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パティシエは性格が悪い先輩・上司とどう向き合うと良いか?

パティシエは性格が悪い先輩・上司とどう向き合うと良いか?

こんにちは、伊東です。

 

2009年から洋菓子店を経営しています。

国内2.2万店中、食べログTOP100のお店を運営中。

 

5月。

こういう方が増えて来る時期です。

 

「仕事がきつすぎる」

「先輩、シェフのパワハラがキツイ」

 

「毎回怒られて・・・」

「お前使えねぇ!とか邪魔!とか言われる・・」

 

新卒の方は特に陥りがちだと思います。

先輩のパティシエの方も悩むことはあるのではないでしょうか。

 

私なりにどのように対処すべきか?

解説してみます。

 

 

本記事の内容

1.パティシエは性格が悪い上司・先輩とどう向き合うか?

2.「頑張る!頑張る!」は自分を追い詰めてしまう

3.こんな場合はどうする?

3-1.限度を超えたパワハラが・・

3-2.先輩の言い方がキツイ・・

3-3.精神的に追い込まれて辛すぎる・・

4.教える側に学びが足りないことが実は問題

5.明日から使えるアクションを紹介

6.まとめ

 

では内容を見ていきましょう!

 

1.パティシエは性格が悪い上司・先輩とどう向き合うか?

私が判断するポイントは1つです。

 

「愛情があるかどうか」

 

厳しくてもいいんです。

ただ、あなたが先輩やシェフから色々と指導を受ける際に愛情を感じるかどうか?

 

これが大事です。

つまりこういうことです。

 

■愛情がある先輩や上司なら、

「全力でついていく。」

※厳しい言葉をかけられてもついていく。

努力を止めない。

 

■愛情を感じない場合は、

「職場を変えることを考える。」

 

「言い方は厳しいけど内容には納得できる」

「言ってることは正しいと思う。」

 

「なんだかんだ良く自分を見てくれている。」

「たまに後でフォローしてくれたりする。」

 

「たまに奢ってくれる。」

「厳しいけど人として嫌いじゃない。むしろ好きかも?」

 

愛情の感じ方は人それぞれです。

あなた自身の心に聞いて下さい。

 

ただ、愛情をあなたが一切感じることができない上司や先輩の職場はとっても危険です。

理由を解説します。

 

2.「頑張る!頑張る!」は自分を追い詰めてしまう

愛情が無い上司や先輩のもとで「頑張る!頑張る!」をやっていると・・・

 

ほぼ確実に病みます。

 

・仕事が楽しくない

・😊が出ない

・気分が沈む

・職場に向かうのがキツイ

 

。。。。

 

特に新卒の方なんかは環境が大きく変わり、ただでさえ5月病のタイミングです。

そこに更に、長時間の労働や先輩の心無い言動があるとキツイ状態になるのは容易に想像できます。

 

うつ病になってもおかしくありません。

こういう時は「頑張らないこと」です。

 

こんな時はどうするか?というのを解説します。

参考にして下さい。

 

3.こんな場合はどうする?

いくつか良くあるパターンを解説。

どういう行動を取ると良いか?参考にして下さい。

 

3-1.限度を超えたパワハラが・・

・暴力

・人格の否定

・いじめ

1秒以内に辞めて転職しましょう。

 

限度を超えるパワハラがいまだに存在しています。。

私のお店のパティシエも前職の頃はひどかったですよ。。

 

そういうお店はもう1秒以内に辞めて転職しましょう。

 

あなたに合うお店はいくらでもあります。

業界の全体のイメージも悪くなるので

早くこういうお店は消えて欲しいと個人的に思っています。

 

3-2.先輩の言い方がキツイ・・

言い方はキツイ。

でも愛情は感じる。

努力を継続。止めないこと。

 

言い方がキツくても愛情がある場合は努力を継続しましょう。

大丈夫。

新卒の方は「大変」と感じるのは特に最初の1年です。

 

シェフや先輩を信じてついていきましょう。

 

3-3.精神的に追い込まれて辛すぎる・・

愛情が無い上司に罵られる毎日・・

辛すぎる・・

転職しましょう。すぐに!

そして「頑張らないこと」

 

愛情が無い上司から罵られる毎日はかなりシンドいです。

ただ単に自分のイライラをぶつける人もいますし。。

無理に頑張らないこと。

 

そして速やかに環境を変えましょう。

転職先を探しましょう。

 

日本国内には、2万を超える洋菓子店があります。

あなたに合う環境はいくらでもあります。

 

今、働いている所だけが製菓の世界のすべてではありません。

 

しかし、残念ながらいまだにそういう職場が存在しているのも事実です。

その原因について私が個人的に思うことがあります。

 

4.教える側に学びが足りないことが実は問題

教える側の人間が教育について勉強していない

 

「教育・人を育てることの重要性」

 

この理解が不足している。

 

キツイ言い方をする先輩やシェフも恐らくですが、

同じように更に上の先輩などに言われてきたのだと思います。

 

「自分が過去にされたことを自分の後輩にしてしまう。。」

悪循環ですね。。

 

画一的にどの人間も同じように教育することは不可能です。

 

人それぞれ、価値観が違いますから。

でも「自分はこうやって修行時代を乗り越えてきた」

みたいな感覚があるわけです。

 

だからその自分の価値観を押し付けてしまう。

自分の価値観が正しいと思っているからですね。

 

人格を否定されても、

罵られても、

暴力を受けても、

 

「なにくそっ!やってやる!」

 

鋼の心で鬼の努力を継続し、今の立場にいるのだと思います。

 

でもですね。

その価値観を人に押し付けるのは間違いです。

そんなメンタル強い人、普通はいませんから。

 

でも当の本人はそれがわからないんです。

「名選手が名監督になるわけではない」というヤツです。

 

一人一人の性格、価値観をまず理解する。

その上で、

一人一人にあった教育をする。

 

結局は、「人間性を高める努力」をすべきなんです。

以下でも解説しています。

パティシエはお菓子の本ばかり読んではダメ!現役の経営者が解説!

 

人を教える立場になったら「人材育成」「教育」について学ぶ必要があります。

その第一歩は「自分の人間性を高めること」です。

 

5.明日から使えるアクションを紹介

明日から使えるアクションを紹介します。

 

が、

 

限度を超えたパワハラ環境などは

1秒以内に辞めて転職しましょう。

 

ということで、

転職を視野に入れない場合のアクションを紹介します。

 

指導を受けたら必ずメモをとる

 

メモを当日中にノートにまとめる

翌日、実践する。

→実践できたら「◯◯さんのおかげです。」と御礼する。

 

このアクションはいいですよ!

 

パティシエの方はメモを取る習慣が本当に無いです。

言われたことは翌日には74%忘れるように脳はできています。

 

なのになぜメモを取らないんでしょう。。

このアクションを実践するメリットは以下です。

 

・あなた自身の仕事の能力が高まる

・上司のあなたへの評価が高まる

・結果、仕事がとってもしやすくなる

 

アクション自体は超カンタンです。

実行するだけで大きく変わっていきます。

 

6.まとめ:パティシエは性格が悪い上司とどう向き合うか?

■愛情がある上司の場合

全力でついていく。努力を止めない。

 

■愛情を感じない場合

病んでしまうので頑張ることをやめる。

1秒以内に転職をする。

 

■暴力、人格否定など限度をこえたパワハラ

→1秒以内に転職。

 

明日から使えるアクションはぜひやってみて下さい。

続けると絶大な効果を発揮しますよ。

 

参考になると嬉しく思います。

それでは!

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