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ケーキ屋独立開業記『1番苦しい1年目をどのようにして乗り越えたか?』

ケーキ屋独立開業記『1番苦しい1年目をどのようにして乗り越えたか?』

こんにちは、伊東です。

洋菓子店を経営して、10年、会社で11期がたった経営者です。

以前、別のブログで以下の記事を書きました。

過去記事
ケーキ屋開業時は月収10万円すら出なかった件

 

今回は、この記事の【続き】です。

まだ前の記事をご覧頂いていない方は是非ご覧ください。

今回は、月収10万円すら出なかった1年目の一番苦しい
時をどのように乗り越えていったか?という内容です。

1期目決算は大赤字「債務超過スレスレ」

私の会社は8月が決算月です。

その為、1年目は少し変則的に、9カ月の決算でした。

が、当然

 

大赤字

 

でした。

1期目にして、早くも債務超過スレスレ状態でした。

ちなみに意味はウィキペディア参照してください。

 

債務超過とは?

債務者の負債の総額が資産の総額を超える状態。
つまり、資産をすべて売却しても、負債を返済しきれない状態である。
法人及び相続財産の破産手続開始の原因である。

 

簡単にいうと「ヤバイ」状態です。

 

ケーキ屋の立ち上げはこんなにつらいのか・・

毎月、毎月、資金が減り、銀行口座残高を見るのが
どんどん苦しくなってきます。

 

「早く夏終わらないかな。冬場になればきっと売れるだろう。」

「なんで売れないんだろう。」

「眠すぎる。体しんどい。。」

「資金繰りどうしよう?」

 

こんなことばかり、想像にふけっていました。

 

入金、支払いなど私一人でやっていましたので、

奥さん(シェフ)には、状況は伝えていませんでした。

 

自分一人で、ひたすら悩んでいました。

 

そうしないと、シェフはお菓子作りに集中できなくなると
思ったからです。

 

売れなくても、毎日毎日、コツコツお菓子作りに
シェフは取り組んでいました。

 

一切の妥協はありません。

 

売れ残ったら、「悔しい!」と言いながらも、
廃棄の作業をしていました。

 

当時は6月に出た助成金200万円が本当に救いでした。

そのおかげで何とかやりくりが出来ました。

 

過去記事
ケーキ屋を「法人」で独立開業したら助成金200万円でた件【体験談】

確実に実行し続けたこと

朝7時から、深夜2時、3時、4時まで仕事に明け暮れる毎日は
変わりません。

 

こんな状況の中でも、確実に実行し続けたことがあります。

 

残ったケーキを翌日に販売しない。

焼き菓子はどんなに大変でも、こまめに焼成をし、出来立てを提供すること。

大量のストック、冷凍保存をしない。

オリジナル商品作りを貫く(他の真似などは絶対しない)

 

『最良の状態で最高の商品をお客様に提供し続けること』

 

これは、言葉にすると簡単ですが、実行するのは本当に
大変です。

 

実行できているお店の方が圧倒的に今でも少ないと思います。

 

明るい兆しが見えてくる

開業2年目を何とか迎えることが出来てくると
明るい兆しも見えてくるようになりました。

 

こんな声がお客様から頂けるようになってきたんです!

 

『美味しかった!』

『ここにこんな良いお店作ってくれてありがとう!』

『これからも頑張って!』

 

ほんとうに、感動しました。

 

少しづつですが、顔なじみのお客様も増えていきました。

 

給料もようやく毎月出せるようになりました。

(といっても、10万7500円ですが。。)

 

お客様の声がほんとうに励みになりました。

 

10年たった今でも来店頂いているお客様もいます。

ほんとうに、ありがたく思います。

 

一番厳しい時期を乗り越えれた理由

朝7時から、深夜まで仕事に追われる毎日

売上は思うように上がらない

銀行口座の現金は毎月どんどん減る

体力、気力はもう限界

自分の給料すら出ない。しかもたった10万が。。

・・・・・・・・・・・・・・

 

乗り越えることが出来たのはなぜでしょうか?

 

思いあたることが1つあります。

 

シェフのお菓子作りへの姿勢に感動したから

 

どんなに売れてなくても、毎日廃棄になっても、
それでも、1つ1つのお菓子作りに誠実に、全力を傾ける姿勢は
今もですが、ずっと変わりません。

 

そんな姿勢を見て、私はいつも思っていました。

 

『必ず、お客様に支持を頂けるお店になる。』

 

『この姿勢でお菓子作りを続けている限り、お客様には伝わる。』

 

『まだ認知が広まっていない状態。少しづつ広がるはず。』

 

だから、いつもシェフにこういっていました。

 

「大丈夫。必ずお客様に支持頂けるようになるよ。」

 

「大丈夫。」「大丈夫。」

 

シェフを見ていて、「確実にお店は立ち上がる」という
確信に近いものを私は感じていました。

 

私自身は自分にとっても甘い人間です。

 

だから、シェフの姿勢を見ることなしに、自分で何とか
この状況を乗り越える為に頑張ろう!と思い、努力を
続けることはできなかったと思います。

 

まとめ

 

会社2期目は1期目の2倍の年商になりました。

ギリギリでしたが、「黒字化」もしました。

 

2期目は、少しだけ明るい兆しが見えたような気がしたのを

覚えています。

 

振り返って思うことは2つです。

 

①一番苦しい時ほど、お客様にとって何が良いかを考える

 

・最良の商品を最良の状態で提供すること

・作り置きしない

 

など、お店側や自分達の効率よりも、お客様が求めていること
はなにか?を考え、その事を一番に考え、実行すること。

 

「実行し続けることでお客様の信頼を得ることに繋がる」

 

これが大事だと思います。

 

②資金繰りは経営者の仕事

助成金200万円、本当に助かりました。

 

倒産させないことは経営者の責任だと思います。

資金の工面は、経営者に100%の責任があると思います。

この準備、そして知識の習得を忘れないことが大事だと思います。

 

いかがでしたでしょうか。

 

色々と思い出しました。

 

今一度、私自身も初心に返って努力しようと思います。

 

参考にして頂けると嬉しく思います。

それでは。

 

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