こんにちは、伊東です。
2009年から洋菓子店を経営しています。
国内22,000店中、食べログTOP100のお店を運営中。
「自分のお店を持ちたいとは思わない。
独立をしない場合はどんな将来があるのかな?
やっぱりお菓子づくりには関わりたい。」
このような疑問について解説します。
私自身、洋菓子店を経営して11年たちます。
独立だけがすべてではありません。
独立はそれなりに大変です。
パティシエとして実力をつけていけば
お店を開業する以外にも色々なことができます。
1-1.シェフパティシエ
1-2.大手企業で商品開発・製造
1-3.スイーツライター
1-4.海外勤務
1-5.子育てをしながらお菓子教室
では内容をみていきましょう。
1.パティシエが独立しない場合の将来像とは?
「独立しない」という選択。
OKです!
そのような場合、どのような将来像があるか?
いくつか代表的なものを見ていきましょう。
1-1.シェフパティシエ
ホテル、レストラン、個人店などでシェフを目指す。
これが「王道」なのだと思います。
30歳くらいまでに実現できると良いですね。
シェフの仕事は多岐に渡ります。
・新商品の開発
・全体の運営管理
・原価のコントロール
・人材の育成
などなど
とても視野が広がります。
学ぶべきことも多く、やりがいがあります。
給料もある程度は出るはずです。
「シェフ」「スー・シェフ」はパティシエの到達点の1つです。
1-2.大手企業で商品開発・製造
製菓の世界は中小・零細のところが多いです。
しかし、東証一部に上場している大企業もあります。
そのような大手企業に転職をし、
それまでの経験を活かすというものです。
給料もある程度は良いですし、働く環境も重視している所が多い為、
働き易さという面では良いかもしれません。
中小・零細よりは倒産するというリスクも低いです。
「安定的に、長く働く」という観点では良い選択だと思います。
1-3.スイーツライター
スイーツライターとして仕事をしている方、最近見るようになりました。
パティシエとしての経験があるので、現場感がある記事が書ける。
「自分が大変な想いをしてきたので、そんな人を減らせるよう
自分が文字で伝えていく。」
そんな方もいるようです。
パティシエとしての経験があるからこそ、できることです。
1-4.海外勤務
これからの時代は「海外勤務」も「アリ」だと思います。
今、アジア圏の経済成長は目覚ましいです。
日本のように衰退する国ではなく、これから成長する国は
活力にあふれています。
可能性も非常にあります。
私も以前「台湾に出店したいけど協力してくれないか」
というお話を台湾の大手企業から頂いたことがあります。
シェフパティシエの経験を積んだら、次のキャリアとして
海外のホテルなどで挑戦するというのは1つの選択肢ではないでしょうか。
1-5.子育てをしながらお菓子教室
出産して子育てをしながらでもお菓子教室などやっている方がいます。
子育てとのバランスをとってムリの無い範囲でお菓子づくりをする。
パティシエの経験を活かすことができますし、
子育てと仕事の両立もできます。
子育ては本当に大変です。
子育てしながらパティシエとして働くのはかなり難易度は高いです。
(※私のお店のシェフはコレ実践中です😁)
お菓子教室なら自分のペースでできます。
楽しくお子さんと一緒にお菓子づくりをする時間も幸せではないでしょうか。
2.パティシエとして一定の実力があると可能性が広がる
「独立する」にせよ「独立しない」にせよ大事なこと。
パティシエとして一定の実力をつけること
実力があれば様々な選択肢があります。
今、精一杯の努力をし実力をつけること。
「独立しようかな?」
「ホテルのシェフに転職しようかな?」
「フリーランスでもやろうかな?」
「海外勤務も良いかな?」
「お菓子教室とかどうかな?」
実力があれば選択肢はいくらでもあります。
3.まとめ
・シェフパティシエになる
・大手企業で商品開発・製造
・スイーツライター
・海外勤務
・子育て&お菓子教室
・パティシエとして一定の実力をつける
→可能性が広がる
まずパティシエとしての実力をつけること。
それができたら様々な選択肢が広がります。
以前、パティシエの価値を高めるには?ということで
書いています。
関心ある方は参考にしてください。
それでは!