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パティシエとしての技術・キャリア・経営・心構え

パティシエ求人(個人店)の見るべきポイントを現役経営者が教えます

パティシエ求人(個人店)の見るべきポイントを現役経営者が教えます

こんにちは、伊東です。

 

今回は、洋菓子店の経営者をしている私、伊東の立場から、

パティシエの皆さんが、転職等で求人を見る際に見るべきポイント

についてお伝えします。

 

尚、パティシエ求人といっても、ホテル、レストラン、企業、工場

個人店など色々とありますので、今回は「個人店」に絞りお伝えします。

 

①オーナー・シェフの考え方

まずは、「労働条件!」と行きたい所ですが、
この業界で特に個人店の場合は、オーナー・シェフの考えが
自分自身の価値観と大きくズレていないかを確認するのが一番
最初だと思います。

 

あなたは、「ひとつひとつ丁寧に大切にお菓子作りをしたい」と
思っていても、オーナーが「とにかくスピード重視で数を出す事が大事」
と思っていたら、もし転職できたとしてもあなた自身が苦労します。

 

労働条件、労働環境も大事ですが、個人店は小さく狭い世界ですので

「オーナー・シェフの価値観に共感できるか?」

というのが一番だと思います。

 

労働環境についてもそうです。あなたが、「お菓子作りは好きだけど、
朝から深夜までの労働は耐えられない」と思っているのにオーナーは、
「修行なんだから、長時間労働は若い時は当然」と思っていたら、
これもまたかみ合わず、あなた自身が苦労します。

 

 オーナー・シェフの考え方ってどうやって知るの?

HPや、FB等から探しましょう。探してもない場合は、面接に伺い、
あなたのお菓子作りに対する考え方や将来像を話し、それに対し、
どのような返答が来るかを見て判断して下さい。

 

②パティシエ育成への想い

次は、オーナー・シェフのパティシエ育成への想いを確認しましょう。

あなた自身の3年後、5年後どうなっていって欲しいと考えているか
質問しましょう。

 

 「3年後、5年後迄にどのようにパティシエを

  育てていきたいと思っているか教えて下さい。」

 

と質問してみて下さい。

個人店のオーナー・シェフは職人気質な方が多いです。
人材育成に対して無頓着な方が多いのが現状だと思います。

そのようなオーナーの所では、あなた自身の成長の機会、
成長のスピードは奪われる可能性が高いです。

 

この質問は、

 ・オーナー自身が人材育成をどの程度考えているか?

  ・中長期的に人材を育成する視点を持ち合わせているかどうか?

という2つを把握する事が出来る質問です。

③労働条件

ここでようやく労働条件のお話です。
1つ1つ見ていきましょう。

 給料

気になりますよね?給料については以下のように
質問をするのが良いと思います。

 

「給料は前職と同じ程度頂けたら最初は結構です。
ただ、何がどの程度まで出来て、こちらのお店に貢献
   する事が出来れば昇給出来るのかを教えて頂けますか?」

 

と聞いて下さい。

この質問は、オーナー側からすると「ドキッ」とする質問です。

そしてもう一つ

 

「昇給している方の実績を教えて下さい。」

 

1年目、2年目、3年目と中途の方が転職してきて
どの程度の昇給実績があるかを確認して下さい。

これで、あなたがどの程度の努力をすれば、どの程度まで
いつまでに昇給出来るかイメージが掴めるはずです。

 

 社会保険

法人の場合は強制適用事業所になりますので、社会保険加入
     は当たり前です。

問題は、個人事業で5名未満の事業所の場合です。
任意での加入となる為、必須ではありません。

社会保険加入が無いとあなた自身で国民年金保険料を
支払う事になり、負担が大きいと共に将来的に損をします。

その為、「社会保険完備」という所で働くのが賢明かと思います。

 

  × 雇用保険、労災保険

  〇 社会保険完備

 

という事です。

もし、法人なのに社会保険完備ではない場合は、
オーナー自身に知識がないという事と、従業員の労働環境改善への
意識が低いという現れだと思いますのでやめておいた方がよいと
私は思います。

 

  (実際の)労働時間

『繁忙期(12月~3月頃)と、閑散期(6月~9月頃)の
   実際の労働時間の目安を教えて下さい。』

と聞いて下さい。
この環境があなたが許容できる範囲かどうかを確認しましょう。

この事については更に以下の質問をしてみましょう。

 

  「今後は労働時間の改善への取り組みはどんな事を
   されているのでしょうか?」

 

これも、オーナーからするとドキッとする質問です。

  労働環境

社員数、各社員の在籍年数、PAの人数、在籍年数を
を確認しましょう。

パティシエの世界は3年で90%は離職するような世界ですが、
離職率が低いお店の場合は、比較的労働環境がよかったり、
先輩社員が後輩社員を教育する体制をとっていたりする
可能性が高くなります。

長く働く社員、PAが多いお店の方が安心して働けると思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

個人店のパティシエ求人の場合は、いわゆる労働条件は
余り良い所は多くはないと思います。

 

それでも、お菓子作りに真摯に取り組んでいたり、あなた
自身も短期間で幅広い業務を習得し易い環境であったりと
良い面もあります。

 

つまりは、あなたとオーナー・シェフの価値観の共鳴度合い
がまずは大切という事です。

 

そこがクリアして初めて、給与、労働時間、待遇等の確認を
する事が大切と思います。

 

パティシエにとって、働くお店というのは将来を決定づける
事になりますので、とにかく慎重に慎重にお店選びをして下さい。

参考にして頂けるとうれしいです。

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