こんにちは、伊東です。
2009年から洋菓子店を経営しています。
国内22,000店中、食べログTOP100のお店を運営中。
22歳。会社員で事務をしています。
私の夢は、自分のお店を持つことです。
パティシエ経験はありません。
そんな中で、
①今から製菓専門学校に通い始める
②どこか既存の洋菓子店で修行できる所を探す
③食品衛生責任者の資格をとり、自らの力でお店を構える
どれが1番有望でしょうか?
こんな疑問にお答えします。
では内容を見ていきましょう!
1.22歳、会社員で未経験ならまず専門学校に行くべき
まず22歳からパティシエ を目指すのはゼンゼン遅くありません。
むしろ社会人経験をしてからパティシエ になるのはメリットもあります。
ただ、会社員からいきなりパティシエ として働くのは厳しいです。
「まず専門学校に行き、基礎を学びましょう」
全体像は以下で解説しています。
以下を見ると大体のことがわかるようになっています。
現実的に「未経験でパティシエ 志望」という方の採用は厳しいと考えた方が良いです。
理由を解説していきます。
2.今の経済状況で未経験を採用する洋菓子店はほぼ無い
この記事は2020年6月に書いています。
コロナ渦で経済環境はサイアクな状態です。
リーマンショック以上に経済環境は悪化する事は確実です。
ここ数年は景気は悪化の一途を辿ることはカンタンに想像できます。
という事は「採用」についても慎重になる所が増えます。
「未経験だけどパティシエ になりたい」という方の採用は全くゼロとは言いませんが、かなり少ないと考えるのが妥当です。
ちょっと冷静に考えたらわかります。
給料を支払ながらお店で勉強してもらう為に人を採用する所はどこにもありません。
私のお店にもたま~に来ます。
「こちら(のお店)で勉強したい。」
「・・・・」
いやいやいや。。
「勉強したいなら学費を支払って、学校に行って下さい。。。」
ぶっちゃけこんな気分です。
まぁ、本人に直接言っちゃいますけど。。
「勉強したい」という人は採用しません。
この辺は以下で詳細を解説しています。
また、専門学校を出たとしても、年齢が進むほど就職活動は厳しくなります。
実は、私のお店のシェフがまさにそうでした。
3.26歳、会社員で未経験。その後、製菓専門に行くも門前払いの日々。
・26歳
・未経験
・コルドン・ブルー卒業
こんな状態でした。
もう「門前払い」の連続です。
面接すらして貰えません。
これは「採用する側の気持ち」を考えるとすぐわかります。
・20歳で新卒の採用をする方が良い
→長く働いて貰える可能性がある
・26歳だと、23歳くらいの子が「先輩」になる
→お互いやりづらいのでは?
・26歳なら、もう少しで結婚などでやめるかも?
→せっかく育成してもすぐ辞められたら困る。
こんな気持ちになるオーナーは多いと思います。
苦労して、地方の洋菓子店に採用をして貰えました。
ただし、こんな状況でもあなた次第で乗り越えることはできます。
4.熱意と行動力で突破することはできる
「気合論」みたいで申し訳ないです。
しかし「熱意と行動力」は大事です。
私のお店のシェフが良い例です。
26歳で面接すらされず門前払いの連続。
でも諦めずに就職先を見つける。
そこでも努力を継続。
更に活躍の場を求めて地方から東京へ。
ご縁があってパレスホテルに就職ができる。
努力を継続し実力をつける。
ジャパンケーキショー1位受賞。
3年もかけずに独立開業。
ササーッと書きましたが、ものすごい熱意と行動力があったからこそ実現しています。
今回のように22歳からのスタートなんて余裕ですよ。
必ずパティシエ になれますし、充分に挽回できます。
「努力」「熱意」
これがあれば大丈夫です。
どのようにパティシエ になっていくか?は他の記事も読んでみて下さい。
あなたの方向性が見えると思いますので。
5.まとめ
まず専門学校でしっかりと基礎知識、技術を習得してきて下さい。
あとは「熱意」と「行動力」です。
今のご時世で、専門学校すら行っていない未経験者をパティシエ として採用する所は少ないです。
またいきなり独立などしても失敗するだけです。
そんな甘い世界ではありません。
22歳くらいなら全く不利じゃないです。
ゼンゼン遅くありません。
参考になると嬉しく思います。
それでは!