こんにちは、伊東です。
2009年から洋菓子店を経営しています。
国内2万2000店中、食べログTOP100のお店を運営中。
これまでの経験等を踏まえ、将来独立を目指すパティシエの方や、
私と同じように、小さなケーキ屋を開業されている方にお役に立つ
記事を発信しています。
今回は、開業時税理士は必要か?という事についてです。
結論としては、「不要」と考えているのですが、
以下を実践する事で、小さなケーキ屋さんは、年間40万円以上
コストが浮きます。
まず、私の現状について簡単にご紹介しておきます。
現状
・市内食べログ評価1位
・洋菓子店全国2万店舗から選ばれる食べログ100名店に毎年選出中
・借入は銀行に行かなくても、先方からきて
「借りて下さい」と提案を頂ける状態
・10年存続出来ている
【10年後の中小企業庁存続率データ】
・個人事業主11.6%
・法人35.9%
・伊東自身、東証一部上場のコンサル会社勤務7年、その後
独立し、洋菓子店経営10年以上の経験があります。
財務的にも、小さなケーキ屋にしては大分検討している
方だといえると思いますし、銀行やお客様からある程度の
支持を頂ける状態になっています。
その為、これからの内容についても、ある程度の
信頼性はあるといえるのかなと思っています。
では、参ります。
結論:税理士は不要
不要です。以上。
でも、これで終わってしまっては何なので、
以下で深堀をしていきます。
小さなケーキ屋の開業時に税理士は不要
そこまでのお金かけるの厳しくないですか?
という事です。
順に説明していきます。
顧問料は、月3万円~って高くないですか?
大体の目安ですが、顧問料3万円~というところが
殆どだと思います。
月1回試算表を出してくれて、良心的な税理士の場合は
月1回訪問をしてくれますが、それで月3万円~です。
さらに、
決算料で、大体15万前後かと思います。
小さなケーキ屋で、まして、開業時からそんな負担
重くないですか?
この感覚は、実際にケーキ屋さんを経営している
方であれば、すぐ理解できる感覚だと思います。
年間、50万円~って・・・
そんなにかけるなら、良い食材を入れるとか、
良い包装資材を入れるとか、HP作るとか
そっちに貴重な資金を投下した方が私は良いと感じ
ますがどうでしょうか?
税務に関して自分は素人だし・・という不安
世の中の殆どの方、「税務に対して素人」ですよね。
会社を運営しながら、学んでいく事の方が実践的で、
必要な項目を優先的に学ぶ事になるので効率的です。
税務などについては、勉強は独立をしたら避けては
通れません。
それは、覚悟すべきかと思います。
でもやっぱり税務関係不安という方には・・
ドリームゲート等で、無料で税理士の方などに相談出来る
サービスがあります。
これを利用しましょう。「無料」です。
これで解決します。
記帳とか、大変、自分で入力とかするのは・・
という方もいると思います。
私もこれ面倒だと思います。
「記帳など作業を外注する」
という事が大事です。
私もこれ使っています。記帳の作業などを外注し、
毎月試算表を出して貰っています。
私は、毎月出てくる試算表を見て「考える」ことに
注力する事が出来ます。
実体験:伊東の場合
私の場合、顧問税理士はつけていません。
上記でご紹介した通り、記帳代行というサービスを
使い、「作業」を外注しています。
創業時は、月3000円でやって貰っていました。
決算料が、確か7万円でした。
(決算については、さすがに税理士に依頼しています。)
年間約10万円です。
顧問税理士をつけた場合と比べると、
年間40万円~変わります。
これ10年続けると、400万円~変わってきます。
結構な金額と思いませんか?
まとめ
小さなケーキ屋には、小さなケーキ屋なりの
戦い方、投資すべき優先順位があると私は思っています。
人員、資金、余裕があるわけではないと思います。
そのような中、人員、資金の投下先を間違えると
あっという間に、競合との競争に負けてしまうと思います。
①「顧問」税理士は不要
②税務の勉強は自分でも学ぶ事は当然必須
③ドリームゲート等で、無料で税理士に税務相談が出来る
④記帳代行を使い、「作業」する部分を外注する
⑤経営の勉強も行い、試算表を見て、「考える」事に時間を使う
年商1億円位までのお店だとこれ位で充分と私は思います。
これを参考にして、年間40万円以上浮いた資金を、もっと
お店の成長や顧客の為に使っていく事の方が大事だと私は思います。
また独立開業の全体像を知りたい方は以下をご覧下さい。
是非、参考にしてみて下さい。