こんにちは、伊東です。
2009年から洋菓子店を経営しています。
国内22,000店中、食べログTOP100のお店を運営中。
ググったりするとこんなコメント多いですね。
・パティシエは給料が低い
・労働時間の割に給料が低い
・時給に換算すると◯◯円。。。
殆どが「元パティシエ」の方ですよね。
これを見た、パティシエの卵の方は不安になりますよね。
「でも本当に給料安くて大変なのかな?」
「給料高い人はいないのかな?」
今回は、この疑問に回答できるようにしたいと思います。
こういうのを見るたびに毎回毎回毎回、思うことがあります。
「参考にならないな。コレは。」
理由と共に解説します。
また、どう考えたらいいかも解説します。
本記事の内容
では、内容みていきます!!
元パティシエの「給料安い」は参考にならない
参考にならないですね。ホント。
怒られそうですが。。
まず「参考にならない理由」について解説します。
2.参考にならない理由
いくつかありますが、大きく4つにまとめます。
2-1.本人が経験した範囲の話だから
コレ、皆さん気づいていますか?
日本国内には、2万店舗以上の洋菓子店があります。
パティシエの数でいうと、10万人以上はいます。
「給料安い」と言っている元パティシエは、その中の何店舗に勤務したんですかね?
「多くても数店舗」
「1店舗だけ」
ですよね?
そのせま~~~い範囲の経験で、パティシエという職種・仕事の全部が「給料安い」と言うのは適当ではないです。
話が飛躍しすぎていることに当の本人も気づいていません。。
1/100,000 の意見ですよ。。
だから、参考になりません。
「自分の場合はこうでした」というのが正確です。
2-2.満足しているパティシエは発信などしない
仕事にやりがいを持ち、待遇、給料に満足しているパティシエはわざわざネットに発信したりしないですよね?
「給料低い」という声は「パティシエ全員の声を反映しているわけではない」
ということは理解しておく必要があると思います。
どの世界でも同じです。
同じ業界、同じ会社でも給料が低い人、高い人いますよね?
「給料が低い人」が不満を言いがちなのも共通しています。
2-3.職歴・経歴が明示されていない
・職歴
・経歴・・勤務経験、年数、職位
・分類・・個人店・ホテル・カフェなど
・勤務先の状況・・繁盛店、人気店、お客様が少ないお店などにより
給料を出せるかどうかも大きく変わる
・年齢・性別
コレくらいの情報が無いと判断できませんよね?
2-4.本人に問題があった可能性について言及がない
本人に問題がある場合も多いにありますよね?
こういう事を考えずに、ただ「給料低い」と言っても、内容を見た方の不安を煽るだけですし、説得力に欠けると私は考えます。
色々なパティシエを見てきましたが、きちんと努力を継続できている人は給料も職位も上がっています。
他者との競争に負けている元パティシエが「様々な不満をぶつけているだけ」と私には見えてしまいます。
どの世界もそうです。
・デザイナー
・音楽家
・料理人
・美容師
・パティシエ
「不満を言う側」ではなく、
「プロとして活躍する側」になる!
こういう考え方が大事だと思います。
以下で、事例を簡単に紹介します。
パティシエの給料、そんな悪くないですよ。
(※高給ではないですが・・)
3.事例
・27歳・経験7年 27万/月
・28歳 経験8年 28万/月
・26歳・経験5年 26万/月
・25歳・経験4年 17万/月
私のお店に面接に来た方の月給の一例です。
賞与なんかも出ていますので、20代後半で年収400くらいにはなっています。
(年収360万が、国内の労働者の年収の中央値といい、
この年収の人口が一番多いです。)
そんな悪くないです。
とはいえ、不当に低い給料で働いている方もいると思います。
そういう方は「対策」を打っていないからだと私は考えます。
その対策は2つです。
4.対策は2つご紹介します!
・転職し、環境を変える
・自分の価値を高める
給料がもし低いというのでしたら対策は2つ。
あなたが望む高い給料を出せる所を探し転職すること
あなた自身の価値を高めること
「給料が低い」と不満を言っている人達はこの2つの行動とってますかね?
まとめ
いかがでしたでしょうか?
「自分の価値を高める」
「自分を評価してくれる場所で働く」
「他責」ではなく「自責」
→問題の原因は「自分にある」
こういうことを考え、行動できる人は「給料が低い」など不満を言うこともないと思いますし、きっと満足いく待遇、技術を身につけることができるのだと思います。
参考になると嬉しく思います。
それでは!