で借入をする事ができたりします。

 

要点を解説していきます。

 

経済産業省は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、中小企業者の資金繰り支援措置を強化するため、信用保証制度を利用した都道府県等の制度融資への補助を通じて、民間金融機関においても、実質無利子・無担保・据置最大5年・保証料減免の融資を可能とします。融資に際しては、民間金融機関においてワンストップで手続きを行うことを可能とすることで、迅速な資金繰り支援を推進します。

出典:経済産業省HPより

 

簡単に解説すると以下です。

融資の対象要件

昨年対比の売上が5%以上下がったら対象です。

売上高▲5% 売上高▲15%
個人事業主(事業性のあるフリーランス含む、小規模のみ) 保証料・金利ゼロ
小・中規模事業者(上記除く) 保証料1/2 保証料・金利ゼロ

 

※セーフティネット4号・5号or危機関連保証の認定を市から受ける

市役所に問い合わせると良いです。

私は1日で認定が取れました。

 

金利:最初の3年は金利ゼロ!

当初3年は金利0%

4年目から金利0.7%

 

※都道府県によっては、先に一旦金利を支払い、後で利子分を支給を受けるという所もあります。

都道府県により異なります。

 

※最長5年、返済を据え置くこともできます。

 

保証料:1/2 or  0(ゼロ!)

この融資は信用保証協会付きです。

 

通常ですと「保証料」がかかります。

例えば1,000万円の融資を受ける際にかかる保証料は30万円を超えます。

これが、1/2、もしくは0になります。

 

これは大きい!!

また今回は「収入印紙」まで0円になります。

 

通常1,000万円の融資の際でも2,000円の収入印紙が必要です。

(会社と銀行で契約書が必要なので、2部で4,000円ですね。)

 

 

 

 

既存の融資の借換でも使える

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既存の融資が大体の事業所はありますよね?

 

その「借換」にも実質的に使えます。

私は実はコレ使いました。

 

例えばこんな感じです。

1,000万円の融資

借入期間 7年

金利1.5%

 

金利1.5%でも、1,000万円の借入ですから、

金利だけでも15万円/年です。

 

2,000万円の借入なら

金利だけで30万円/年です。

(※正確には計算方法は若干異なりますが、

わかりやすくする為に上記で表記しています。)

 

これらの金利負担が0になります。

(※当初3年)

 

私達のような小さな洋菓子店にとっては見逃せない金額ですよね。

2,000万円の借入なら年間60万円の現金が浮いてくる計算です。

 

「今」必要なくても借りておくのもアリ

・金利0

・保証料0

・印紙代まで0

 

こんな条件で融資が出ることはまずありません。

私も2009年から経営していますが初めてです。

 

そこで「したたかに・・・」こういう機会を活用するのも経営者の役目です。

 

私もそうです。

先々を見越して今の破格の条件で借入をして現金を確保しておく。

 

これはとても重要です。

今後「コロナ第2波」「第3波」が来ないとも限りません。

 

最悪な状況を想定し、周到な準備、対策を講じておく。

業況が良い時から、最悪な状況を想定し、準備をしておくこと。

 

こういう事が本当に大切です。

だってそうですよね。

金利0で融資が出るなんてことはまずアリえません。

 

経営者にしかできない

こういう取り組みは経営者にしかできません。

 

将来、独立を目指すパティシエの方はこういう事やるんです。

 

会社を存続・成長させること

 

経営者の最大の仕事と言っても良いです。

今回のようなコロナ禍の危機的な状況でこそ日頃の経営者の姿勢や仕事ぶりが見えてくるはずです。

 

現時点で経営が厳しい所は当然ですし、

まだ何とかなりそう・・という所もこういう機会をチャンスと捉えて活用する事を検討するのも大事です。

 

「危機」には「チャンス」があります。

 

チャンスをうまく活用していきたいですね。

私は「したたかに・・」しっかりと活用させて頂きます。

 

それでは!

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