こんにちは、伊東です。
2009年から洋菓子店を経営しています。
国内22,000店中、食べログTOP100のお店を運営中。
「パティシエ として成功するにはどうしたらいいのかな?」
こんな疑問に私の知識、経験の範囲内ではありますが、
解説をしていきます。
今回、ご紹介する考え方を実行できれば
あなたは「レア=貴重」人材になりパティシエ としての
成功に確実に近づいているはずです。
では内容をみていきましょう!
1.パティシエ は10年後までに最低2つの分野をマスターする
10年後までのできるだけ早い段階で以下を実現しましょう。
最低2つ以上の分野をマスターする
「2つ」は何でもいいです。
・サブレ
・パウンドケーキ
・ジェノワ(スポンジ生地)を使ったケーキ
・ムースケーキ
・タルトのケーキ
・ショコラ
あなたが最も関心がある2つ以上を選択してください。
「自分が日本でNO.1だ!」
・理論
・技術
・センス
まず2つで良いです。
自分の中で「自分が日本No.1」と言える得意分野を作りましょう。
なぜそれが必要か?
次で解説します。
2.レアな人材になるために必要な考え方だから
パティシエ として成功するにはレア人材=希少性が高い人材になる必要があります。
そのためにまず2つ以上の分野をマスターすることが大切だからです。
独立して活躍しているシェフや、オーナーは2つどころか幅広い分野で知識や経験がありますよね?
私のお店のシェフもそうです。
・スポンジケーキ
・ムース
・タルト
・ショコラ
・アシェットデセール
・焼き菓子
・フランス菓子
など様々な分野で広く深い知識と経験があります。
何となく必要性は伝わると思います。
この考え方は私個人の考え方ではありません。
私自身も勉強をし、それに習い努力を続けています。
解説していきますね。
3.自分の価値をかけ算してレアな人材になること
元リクルートの藤原さんという方が言っている考え方です。
藤原 和博は、前奈良市立一条高等学校校長で、元公立中学校校長、著述家、教育改革実践家。
東京都生まれ。 東京都初の中学校の民間人校長として杉並区立和田中学校の校長を務めた。
今の仕事に10,000時間を投下し1/100の人材になる
それを3つの分野で実現する
すると、1/100✖1/100✖1/100=1/1,000,000の人材となる
とても有名な考え方です。
これはアメリカのマルコム・グラッドウェルという米国で著名なビジネス書作家の考え方を参考にしています。元ワシントン・ポストのニューヨーク支局長だった方です。
簡単にいうと「超一流」の方ですね。
どんな人もある分野について10,000時間の練習をすることで、その道のマスターになれる。
これを私が学んだのは確か24歳くらいだったと思います。
マルコム・グラッドウェルの書籍があるのですがそこで様々な例をあげながら上記の理論について証明をしています。
当時は「ふ~ん、そんなものか。」としか思いませんでした。
しかし今は「まったくそのとおり!」と実感しています。
これは私の実体験からも間違いないですね。
4.事例:自分自身の体験から解説
私自身でいうと、
経営コンサルの仕事:7.5年 約3万時間
洋菓子店の経営者の仕事:11年 約4万時間
この2つの分野ではおそらくかなりの経験を積んできている方だと思います。
ほぼ休みなしで猛烈に働いていますので。。
今でいう所のスーパーブラック企業です(笑)
まだまだこれからですが
現時点でもある程度は成果が出ています。
■独立後、10年後の存続率11.6%
(10件中9件は10年以内に潰れます。)
→現在、11年目
■国内2万2000件を超える洋菓子店の中
→TOP100の評価のお店を運営
5.まとめ
・最低2つの分野をマスターする
・1つの分野で10,000時間を投下し1/100の人材になる
・これを2つの分野で実行する
・将来的には3つの分野で実行する
パティシエの多くは1日10時間くらいは働いていると思います。
1日10時間、週6日=週60時間
↓
月間240時間
↓
年間2880時間
↓
10,000時間までは3年半です。
「最低2つの分野をマスターするぞ!」と考えて仕事に取り組むパティシエとそうでなくなんとなく日々を過ごす人とでは、3年、5年先の将来は全く違うものになります。
以前、以下の記事も書いています。
今回の記事にも関連するので関心ある方はご覧ください。
それではまた!