» 個人洋菓子店にパティシエとして正社員で新卒入社する時の注意点
 » 個人洋菓子店にパティシエとして正社員で新卒入社する時の注意点

現役洋菓子店経営者だからわかる
パティシエに役立つリアルな情報をお届けします。

パティシエとしての技術・キャリア・経営・心構え

個人洋菓子店にパティシエとして正社員で新卒入社する時の注意点

個人洋菓子店にパティシエとして正社員で新卒入社する時の注意点

こんにちは、伊東です。

 

2009年から洋菓子店を経営しています。

国内22,000店中、食べログTOP100のお店を運営中。

 

「将来は自分のお店も持ちたいし、働くなら大変かもしれないけど個人の洋菓子店にしよう。」

 

「とはいえ、色々と不安。どういう所に気をつけて働くお店を選ぶと良いかな?」

 

「ブラックなお店も多そうだし、とっても不安。。」

 

今回は、こんなパティシエのお悩みにお答えします。

 

あなたの人生に大きく影響を与える「働く場所」です。

この記事を役立てて頂けると嬉しく思います。

 

 

本記事の内容

・お客様目線でシビアに見ること

・個人の洋菓子店の主な特徴を理解する

・自分の適性を考える

 

では、内容みていきましょう!

 

お客様目線でシビアに見ること

先日以下の記事を書きました。

 

10年後に存続するお店はわずかである現実
パティスリー・洋菓子店の独立開業後の存続率とは?

あなたが個人店に就職を考えるなら、この現実は良く考えた方が良いです。

 

10年後に、存続する確率です。

 

個人事業(個人店):11.6%

法人事業:35.9%

 

「適切なお店選びをしないと、就職したお店が倒産して無くなるという事が充分有り得るということです。」

 

だから、お客様目線でシビアにそのお店を見ましょう。

「3年後はこのお店はお客様からの支持を得ているか?」

何度も自分がお客様の視点で見て、よく考えましょう。

 

個人の洋菓子店の特徴を理解する

すべてに当てはまるわけではないですが、

「一般的によくある特徴」をご紹介します。

 

・給料、労働環境が充実していない

→オーナー次第で大きく差がある

 

・マニュアル・仕組みが整っていない

→教育の体制は整っていない場合が多い

 

・幅広い業務を習得する必要がある

→覚える事が非常に多い

 

・個人の能力向上が求められる

→大変だけど、実力はつきやすい

 

・シェフ次第で、全てが決まる

→シェフに共感出来るかどうか?が大事

 

あなたが、このような環境で頑張れるかどうかです。

 

シェフやオーナーの考え方ですべて動きますので、

あなたが共感出来るか?が一番大事です。

 

自分の適性を考える

あなた自身が、何を優先とするか?によります。

 

・労働時間は、◯◯時までに帰る事ができればいい

・給料は、◯◯円あればとりあえず大丈夫

 

・出来るだけ短期間で幅広い業務を習得したい

・将来は独立したい

 

・期待がかかる方が自分は頑張れる

・シェフに憧れているので絶対についていく

 

あなたの適性を考え、就職希望先のお店との一致度合いが高いかどうか?をよく考えてみて下さい。

 

離職率が高い業界です。

以前、以下の記事を書いています。

 

3年で9割が辞める世界
パティシエの離職率が高い理由とその対策とは?

あなたにとって最適なお店は探せば必ずあります。

慎重に、時間と労力をかけて探す事をオススメします。

 

また以下の記事も参考にして頂けると思います。

具体的にどのような行動を取れば良いか?を書いています。

 

少なくとも50件位は見に行って欲しいですね。

 

過去記事
「失敗しない!」パティシエが就職先に小さな洋菓子店を選ぶ時のポイント

 

あなたにとって、最適なお店が見つかる事を祈っています。

 

※パティシエになるにはどうするか?

全体像を完全解説しています。

関心ある方はご覧下さい。

パティシエ になるには?現役の経営者が中立的に完全解説!

 

それでは!

関連記事

おススメの記事