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なぜ、一部のパティシエは給料が高いのか?

なぜ、一部のパティシエは給料が高いのか?

こんにちは、伊東です。

 

2009年から洋菓子店を経営しています。

国内2万2000店中、食べログTOP100のお店を運営中。

 

タイトル見ると、「そんな人いるの??」と思っている人いますか?

 

います!

 

でも、「一部」ですけど、いるのは確かなわけです。

 

今回は「どういう一部のパティシエが給料が高いか?」
「どういう努力をしているパティシエが結果として給料が高くなっているか?」

について、私自身がその人から直接聞いた話に加え、私なりの考えも
同時にお伝え出来ればと思っています。

 

今、毎日頑張っているパティシエの皆さんの参考にして頂きたいと共に、
「意外と夢のある世界!」と感じて頂けると良いなと思っています。

 

 

一部のパティシエとは

年収600万位を超えてきているパティシエの方は、
「一部の」側に入ったパティシエと言えると思います。

どんな方がいるでしょうか。

 

・ホテル等のシェフクラス

・独立開業者

・レストランのシェフクラス

・海外でシェフとして活躍する方

 

この辺だと思います。

私が直接話を聞いたことのあるシェフは、

 

年収1,200万でヘッドハンティングされたり、引く手数多だそうです。

 

こんな人もいます。実際に。

 

海外でシェフとして活躍する可能性

これ、意外と今の時代、需要があります。

今だから言えますが、私のお店も、海外で出店をしたいという
事で、お声がけを頂いたことがあります。

シェフとして活躍できる人材を私のお店から派遣をし、
事業展開をしたいとのことでした。

 

年収は600万円。自宅は用意しますとのこと。つまり家賃タダ。

 

アジア圏で、生活費もお安めなので、年収600万あれば毎年300万~400万円は
貯蓄が出来るペースです。

 

ホテルシェフへの道は相当競争も激しく、本当に難易度が高いと思います。

独立開業も、私自身やっていますが、本当に難易度は高いです。

 

ただ、海外でシェフとして活躍する というのは需要もありますし、
実現の可能性は比較的高いのかなと思っています。

 

日本は、世界第3位の経済大国ですが、世界の中で見ると
多くの方が思っている程、裕福な国ではもはやなくなってきています。

国別の1人当たり名目GDP等見ていると、本当に暗い気持ちになってきます。ホント。
IMFが発表しているデータによると、2018年、日本は何位だと思いますか?

日本は世界第3位の経済大国ですが、26位だそうです。

 

 

給料も上がっていないですし、経済成長率の見通しも暗いですよね。

 

視点を変えて、海外で活躍をするという事はパティシエとしての
可能性を大きく広げると共に、年収の面でも日本ではありえない
金額を得る事が出来る可能性が高いと私は思います。

 

海外で、3年位頑張って、1000万位貯蓄をして、日本に戻って
何か好きな事をやるという選択肢も持つことが出来ます。

 

「一部」と「その他大勢の違い」とは

違いをもたらす「違い」とは何でしょうか?

これは、私の持論も含みます。

 

 ①努力の「量」が他とは圧倒的に違う

私の場合、身近にいるシェフの努力を見てきていますが、
半端ないですよ。ホントに。

 

製菓関連の本、何冊あるかわからない位、
尋常じゃない位あります。

本を買いにいく為だけに、フランスに行ったりしていました。

 

語学も勉強しているので、ある程度は話せますし、読むのは出来るわけです。

 

勉強に費やす時間、努力の量が圧倒的に違う

 

これは、確実に言えるのかなと思います。

 

製菓関連の本、皆さん何冊持っていますか?

何冊読破し、そこから学び、自分の仕事に活かしていますか?

 

100や200じゃ聞かない位、いろんな本が、フランス語でかかれた
私からすると意味不明な本が数えきれない位あり、シェフはそれらを
全て目を通し、気になった所には付箋が貼ってあり、レシピを参考にしたり、
ノートにまとめたりしています。

 

 ②仕事ができる人を真似する事を素直に実行している

これもシェフの話ですが、パレスホテル在籍時、仕事ができる先輩、上司の
使っている道具も全て同じものを揃える所から始めてました。

 

「フランスで買った」と聞いた道具は、フランスまで買いにいっていました。

 

そして、その仕事ができる人の動作、カットの仕方、目線、考え方、
全てをまず真似するという事を徹底したそうです。

 

 ③「挑戦」をし、「リスク」をとっている

他の人が中々やらないような事に積極的に挑戦をし、自ら
リスクを取る事が出来る人がやはり最終的には、チャンスを
掴み、高収入を得る結果になっているのではと思います。

 

普通、製菓の道具を買う為だけに、本を買う為だけに

フランス行きます?

旅費、宿泊費入れると本1冊いくらだよ???という感じです。

 

海外でシェフ?「ん~~何か大変そう」って思いますか?

 

でも、そういうリスクを取ったり、挑戦をしている人にしか
良いチャンスは巡ってこないものだと私は思います。

 

まとめ

いかがでしたか?

 

 ①圧倒的な「努力量」

 

 ②仕事ができる人を100%真似る。素直さ、行動力。

 

 ③他の人がやらないような事をリスクを取り、挑戦する。

 

言葉でいうと、「そうだよな。」と感じると思いますが、

「実行出来ていますか?」

と言われると・・・・

 

パティシエは給料が安い という事はよく言われますが、

高給取りなパティシエも実際はいます。

 

どうせパティシエを志すなら、「一部の」パティシエを目指すのが

良いのでは?と私は思います。

 

是非、参考にして下さい!

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