こんにちは、伊東です。
2009年から洋菓子店を経営しています。
国内22,000店中、食べログTOP100のお店を運営中。
コロナ・コロナ・コロナ・・・・
街の洋菓子店の多くはかなりの試練かと思います。
まだ収束していませんが、街の洋菓子店の目指す方向が逆に見えてきたのかなと思っています。
経営者は当然ですが、製菓の世界、特に街の洋菓子店で働く一人一人が考えるきっかけになるといいなと思います。
尚、今回はあくまで私の個人的な意見ですので。悪しからず。
では内容をみていきましょう!
1.街の洋菓子店は「自力」をつける運営をすべき
「自力」をつける。
どういうことでしょうか?
自店舗の経営力を高め、他に頼らず、自立した経営をすること
・百貨店などへの出店
・大手ショッピングモールへの出店
・催事関係
→これらは「他力」の活用方法
→ブランド力がある企業・大手企業に向く経営手法
私達のような小さな街の洋菓子店にとっては、いかに「自立した経営」をするか?
これが今のような時だからこそより求められています。
なぜか?
もうおわかりと思います。
2.「他力」に頼っている所は苦戦している
地域の中心的な存在になっている洋菓子店では結構な確立で百貨店からの出店依頼がきます。
そして出店してしまっていたりします。
でも今どうなっていますか?
百貨店の売上、、、0(ゼロ)ですよね?
百貨店は売上はたしかに上がります。
しかし、本店1店舗と百貨店5店舗みたいな経営になっていたらどうなりますか?
本店の売上:20%
百貨店の売上:80%
もしこうだとすると80%→0%になるわけです。
普通なら倒産します。
催事や物産展などに売上を頼っているお菓子屋さん、、、
今、売上ゼロ!ですよね。。
もう自分達ではコントロールができない状態です。
努力のしようが無いわけです。
やれることは目先の資金工面を頑張る位でしょうか。。
商品の在庫、余りまくってませんか?
余剰人員、すごいことになっていませんか?
でもどうしようもないですよね。
「他力」に依存しているわけですから。
3.「自力」をつける運営の例
では「自力」をつける運営とは何でしょうか?
・自社の直営店舗のみでの運営
・自社のオンラインショッピング
・自社の人材採用・育成の強化
・自社のブランド力強化の取り組み
・SNSの活用
・催事出店はしない
・卸売はしない
→他社に売って貰うことになる。
→利益率も低い
→自社で販売する能力が高まらない。
「自分達で努力をして強いブランドを創る」
そういうことです。
これができていれば今回のようなことになっても生き残ることはできます。
私のお店もそうです。
百貨店からの出店要請は主要な所からは全部きています。
でも、すべてお断りしています。
「◯天」など、かなり好条件で出店しませんか?ってきます。
でもお断りします。
自社のプラットフォームじゃないからです。
自社で努力をするのは本当に大変です。
なんせ力がないわけですから。
ブランド力も、資金も、人も、すべて大手に大きく負けます。
「時間」「労力」「手間」ものすごくかかります。
「目の前のお客様ひとりひとりを大切に!
また繰り返しご利用頂けるよう努力すること。
自社の力をつけることに注力すること。
他力の一見ラクな方に流れないこと。」
こんなことが大切だと私は感じています。
こんな時だからこそ足元を見つめて、自力をつけることに注力することが大事なような気がしています。
皆さんはどう感じますか?
4.まとめ
・街の洋菓子店は「自力」をつける運営をすべき
・「他力」に依存するとコロナ渦のような時には手立てがない。
・一見遠回りでも「自力をつける運営」に注力するべき
→自分達で努力をして強いブランドを創る!
→自社内に運営のノウハウがたまる
→不況期にも強いブランドができてくる
「他力」に依存している経営をしている街の洋菓子店は恐らく今「大苦戦」でしょう。
・給料減?
・リストラ?
・人員削減?
真っ只中だと思います。
私のお店も売上は減少しています。
減少していますが、3年先を見据えて、
今だからこそ取り組むべきことに時間を割いています。
今「お金がヤバい!」とジタバタすることはありません。
「自力をつける経営」を貫いてきたからこそだと思います。
過去辞めていった人達も含め、
皆が積み上げてきてくれたからこそです。
今後より「強固な城」となるよう努力をしていこうと思います。
目の前のお客様ひとりひとりに感謝をし、喜んで頂くこと。
その為にできる最大限の努力をすること。
頑張っていきましょう!
※私も実践済み😊
経営戦略については以下で解説しています。
それでは!