こんにちは、伊東です。
2009年から洋菓子店を経営しています。
国内22,000店中、食べログTOP100のお店を運営中。
「iDeco+(イデコプラス)」
導入をする事にしました。
「なにそれ?」
iDecoに加入している従業員の掛け金の一部を会社が負担する制度です。
つまり「あなたの手取りが増える制度」です。
ケーキ屋で、しかも1店舗しかやっていない所で導入している所あるのでしょうか?
かなり!かなり!珍しいはずです。
個人店のイメージ、悪いですよね。
給料安い
働く時間が長い・・どころか超ブラック
とにかくキツイ
私はこのイメージを覆したいと思っています。
ただ環境をよくするだけではありません。
モチロン、従業員にも努力を求めます。
経営者である私も努力します。
そしてパティシエ を、
「本当に」憧れの職業にする
ことを目指しています。
という事で解説していきますよ。
では内容を見ていきましょう!
1.iDeco(イデコ)とは?
まずそもそもiDeco(イデコ)って何?
という所ですが簡単に解説をしておきます。
iDecoの公式ページから引用します。
iDeCo(イデコ)は、自分が拠出した掛金を、自分で運用し、資産を形成する年金制度です。掛金を60歳になるまで拠出し、60歳以降に老齢給付金を受け取ることができます。
簡単にいうと「自分で年金を積立てて運用もする」という制度です。
社会保険料を毎月支払っていますよね?
それとは「別に」「追加で」あなたの年金を積み立てる制度です。
かつ「運用」も自分で行います。
メリットとデメリットを簡単にあげておきます。
【メリット】
・運用益は非課税
(運用で出た利益には通常20%の税金がかかる)
・掛け金は年末調整時に控除対象となる
(年末調整時に、戻ってくるお金が増えるということ)
・年金として受け取る時も大きな控除がある
(税制の優遇があり、税金が少ないという事です)
【デメリット】
・基本、60歳までは引き出せない
・「運用」でマイナスが出る場合がある
(※定期預金で元金保証も選択できる)
詳しくは公式ページを見たりググったりしてみて下さい。
パティシエ として働いている人の場合、月額23,000円までの掛金となります。
(月額5,000円から1,000円単位で23,000円まで決めれます。)
私も月額23,000円かけています。
2.iDeco+(イデコプラス)とは?
これも公式ページから引用します。
iDeCo+は、2018年5月に始まった制度で、正式名称は「中小事業主掛金納付制度」といいます。 仕組みはシンプルで、個人型の確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」に加入している従業員の掛金に、企業が掛金を上乗せできる制度です。
会社が負担する掛金分まるまるあなたの手取りが増えます。
例えば、1万円/月 会社が負担するなら、1万円/月手取りが増えます。
次でiDecoの価値がわかるシュミレーションをご紹介します。
3.簡単なシュミレーション
・現在25歳
・年収300万円
・iDecoに月額23,000円
60歳までの35年間、iDecoを活用した場合どうなるか?
なるべく安全に、年利3%で運用できたとします。
貯金の場合は?
23,000円×35年=966万円
iDecoの場合は?
元金は貯金と変わりません→966万円
3%での運用を35年→739万円
合計:1,705万円
さらに、年末調整時の控除があります。
年収300万円がずっと続いたとしても・・
約145万円、税金が戻ってきます。
つまりiDecoをやることで、
1,705万円+145万円=1,850万円
となります。
貯金だと966万円です。
こう言っては何ですが貯金なんかするより遥かに良いです。
iDeco+は、その掛金の一部を会社が負担します。
福利厚生ですね。
4.まとめ
iDeco+を導入しているケーキ屋さん、ありますかね?
まだ決めていませんが、月額1.5~2万円位は会社負担しようかなと思っています。
(職種・職位によって差を付ける予定です。)
年間18万円~24万円「手取り」増です。
(※給料ではないですよ。「手取り」です。)
経営者という立場で私なりに努力します。
同時に、
従業員に対しても努力をし、自分の価値を高めていく事を要求します。
互いに努力をすることで
【パティシエ を「本当に」憧れの職業にする】
実現をしていきたいと思っています。
今回はこの取組の一環です。
2018年5月から始まった制度です。
ですので経営者でも知らない方、多いと思います。
もしかすると導入するの私のお店だけかも?
なんて思ったりしていますがどうでしょう。
それでは!