こんにちは、伊東です。
2009年から洋菓子店を経営しています。
国内22,000店中、食べログTOP100のお店を運営中。
今回は「資格」についてです。
「パティシエ に資格っているの?」
「そもそも必要なの?」
「資格がなくてもいいの?」
このような疑問にお答えします。
熾烈な競争化にある、街の洋菓子店を11年経営してきている立場から解説します。
(※10年存続するのは11.6%です。)
1-1.製菓衛生師
1-2.菓子製造技能士1級・2級
では内容をみていきましょう!
1.パティシエ の資格ってどんなのがあるの?
大きくは2種類です。
製菓衛生師
菓子製造技能士1級・2級
カンタンに各資格の内容を見ていきましょう。
1-1.製菓衛生師(国家資格)
食の安全に関する資格です。
以下について学びます。
・衛生法規
・公衆衛生学
・食品学
・食品衛生学
・栄養学
・製菓理論及び実技
■合格率は2019年で79.7%
■専門学校で1年学習か実務経験2年で受験資格
■海外就労時のビザ取得がしやすくなる
■独立する時に食品衛生責任者の資格を試験ナシで取得可能
では次に、
菓子製造技能士についてカンタンに見ていきましょう。
1-2.菓子製造技能士1級・2級
菓子の製造技能を証明する資格です。
■学科と実技
■合格率は概ね50%ほど
■2級は専門学校など1年学習か2年の実務経験
■1級は実務経験7年以上
特に1級は7年の実務経験が必要です。
その為、ハードル高めですね。
2.パティシエ の資格って必要なの?いらないの?
結局、必要なので?いらないの?ということですが私の考えは以下です。
・製菓衛生師については資格を持っててアタリマエ
→最悪、資格を持っていなくても製菓衛生師で学ぶことは理解しておくことは必須
・菓子製造技能士についてはあった方が良い
製菓衛生師については、食の安全に関することです。
その為、理解していてアタリマエのことです。
そこがスタートラインです。
この資格があるから有利とかそういう話ではありません。
理解しててアタリマエの内容です。
菓子製造技能士はあった方がいいかな・・位です。
この資格があるから独立して成功する保証ゼロですし。。
ただ、体系的に学ぶということ、一定基準の実技試験があるということで資格取得で損することはないでしょう。
というか7年パティシエとして続けているという段階でもうそのパティシエは充分に価値を高めていますし、実力もある状態だと私は思います。
3.大切なのは知識を得て実務で使えること
結局、もっとも大切なことは何か?
知識が大事なのではない。
知識を活用、実践することが大事。
実務で使える状態になっているかが大事。
そういうことです。
衛生に関する知識もお勉強だけできても、現場で活用できないと意味がありません。
頭でわかっていても実践できない人は全く意味がありません。
資格を取得することがゴールではありません。
実務で活用、実践できることがゴールです。
4.まとめ
・パティシエは製菓衛生師は必須
→理解していてアタリマエ
重要なのは実務で実践できるかどうか?です。
・資格で得た知識や技術を実務で活用、実践すること
繰り返しになりますが、
実務で活用、実践できることだけに価値があります。
知っていること
と
実践できていること
は全く異なります。
ぜひこの点を理解して、資格取得をすると今後につながると思います。
参考になると嬉しいです。
※以下で資格についてまとめています。
あなたにとって資格が必要かどうか?判断できるようになります。
それでは!