こんにちは、伊東です。
2009年から洋菓子店を経営しています。
国内22,000店中、食べログTOP100のお店を運営中。
8/5に日経新聞で報じていました。
総務省は5日、住民基本台帳に基づく人口動態調査を発表した。
1月1日時点の日本人は1億2427万1318人と前年から50万5046人減った。
減少幅は1968年の調査開始以来最大で、11年連続で減った。
「ふ~~ん」
ではないですよ。
経営者は当然、対策が必要です。
さらに、
パティシエにとっても見過ごせないことです。
働く「場所」「お店」をいかに選ぶか?
独立する「場所」「時期」をいかに考えるか?
など大きな影響を受けるようになってきます。
もう人口減少社会は、現在進行形です。
「現実」です。
「現実」を踏まえ、自分の将来設計を考えてみて下さい。
では内容を見ていきます。
1.人口減少社会がどれ位ヤバいか?
少子高齢化
や
人口減少社会
何となく聞いたことありますよね?
この事については、昨年、解説していました。
基礎知識が無い方はまずこちらをご覧下さい。
いかにヤバいか?
基礎はわかるはずです。
2.たった1年で50万5046人の人口が減少
出典:日本経済新聞 2020年8月5日17:00
何とこの1年で、505,046人も人口が減少したとのことです。
日本の人口は2010年がピークです。
1億2800万人です。
それが・・
2020年。10年後。
1億2427万人です。
たった10年で373万人減っています。
かなりヤバくないですか?
さらにいきます。
2010年から2035年までの25年間
↓
九州と四国を合計した位の人口が減少
(※1650万人)
九州と四国に人がまったくいない
こんな状態、想像できますか?
今後、人口減少は加速していきます。
3.日本人住民が増えたのはたったの3都県のみ
さらにいきます。
出典:日本経済新聞 2020年8月5日17:00
東京、神奈川、沖縄以外はすべて減少です。
とにかく人口は減少の一途です。
東京への一極集中の流入傾向も減少傾向です。
つまり東京ですら今後は人口減少に向かっていくという事です。
地方での独立なんかは相当な覚悟と戦略が必要です。
4.ケーキ屋は淘汰されまくるのはほぼ確実
で、ケーキ屋はどうなるでしょう?
「倒産」「廃業」は更に進む
ケーキ屋の淘汰がこれまで以上に進みまくる!
もうこれは「将来」というより「現実」と言っても良いかもしれません。
そりゃそうですよね。
「人口」
つまり「お客様が減りまくっている」わけですから。
2019年は、ケーキ屋の廃業数は過去最高でした。
2020年は、それを上回ることは確実でしょう。
(※コロナの影響が出るからです。)
最近はコロナの影響で予定外の転職活動を強いられるパティシエが多いと聞きます。
「いきなり廃業した」
「コロナが決定打となって閉店」
この状況に加えて、今後は更に人口減少社会です。
パティシエはどうすれば良いでしょうか?
少々ネタバレしていますが、以下で解説していきます。
5.「生き残るところ」で働く
もうシンプルです。
「生き残るところ」で働くこと。
「生き残るところ」はどんな所でしょう?
色々と見るべき視点はあります。
しかしわかりやすい所が1つあります。
そうです。
「現に生き残っているところ」
・業歴が長い(5~10年以上)
・地域一番店
・大手企業・上場企業
この辺ですね。
この「逆」が危ないわけです。
・業歴が短い
・地域二番店、三番店
・小資本の個人店
ま、私自身も「小資本の個人店」ですが😁
現時点で生き残っている所で働くメリットは以下です。
・倒産のリスクが低い
・一定以上の給与・待遇
・お客様の支持が多い
↓
お客様に支持される技術を磨ける
あなたが現在、働いている所はどうでしょうか?
自分で良く見定める必要があります。
6.まとめ
・人口減少は本当にヤバい
・ケーキ屋の淘汰はさらに進む
・地方での独立は「戦略」を明確にすること
・自分の働くところをよく考えて選ぶこと
こういう「事実」を良く学び、どのような戦略を立てていくか?
これは経営者しだいです。
私自身も、非常に強い危機感を持ち経営にあたっています。
ケーキ屋さんの経営が厳しくなると人を雇う余裕がない所も増えてきます。
そうすると、今回のようにコロナの影響で「いきなり転職活動」となったパティシエの方は行き場を失います。
もうそうなっている方もいるようです。
こんな状況が今後さらに加速するかもしれません。
そうならないように私自身も努力していこうと思います。
頑張りましょう!
それでは!