こんにちは、伊東です。
2009年から洋菓子店を経営しています。
国内22,000店中、食べログTOP100のお店を運営中。
「パティシエは中学生にとっては憧れの職業。
だけど、現実・・ブラックでキツイ。。」
「【本当に】憧れるような職業なの?」
私は【本当に】憧れの職業にしたい。
そう思っています。
今回はパティシエを【本当に】憧れの職業にするにはどうするか?について私なりに解説をしていきます。
では内容を見ていきましょう!
1.なぜパティシエを【本当に】憧れの職業にする必要があるのか?
経営者、パティシエ、全員が【パティシエを憧れの職業にする!】と想い、そこに向けて努力を続けることで全員が幸せになる。
そしてお客様に最高の商品やサービスを提供することができるようになる。
・経営者
・パティシエ(従業員)
・お客様
すべてにとって良い結果をもたらす。
これはもう私の個人的な「想い」です。
中学生にアンケートを取ると必ず出ますよね。
「将来はパティシエになりたい。」
でも、現実は厳しい職業です。
・働く時間が長い
・給料は低い
・パワハラ問題
・暴力の問題
・人格を否定される言葉使い
そりゃ誰も憧れませんよ。。
パワハラとか暴力とかホント終わってます。。
ただでさえ少子高齢化は進み、若い人口は減少中。
パティシエになろうとする人の数そのものが減っています。
専門学校もどんどん閉校しています。
ただでさえ、人の数が減っている中、働く世界が灰色どころか真っ黒だったら誰も働きたいと思わないですよね。
もう「負の連鎖」なわけです。
少子高齢化で、パティシエを目指す人が減る
↓
パティシエの世界の悪いイメージが増す
WEB、SNSで今はいくらでも情報を得ることが可能
↓
より一層、パティシエを目指す人が減る
この「負の連鎖」を誰かがいつか断ち切る必要があります。
業界の専門誌にも「人手不足」「人手不足」と問題が取り上げられています。これを見ていつも思います。
「なにいってんの???💢💢」
「パティシエを憧れの職業にする努力が足りない」
「ここが本質!」
「少子高齢化は今に始まったことではない。」
「福利厚生の為に社会保険に入りました。」
なんて寝ぼけたことを言っている記事を良くみます。
「何いってんの?💢そんなの当たり前!!」
この感覚の鈍さも問題だと思っています。
社会保険の加入なんて当たり前です。
福利厚生でも何でもありません。
「あたりまえ」です💢💢💢
社会保険適用の事業所は日本に200万社あります。
「あたりまえ」なんです。
社会保険がある職業が【憧れの職業】になりますか?
なりませんよね?
もっと「目線」を上げないといけないんです。
自分が好きなお菓子づくりに全力で取り組む毎日。
お客様からは「美味しかったよ!」と感謝の声。
生活に不自由の無い給料
無理の無い労働時間
お菓子づくりを極める為に努力する厳しさは必要
厳しい仕事だけど自分の成長を実感できる
その結果「お客様から感謝される」「必要とされる」
パティシエはこんな職業だと私は思っています。
「価値」あると思いませんか?
2.どのようにパティシエを本当に憧れの職業にしていくか?
大きく2つあると思っています。
①情報を発信して情報格差を無くしていく
↓
今の時代は「情報」で差がつきます。
②自ら実践する
↓
言うからには自分がやる
①で広く情報を発信することで情報格差をなくしていく活動です。
「給料を3年で100万上げる」
「3年かけずに独立開業を実現する」
私のお店で実現していることですが知らない方からすると「えっどうして?」というようなことも「情報の格差」です。
だからWEBを活用し「情報格差をなくしていく」。
その為にこのブログも執筆しています。
役立つ人がいると良いなと思っています。
②「自ら実践する」
モチロン、私自身も挑戦中です。
これまでも他の記事でも解説をしてきています。
今後も実践状況についてはこのブログでも取り上げていきたいと思っています。
そして「憧れの職業」ってどんな状態でしょうか?
人それぞれの価値観があると思います。
以下で私なりの「定義」について解説します。
3.何を実現することで【憧れ】の職業といえるのか?
私が実現しようとしていることは以下です。
ポイントは以下です。
■一流の技術・意識を持つパティシエの育成
■お客様からの圧倒的な支持
■生活に不自由しない待遇・環境
+
■子育てとの両立
■お客様からの圧倒的な支持を頂けるお店を作る
■プロ意識の高い、技術力があるパティシエを増やす
■閉店後1時間以内の帰宅
■社員平均年収400万
(※日本の年収中央値:360万円)
■人間性を高める努力をする風土作り
・くだらないパワハラ・いじめ・人格否定がない職場
■子育てとの両立(シェフ実践中)
ただ働く時間が短いだけ、給料が高いだけだと意味がないと思っています。
パティシエは職人です。
職人として技術・センスを高めることについては厳しく追求をする環境は大事です。
給料がある程度よくて働く時間が短いから憧れないですよね?
やっぱり、パティシエとしての技術・センスを磨くことが大前提だと考えます。
4.まとめ
ではまとめていきます。
■パティシエを憧れの職業にすることで、経営者、パティシエ、お客様、すべてが幸せになる。
■将来なりたい職業No.1。しかし、現実は過酷な「負の連鎖」の世界
→これを誰かがいつか変えないといけない。
■WEBを中心とした情報発信を通じ「情報の格差」を無くしていく
■個人的にも実践し、情報発信をしていく
■憧れの職業と言われるためには
・一流の技術・知識を有すること
・お客様からの圧倒的な支持があること
・生活に不自由しない待遇・環境があること
・1人1人が人間性を高める努力をすること
・子育てとの両立ができる働く環境づくり
※技術の追求は厳しさが必要
※「働く時間が短い」「給料がいい」だけではダメ
この取り組みは、私だけが努力しても叶いません。
1人1人が現状に問題意識を持つこと。
「憧れの職業になるってどんな状態?」ということを考えて、改善し続けること。
それが大事です。
私の取り組みについては、また進捗はお伝えしていこうと思います。
それでは!