こんにちは、伊東です。
2009年から洋菓子店を経営しています。
国内22,000店中、食べログTOP100のお店を運営中。
パティシエにとって「スキルアップ」大事ですよね。
でも、こんな事、思っていませんか?
「パティシエとして早くスキルアップしたい!」
「下積みが大事なのは、わかる。
わかるけど、ぶっちゃけ早く下積みを終えたい。」
「でも、どうしたらいいかわからない。誰か教えて!」
このような疑問に私なりに回答します。
「本質」なので、結局これが近道という内容です。
本記事の内容
・スキルアップとは?
・お菓子作りの「公式」をマスターする
・「公式」をマスターする方法
では、見ていきましょう!
スキルアップとは?「テクニカル(技術)スキル」
スキルアップという言葉の意味についてまず共通の理解をしておきたいと思います。
「スキル」というのは色々な考え方が実はあります。
しかし、パティシエの場合は主に技術的なスキルに関心があると思います。
スキル(skill) とは通常、教養や訓練を通して獲得した能力のことである。日本語では技能と呼ばれることもある。生まれ持った才能に技術をプラスして磨きあげたもの、
たとえば、音楽家の作曲能力なども含む。
ウィキペディアによると上記です。
ということで、
「お菓子を作る技術力(スキル)をアップさせる」という事を今回は考えます。
必要なのは「お菓子作りの公式」をマスターすること
先日、こんな記事を書いています。
どういう原理で、どのような化学反応か?説明できますか?
パティシエであれば「知ってて当たり前」の超基礎です
でも、意外とわかっていない人、多いです。
お菓子作りにおける科学(化学)を頭に入れて、実践で活用すること。
「公式」が理解できていない人は、絶対に「応用」ができません。
「お菓子作りの原理・原則を理解する」事が大事。
算数、数学を例に解説します。
昔、「足し算」「割り算」「掛け算」などの「公式」習いましたよね?
中学生くらいになると、「因数分解」を習います。
高校生くらいになると、「微分積分」を習います。
これらは小学生の時に習う「公式」がわかっていない人は回答できますか?
お菓子作りも同じですね。公式がわかっていない人は、応用問題が解けません。
「公式を理解していない人」
お店で習ったことしかできません。
※自分で考えてお菓子を作ることができません。
「公式を理解している人」
公式を元にあなたオリジナルのお菓子を創造できます。
両者で、スキルアップのスピードは、比較にならない位、差がでます。
どのように「公式」をマスターするか?
では、どのようにマスターしていけば良いでしょうか?
結論、「努力あるのみ」です。
最高ですよね!
努力しましょう!努力!
どんな感じで努力すると良いか?解説します。
①毎日30分、その日の業務に関連する製菓理論を復習
②内容を人に解説できるようにする
③翌日誰かに解説する+可能であれば実践する
1日1時間位は必要です。これを3年は続けましょう。
時間が確保できない場合は、休日を使いましょう。
3年間、毎日続けると1,000時間は超えると思います。
「実践」、「復習」、「人に説明する事で脳に定着化させる」
という流れです。
①で充分ですが、②と③をやった方がより定着化します。
大変ですが、1日1時間です。努力しましょう。
私のお店のシェフは、この3倍は余裕で努力しています。
尋常じゃない位の、専門書、ノートの数です。
まとめ
・スキルアップには「お菓子作りの公式」を徹底して学ぶ
・習得には「努力」
・毎日1時間を費やす