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パティシエールは軽視され過ぎている件

パティシエールは軽視され過ぎている件

こんにちは、伊東です。

 

私のお店のシェフは女性です。

製菓の世界は何だかんだいって「男性社会」です。

 

創業の時「女性」というだけで悔しい想いをした事は何度もあります。

 

今回はパティシエールは軽視され過ぎ!という事について解説したいと思います。

 

 

本記事の内容

1.パティシエールとは?

2.パティシエールは軽視され過ぎている

3.パティシエールが軽視される理由

4.私のお店のシェフの事例

5.まとめ

 

では、内容を見ていきましょう。

 

1.パティシエールとは?

パティシエという言葉は良く知られていると思います。

しかしパティシエールというと意外と知られていないですよね。

 

菓子製造職人の男性はパティシエ 。

女性はパティシエールといいます。

フランス語では、男性名詞と女性名詞があります。

 

販売員も同様ですね。

ヴァンドゥーズ(女性)とヴァンドゥール(男性)といいます。

 

お菓子を専門に販売する職種のことです。

意外と知られていないと思います。

 

2.パティシエールは軽視され過ぎている

専門学校生の8割以上は女性です。

 

しかし、職場では男性のパティシエ がほとんどというのが実態です。

 

なぜそうなるのでしょう?

私のお店はちなみにシェフ含め10名の従業員がいます。

男性は2人です。他は女性です。

 

一般的なお店などとは逆です。

 

なぜでしょうか?

パティシエールが軽視されがちな点とその理由について解説しています。

 

3.パティシエールが軽視される理由

「軽視」という言葉が適切かどうかわかりません。

「活かされていない」という方が良いかもしれません。

 

軽視される理由として考えられる事は以下です。

 

・男性社会を前提とした常識を押し付ける風潮がある

→重労働、長時間労働を押し付ける

 

・多くの店の経営者が男性の為、女性を軽視しがち

 

・出産などで退職してしまうと経営者が考えている

→男性を重視しがち

 

・パティシエールで活躍している人は少数の為

 

・独立開業して活躍しているパティシエールは更に少数の為

 

主な理由はこんな所だと思います。

私自身が今は洋菓子店の経営者です。

 

ですからこのように考える気持ちはわかります。

 

ただ時代は変化しています。

もうこういう考え方は「古い」と認める事が大事です。

 

私のお店のシェフも女性です。

最近はそうでもないですが創業時は悔しい思いを色々としました。

 

紹介しますね。

 

4.私のお店のシェフの事例

思い出すだけでも気分が悪いのですが、参考までにご紹介します。

 

4-1.メチャ上から目線で色々言われ、結局取引させてもらえず

ある製菓問屋に開業時の仕入れの事で取引をお願いしたいという事で伺いました。

 

シェフは修行期間3年もかけていません。

当事の常識だと10年、15年の修行が当たり前です。

 

・女性

・修行期間3年弱

 

こんな状態です。

 

「パレスホテルには何年いらっしゃったんですか?」

 

「ポートピアホテルには何年?」

 

「ほぉーう、では3年も(修行)されていないんですねぇ・・」

「う~ん。」

 

なかなか伝わりにくいかもですがメチャメチャ上から目線でした。

さらに「本当にあなた大丈夫???」というオーラがプンプン伝わってきます。

 

結局、取引を始める事すらできませんでした。

 

4-2.「月のお取引額15万円は必要ですが大丈夫ですか?」

これは別の製菓問屋さんに開業時の仕入れの相談に伺った時に言われました。

もう本当に「雰囲気ですよ」「雰囲気」

 

「どうせ趣味程度じゃないんですか?」

 

「大丈夫ですか?」

 

と直接は言われないもののそんな雰囲気をプンプン感じる言われ方でした。

 

本当はもっとあるのですがこの2つだけにしておきます。

 

本当に悔しい想いでした。

 

5.まとめ

パティシエールが軽視される理由でも記載していますが、パティシエールの成功者が実際に少ないというのも事実です。

 

製菓問屋さんはその事を充分に知っている。

だからこその対応だとは思います。

 

人として敬意を払う姿勢が無いな・・とは正直思いましたが・・

 

社会は甘くありません。

「実績」が全ての世界です。

 

今回紹介した2社、実は私のお店の実績が出てくると向こうから営業に来ました。

1社は支店長が直接来店です。

 

あれほど上から目線での対応があったにも関わらずです。

 

「ぜひ、お取引をお願いします!」 

 

今は2社ともお付き合いがあります。

 

「開業時にこんな対応されましたよ」

 

と直接伝えると完全に平謝りです。

まぁ、でもそんな世界です。

 

「実績」がモノを言う厳しい世界ということです。

 

最後に

私が思うにパティシエールの方たちの素晴らしい所は沢山あります。

 

個人的には男性のパティシエより女性のパティシエールの方が優れているなと思う事は沢山あります。

 

ただパティシエールの皆さんへの「配慮」が足りない働き場所が少ないという問題があるのだと思います。

 

・重労働を押し付ける

 

・長時間労働

 

・出産・子育てをする方への配慮・制度設計

 

・暴力・パワハラが未だに残っている

 

・言葉の暴力・過度なストレス環境

 

適材適所で、それぞれが活躍しやすい環境を経営者の責任で整えることが大事と思います。

 

私のお店ももっと改善をしていかないと!と思い色々な取組を進めています。

 

パティシエールの方にとってもっと夢が持てるお店を作っていきたいと思っています。

 

それでは!

 

 

 

 

 

 

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