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パティシエが転職する時に考えるべき重要なこととは?コレを外すと転職は失敗します!!

パティシエが転職する時に考えるべき重要なこととは?コレを外すと転職は失敗します!!

こんにちは、伊東です。

 

2009年から洋菓子店を経営しています。

国内22,000店中、食べログTOP100のお店を運営中。

 

「転職しようかな。」

 

「でも、今が転職のタイミングかな?」

 

「転職のタイミングを見るために大切なことってなんだろう??」

 

「転職」

 

ぶっちゃけ今の職場がイヤ

キツイ

給料やすい

働く時間が異常

先輩がイヤ

シェフがイヤ

いじめがイヤ

 

・・・・

 

まぁ、色々とありますよね。

どのタイミングで転職をするか?

 

殆どのパティシエの方はこの転職のタイミングを誤っていると感じています。

「現状がイヤだから転職する」

こんな方が多い印象です。

 

でも、

これから解説する「重要なこと」を意識するだけであなたの転職は前向きなものになるはずです。

 

言われてみれば「あたりまえ」

でも「実践できているか?」というと・・・

 

転職を考えている方

いつかは転職するだろうなと思っている方

 

ぜひ目を通して頂いて、明日からの仕事に役立てて下さい。

 

 

 

 

本記事の内容

1.パティシエが転職する時に考えるべき重要なこととは?

2.自分のステージが上がる転職をする為に必須なこと

3.「即戦力」と「ただ経験がある」パティシエの違い

4.転職のために時間を使う必要すらなくなる

5.まとめ

 

では内容を見ていきます。

 

1.パティシエが転職する時に考えるべき重要なこととは?

店舗外観夜

はい!まず結論。

 

今の職場で、何かしらの「成果」を必ず出すこと

 

成果が無いまま転職はダメ👎

 

超シンプル!

 

 

これだけです。

理由もカンタンです。

 

2.自分のステージが上がる転職をする為に必須なこと

タイトルの通りです。

 

転職はステップアップするためにするもの

 

現状から逃げる為にするものではない

 

ステップアップ

 

・給料が上がる

・職位が上がる

・より高いレベルの環境で仕事をする

・自分の幅を広げる仕事に就く

 

「何かしらの成果」

 

転職する時には本当に重要です。

それは「採用する側」の立場になると明快にわかります。

 

次で例をあげます。

 

 

3.「即戦力」と「ただ経験がある」パティシエの違い

私のお店に以前、30歳の女性のパティシエの方が面接に来ました。

この方が言った一言で私は採用を決めました。

 

「ナッペはできます。」

 

なぜすぐに採用を決めたか?

この方は、接客は多分苦手、コミュニケーション能力もあまり高くありません。

工場勤務が長かったので焼菓子もできません。

 

「できないだらけ」

 

な方でした。

でもナッペは一流でした。

 

つまり採用した初日から即戦力になる分野を持っている。

 

作業も丁寧できれいで早い。

素晴らしかったです。

 

人を採用すると「人件費」がかかります。

こういう「即戦力」の方は、初日からお店の業績に貢献してくれます。

つまりこういう事です。

 

「人件費がかかっても、即戦力の分野で仕事を担って貰うことで、業績の目処をつけやすい。」

 

「投資(人件費)に見合う売上が計算できる」

 

採用しても「赤字にならない」と計算できる

 

そしてこのような方は他の仕事をして頂いても非常に覚えが早いです。

ナッペは極めているので、その過程で培っている能力が発揮されるからです。

 

・丁寧な作業

・作業のスピード

・生クリームの扱い

 

だからケーキの仕上げなどはすぐに任せることができます。

洗い物もとても丁寧です。

一から教えていく必要がありません。

 

 

一方、こういう方は困ります。

 

「ひととおり経験してきました。」

 

こういうパティシエは「即戦力」になりません。

自分が自信を持てる仕事が明確にありません。

 

こういう方は戦力化までに教育を必要とします。

その為、採用してからしばらくの間は、お店の経営的には「赤字の社員」です。

 

色々と経験はしてきたけど「ここだけは一流のレベル」といえるものや「経験」が無いのです。

 

 

4.転職のために時間を使う必要すらなくなる

「何かしらの成果」がどれほどの威力を転職で発揮するか?

 

私のお店のシェフを例に解説します。

 

4-1.個人店で2ヶ月で全ての生菓子の仕込みを任される

最初に勤務した個人店ではたったの2ヶ月で先輩の皆さんは差し置いて、生菓子の仕込みを任されるようになりました。

 

そして何とたったの3ヶ月で退職。

 

でも「成果」上げてますよ。

 

たった2ヶ月で生菓子の全ての仕込みを任される

 

4-2.ホテルへの転職

本来ならホテルへの就職はカンタンではありません。

まして、彼女の場合、経験は個人店3ヶ月のみです。

 

でもパレスホテルに就職が決まります。

 

彼女の個人店の時の話を聞いた方がパレスホテルの偉い方とつながっていて「紹介」してくれたんです。

だから面接なしで採用です。

 

4-3.次のホテルへの転職

パレスホテル在籍時はこんな感じ

 

半年後にはシェフの替わりを任される

 

ジャパンケーキショー1位受賞

 

もう充分な実績です。

次の転職先は神戸のホテルです。

 

これがまた驚きです。

東京のパレスホテルの製菓部門を監修するフランスで2つ星のレストランのシェフがいます。

そのシェフが、神戸のホテルの製菓部門のTOP(これもフランス人)に彼女を紹介してくれました。

 

つまりこれも面接など一切なしです。

 

彼女の「実績・成果」がいかに威力があるかおわかりだと思います。

 

5.まとめ

「何かしらの成果を出す」

 

成果を出すからステップアップする転職ができる

 

今回はこの1点に尽きます。

 

皆さんどうですか?

「現状がイヤだから転職する」みたいになっていませんか?

 

◯◯なら私がNo.1!!

 

この◯◯を見つけて下さい。

それがあなたの「強み」になります。

 

例えば私のお店なら「タルトフォンセなら自信があります。」というパティシエがいたら採用します。

他は何もできなくても別に良いです。

 

私自身の場合。

コンサルティングの会社にいました。

当時300人いる部署です。

 

そこで顧客(経営者)が担当コンサルタントを評価する仕組みがありました。

私は、顧客である経営者からの評価TOP3でした。

 

顧客の望み(業績、会社作り)に貢献しているという評価を受けていたという事です。

 

その後、私の場合は転職・・というか独立ですね。

こういう経験は独立後にものすご~~~~~く役立っています。

 

小さな洋菓子店の経営ならお任せ!!

 

今の私はこんな感じです。

 

企業経営について7.5年

その後、

自分が経営者として小さな洋菓子店経営11年

 

小さな洋菓子店の経営は「わりと得意」です。

 

あなたは何ができる人ですか?

 

明日からの仕事の取り組み方が変わるはずです。

役立ててみて下さい。

それでは!!!

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