» パティシエは何をモチベーションに頑張っているのか?
 » パティシエは何をモチベーションに頑張っているのか?

現役洋菓子店経営者だからわかる
パティシエに役立つリアルな情報をお届けします。

パティシエとしての技術・キャリア・経営・心構え

パティシエは何をモチベーションに頑張っているのか?

パティシエは何をモチベーションに頑張っているのか?

こんにちは、伊東です。

 

2009年から洋菓子店を経営しています。

国内22,000店中、食べログTOP100のお店を運営中。

 

こんな方いませんか?

 

「パティシエって本当に大変。

だけど中には高いモチベーションで頑張っている人いるよな?」

 

「そんな人は何で頑張れているんだろう?」

 

今回はこんな疑問に対し解説します。

 

「ちょっとテンション下がり中・・」

「心折れそう・・」

 

そんな現状を乗り越えるために役立てて頂けると嬉しいです。

 

 

本記事の内容

1.パティシエの原点を忘れない人は頑張れる

2.「立ち返る原点」がある人は精神的に強くなれるから

3.事例「常に原点を意識し続けること」

4.テンション下がり気味のパティシエへのメッセージ

5.まとめ

 

ではみていきましょう!

 

1.パティシエの原点を忘れない人は頑張れる

パティシエのイメージ、どんなカンジですか?

 

「働く時間が長すぎる・・」

「給料が低い」

「先輩やシェフとの関係が大変・・」

 

よく聞く話です。

でもそんな中でも前向きに頑張っているパティシエも沢山います。

 

色々な想いの中でみなさん頑張っていると思います。

 

なぜ頑張れるのか?

私が思うには「パティシエとしての原点」を常に持っていること。

 

どういうことかというと以下です。

 

パティシエはお菓子づくりをする職人。

そして、

お菓子づくりを通じて人に喜びを与えること。

 

それがパティシエのしごと。

 

「人に喜んでもらう仕事」なんですね。

 

ではこの原点があるとなぜ頑張れるか?

解説していきましょう。

 

2.「立ち返る原点」がある人は精神的に強くなれるから

「給料がひくい!」

「働く時間、長すぎ!」

「先輩が嫌がらせしてくる!」

 

困難が訪れた時、あなたは何を考えますか?

 

「うわ~、しんどい。逃げよう。」

「シェフや先輩のせいだ!」

 

どうでしょうか?

「立ち返る原点」があるパティシエならどう考えるでしょう?

多分、こんなカンジではないでしょうか?

 

「お菓子づくりをして人に喜んで貰うのがパティシエ。」

「自分は最高のお菓子を作れるようになる!」

 

「問題はどうにかクリアしないといけない。」

「お菓子づくりをして、

 人に喜んで貰うことに集中するにはどうしたらいい??」

 

こういうふうに考えることができたらどうでしょうか?

 

かなり精神力があるな・・

そんな印象だと思います。

 

どうしても給料が低くて我慢ができなければ、

あなたを高く評価してくれる所を探しましょう。

 

どうしても長い時間働くのがキツイ。

働く環境の改善に取り組んでいる所は今は多いですよ。

探しましょう。

 

先輩やシェフのパワハラ、暴力・・・・

1秒以内に辞めましょう。

もっと良い職場は沢山あります。

 

なにが重要か?

もう一回、書いておきます。

 

パティシエはお菓子づくりをする職人。

そして、

お菓子づくりを通じて人に喜びを与えること。

 

それがパティシエのしごと。

 

お菓子づくりをすること

そして、

お菓子づくりで人を喜ばせること

 

「パティシエのしごと」をするということ。

 

今一度考えてみてはいかがでしょうか?

 

3.事例「常に原点を意識し続けること」

「商品の先にいるお客様のことを考える」

 

私のお店のシェフの口グセです。

ある日にこんなことがありました。

 

本当に忙しい日が続き、私もシェフも疲労MAXな時でした。

ショートケーキ用のジェノワ(※スポンジ生地)を焼成しました。

 

できあがったジェノワを見て・・

 

「・・気に入らない。やり直す。」

 

「え~~~っ!!マジ??」

「疲れた~~」

「眠い~」

 

というのが私の心の声。。

やり直すと器具を洗い直して、また計量して、

焼成して、カットして、・・となるのでもう1時間かかります。

 

原材料も2倍かかることになります。

 

「合格点ではあるけど(この品質では)

感動しない。

 

これが理由です。

当時は「マジかっ!!」と正直思いました。

 

しかしこれが「正しい姿」なんだと思います。

お客様からは一切この状況は見えません。

でも、見えないからこそしっかりとやるべきなんです。

 

お菓子を作ること

お客様に喜びを届けること

 

これが「パティシエのしごと」です。

独立すると一時期は、

 

・スーパー長時間労働・・・

・スーパー低賃金・・・

・人の面でのスーパーストレス

 

などなど全てが一括で自分のところにやってきます。

こういう問題もあるけど、

それ以上に大切なパティシエとしての原点を忘れないこと。

 

シェフはまさに実践しているんだと思います。

 

「パティシエのしごと」を考えていると他の問題は

「乗り越えるべき壁に過ぎない」ということです。

 

4.テンション下がり気味のパティシエへのメッセージ

ここまで読んでみてどうでしょうか?

私からお伝えできることは2つです。

 

一つは、

お菓子づくりをすること

お客様に喜びを届けること

「パティシエのしごと」に集中すること

 

もう一つは、

どうしても環境に問題がある場合は、

速やかに環境を変えること。

「パティシエのしごと」に集中すること

 

「パティシエとしての原点」に常に立ち返りましょう。

 

お菓子を作って人を喜ばせる仕事

 

それがパティシエです。

コロナの影響下で世の中が暗い雰囲気になっています。

 

そんな時こそパティシエのような仕事は必要ではないでしょうか?

 

5.まとめ

・パティシエの原点を忘れない人はモチベーション高く頑張れる

 

・パティシエの原点とは?

「お菓子作りをして人に喜びを届ける」

 

・「給料」「働く環境」など問題は環境を変える

「パティシエのしごと」に集中する

 

参考になると嬉しく思います。

 

それでは!!

関連記事

おススメの記事