こんにちは、伊東です。
2009年から洋菓子店を経営しています。
国内2万2000店中、食べログTOP100のお店を運営中。
独立する時に、こんな気持になる方は多いと思います。
「自分は素人だし、専門業者の担当の人とどうやって金額交渉していけばいいの?」
「自分が素人なのをいいことに、【ぼったくり】されていそうだけど、どうしていいかわからない。。。」
【本記事の内容】
①相見積もりをする
②『一式』を辞めて貰う
③手の内を見せてはいけない
④伊東の実体験例「結局200万円下がった」
洋菓子店・ケーキ屋の内外装費を抑える金額交渉とは?
①相見積もりをする
これは、「必須」です。
絶対に、複数社(できれば3社)で見積もりはとりましょう。
また、この見積もりの依頼の仕方も重要です。
②「一式」を辞めて貰う
これ、本当に困るんですよ。業界の慣例かどうか知りませんが、「一式」で見積もりが出てくることが非常に多いです。
「解体撤去工事一式 42万円」
「一式ってなに?」
「塗装工事一式 40万円」
「・・・・・」
重要
・「一式」ではなく「各項目」を明示してもらう
・各項目の単価・数量・単位を明示してもらう
・複数社で同じフォーマットで相見積もりする
③手の内をみせてはいけない
『ご予算はどれくらいですか?』
に素直に答えてはいけない
「なんで?」
と思いますか?
「予算は600万円以内で・・」と正直に答えたら、業者の方も「商売」です。
「予算一杯、もしくは少し超える位で見積もりを出して、出来る限り多くの売上を取りたいと考えるのが普通です。」
独立をしたら、誰もあなたを守ってくれません。
自分で知識を付け、能力を高め、経験を積み、
自分で自分を守っていかなくてはいけません。
無知な人、不勉強な人は万が一人に騙されたとしても、
人のせいにはできません。
「無知で騙された自分が悪い」
と考える立場になります。
④実体験「結局200万円下がった」
私の場合はどうだったか?について簡単にご紹介します。
20坪の洋菓子店の居抜き物件でした。
天井、床、壁、エアコン配管、排水、ガス、配電など
ほぼ現有のを使う前提で進めました。
店舗と厨房の区画についても、ほぼ現有のままです。
「坪単価30万円→600万円くらいが妥当なところかな?」
と思っていました。
が、やはり当初の見積もりは、
「坪単価40万円→800万円」
でした。
資金もありませんし、600万円でないと困るわけです。
そこで、以下の取り組みをしました。
・①②は当然実行
・各項目毎に比較
・各項目毎に、他の専門業者に見積もりを取る
(例えば、電気工事設備の電工費は、妥当かどうかを専門業者に見積もり依頼を取って確認。
異常に高い場合は、「これ高すぎではないですか?」と1つ1つ突っ込みを入れる)
・電気工事の照明器具についても、自分の知り合いの社長に同じ商品の見積もり依頼をする
・素材などをグレードを落とし、コストダウンする
・不必要だと思うデザイン、無駄にコストがかかっている部分についてはカットする
などなど、とにかく徹底的に1つ1つ見ていきました。
まとめ
結局、最後は200万下がり、坪単価30万円→600万円の内外装費で理想のお店を作ることが出来ました。
・相見積もりをとる
・「一式」を辞めてもらう
・手の内を見せてはいけない
・1項目1項目、徹底的に比較・検討する