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2020のホワイトデーのケーキ屋の事情。。やはりあの影響が!!

2020のホワイトデーのケーキ屋の事情。。やはりあの影響が!!

こんにちは、伊東です。

 

2009年から洋菓子店を経営しています。

国内22,000店中、食べログTOP100のお店を運営中。

 

今年はコロナウィルスの影響があります。

そのような中、2020のホワイトデーです。

 

街の洋菓子店を11年経営してきました。

今回のような雰囲気でホワイトデーを迎えるのは

初めてです。

 

やはり「コロナ」の影響が強く出ている印象です。

 

どんな影響が出ているか?

そしてその対処について私なりの考えを解説します。

 

安倍総理の一言で状況が変わる

例のあれですよ。

 

「一斉休校」

 

これには参りましたね。

主婦のPAの方は、いきなりお休みとなります。

 

一部のPAの方は色々と調整して下さいました。

 

しかし、

焼き菓子の製造に大きく影響が出ました。

 

来客にも影響が出る

来客もそうですが、大きいのはオンラインショップです。

 

会社に行くということ自体が減り、需要が減っている。

そう感じます。

 

自宅での仕事をしてホワイトデーのお返しを買っても

「いつ渡すんだ」

という感じです。

 

20~30%はダウンしていますかね。

 

 

一番怖いのは「今後の景況感」

景気後退「リセッション」に入るのはほぼ確実と思います。

 

消費税増税+コロナ

 

の強力なパンチでただでさえ微妙になっていた

日本経済は更に大打撃なのは間違いないでしょう。

 

街の洋菓子店は踏み込んだ対策が必要かもしれない。

経営者としてはどう対処すべきか?

 

以前こんな記事を書いています。

新型肺炎コロナウィルス!街の洋菓子店はどんな対策をするべきか?

 

・目先6ヶ月の資金の工面

・固定費をできるだけ削減

・商品・サービスをより磨く

 

状況はかなり悪くなってきています。

 

・株価の下落

・消費の冷え込み

・景気後退はほぼ確実

・オリンピックの後の景気の悪化

 

そして人口減少。

 

う~ん。

少し先を見通してもかなりヤバいかもです。

 

もう少し突っ込んだ取り組みが必要かもしれないですね。

「突っ込んだ」とはリストラですね。

 

「リストラ?

えっ?人を辞めさせるの?」

 

すぐにこう思う方がいますが違います。

 

リストラとはリ・ストラクチャリングの略です。

「事業の再構築」という意味です。

経営者は戦略立案をする

 

バブル崩壊の時に、工場の閉鎖や人員整理を行われた事で

「リストラ」にネガティブなイメージがついている事が原因です。

 

本来は「事業の再構築」です。

以下のような取り組みです。

 

・成長部門に資源を再配分する

 

・不採算部門からの撤退

 

・組織の簡略化

 

・バランスシート(B/S)の改善

 

・固定費の削減

(ここに人件費の削減も入ります。)

 

街の洋菓子店では例えばどんな取り組みが

考えられるでしょうか?

 

街の洋菓子店の取り組みとは?

「例えば」ですがこんな感じですね。

 

・人気No.1の商品に更に資源を投下する

→包装資材のリニューアル

→オンラインショップの強化

→品質のさらなる向上を図る

 

・売れていない商品の改廃を行う

→売れ行きの悪い商品は辞める

 

・B/Sの改善

(ものすごく重要です。

別の機会に解説します。)

 

・生産性を高める機械の設備投資

(固定費の削減に繋がります。)

 

・人員の削減

(やむを得ない場合の対処です)

 

これからの経営環境は厳しくなる事が予想されます。

 

これまで以上に経営者の責任は重くなります。

 

ぶっちゃけ、メチャ辛かったりしますが、、、

何とかします。

 

何とかしましょう!

 

それでは!!

 

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