こんにちは、伊東です。
2009年から洋菓子店を経営しています。
国内22,000店中、食べログTOP100のお店を運営中。
今回は「成長のサイクル」についてです。
パティシエってこんなイメージありませんか?
「一流になるまでは10年~15年かかる」
「40歳位までには独立できたらいいな」
「給料もいつかは月収25万円位は貰えるといいな。
でもそんな甘くないんだろうな・・」
そんなあなたに朗報です。
10年?15年? 必要ないです。
3年もあれば「修行」は充分です!
「成長のサイクル」
これが大事です。
本記事の内容
・成長のサイクルとは?
・成長のサイクルの前提条件がある
・10年~15年も必要ない
・事例紹介:当店のシェフの場合
・まとめ
成長のサイクルとは?
PDCAサイクルって聞いたことありますか?
ウィキペディアによると以下です。
PDCAサイクル(PDCA cycle、plan-do-check-act cycle)は、生産技術における品質管理などの継続的改善手法。Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)
の 4段階を繰り返すことによって、業務を継続的に改善する
①目標をきめる
②行動してみる
③うまくいった理由、いかなかった理由を考える
④改善するために何をするかを考える
という一連の流れを繰り返すということです。
前提条件がありますが製菓の業界では使えます
このPDCAサイクルという考え方は、日本で使われる事が多く、古い考え方です。
ただ、私は、製菓の業界においては「まだ使える考え方」だと考えています。
・シェフを中心とした組織であること
・職人の世界であり、指示される事が多い世界であるという事
説明すると長くなるので、簡単に触れる程度にしておきます。
10~15年も必要ない
この10年、色々なパティシエを見ていて感じる事があります。
「毎日、目標を持ち仕事をする習慣がある人が少ない」
「そもそも、そんな事を教えられていない。」
「自分を成長を加速する考え方を教えられていない。」
「だから、10年、15年と成長までに長い時間を要する」
少し例をあげます。
Aさんと、Bさん、どちらが仕事できるようになりそうですか?
「毎日、目標をもって仕事をし、その日のうちに結果を振り返り、翌日には改善に取り組む」
「毎日、とりあえず頑張る。頑張るけど、同じミスを繰り返してしまう。」
例えば、年間250日働くとします。
Aさんは、少なくとも250回は改善に取り組むことになります。
それが、3年続くとどうでしょうか?
3年でAさんは、750回もの改善に取り組むことになります。
もう誰が考えても、BさんよりはAさんの方が仕事ができるようになる可能性は高いですよね。
事例紹介
「成長のサイクルっていっても、本当に成長のスピードが早まるの?」
と感じる方もいると思います。
実例をご紹介したいと思います。
実は私が経営するお店のシェフがまさにそんな感じなんです。
簡単に以下に整理します。
・修行期間、3年弱
・日本最大級のコンクール「ジャパンケーキショー」で
連合会会長賞受賞(1位)
・その後、独立開業を果たす
・10年継続する
・食べログ芦屋市でNo.1の評価
・国内2万店舗ある中で上位100店舗が評価される
百名店に毎年選出
・「成長サイクル」を毎日、何回も何回も行ってきている
・ノートに整理をし、更に手作業でも
「成長サイクル」を行ってきている
・自宅でも、お菓子づくり漬け状態
成長サイクルで、まとめた事(レシピなど)を実際に家で試作をし、実践でも成長サイクルを回す
「成長サイクルの回数・量」が多い
「実践でも成長サイクルを回す行動を継続してる」
まとめ
シェフは、成長のサイクルなんて知りません。
でも「自然と」成長サイクルを自分で考えています。
本人も言っていました。
実行している人が言っているので、信頼度は高いですね。
この記事を見た方はぜひ参考にして、自身の毎日の仕事に活かして下さい!
それでは!