こんにちは、伊東です。
2009年から洋菓子店を経営しています。
国内2万2000店中、食べログTOP100のお店を運営中。
今回は、「法人」か「個人事業主」か?
どちらを選択すればよいか?という事について、
一般論と共に、私個人の考えについてもご紹介したいと思います。
法人・個人のメリット・デメリットは?
設立時の費用面は、個人事業主にメリット有
法人は、設立時に色々な手続きが必要になり、かつ費用が
20万円~はかかるという点が唯一のデメリットといえば
デメリットでしょうか。
個人事業主は、開業時の届け出だけでよいので簡単ですし、
かつ、費用はかかりません。
総合的には、法人にメリットが多い
税制面の様々な優遇、社会的信用などの面では、法人の方が
確実にメリットが多いです。
ただ、様々な税制、法律、管理会計、財務会計等、
物凄~く色々と勉強する必要は当然ですが、あります。
細かい説明をしだすと、キリがないので、法人か、個人事業主かの
細かいメリット、デメリットについては、検索すると出てきますので
そちらを参考にしてみて下さい。
「一般論」なのでどのサイトも同じことを説明しています。
ケーキ屋さんの場合はでは、どうすべきでしょうか?
ケーキ屋さんで開業する時、どうすべきか?
結論:法人設立すべき
「独立開業時、最初から法人設立すべき」
3つの理由
①企業・個人事業主の存続率
以下で紹介していますが、簡単にいうと、
「法人の方が、10年後存続している可能性が高い」という事です。
②自分自身が様々な事を勉強せざるを得ない環境になる
法人の運営は、設立時もそうですが、税務、会計、企業経営、様々な事を
とにかく学ぶ必要性がどうしても出てきます。
青色申告しなくては行けませんし、決算しないといけませんし、
税金の支払い等もしなくてはいけません。
物凄く大変ですが、その分、勉強をし、実務を行う事で、
自分自身が成長せざるを得ない環境を作る事に繋がります。
個人事業の場合は、特に白色申告を選択した場合は、簡単で
難しくない為、税務、会計等についての勉強・努力が法人よりは
かなり少なくてすみます。
しかし、この事が、10年後の存続率の差にも繋がるのだと
私は思っています。
③様々な税制優遇措置を活用できる
②のように、自分自身がとにかく猛烈に、税務、会計、企業経営について
勉強しまくる事が前提になりますが、法人には様々な税制優遇など良い面があります。
法人にしか出ない、補助金、助成金等もあります。
様々な措置を活用するかしないかで、かなりの違いが出てくるのは間違いないです。
法人と個人事業主の存続率の違いが出る要因は、法人の様々な税制優遇があるから
という事も一理あると思います。
法人設立は、「覚悟」を持てる
法人設立をするという事は、年商が数百万円の規模での運営は
前提としないと思います。
事業計画では、少なくとも数千万円の事業となるよう計画を作る
事が前提となると思います。
そこには、経営者の「覚悟」が必要になります。
「うちは、家族2人でスタートするから小さくてもいい。
最低限生活が出来ればいい。」
↓
「家族2人でスタートするけども、5年で少なくとも年商5000万は
超える事業にする!将来従業員も雇うし、借入もしたし、成功させないと
いけない責任がある。」
この意識変化だけでも、大分違うと思います。
独立をすると、自分自身の甘さと向き合い、自分に厳しくある事が
求められます。
「自立」「自律」していない人は、独立したら成功しない場合が
多いと私は思います。
その為、自分に厳しくある為にも、「法人」での設立をし、
猛烈に努力、勉強をしなくてはいけない環境を作り、
努力せざるを得ない状況を続けること。
これが大事と思います。
軌道にのってから法人化は?
「まず、個人事業主で開業して、ある程度軌道に
乗ってから、法人化するのはダメなの?」
と思う方、いると思います。
一理ありますが、それでも私は
「最初から法人化すべき」
と考えています。
『軌道にのせる為にも、
法人化のメリットを最大限活用する』
という事が近道だと思いますし、成功する可能性も高まると
考えています。
(理由は上記に記載している内容です)
まとめ
「開業当初から法人設立をする」
メリットの方がはるかに多いと思います。
独立開業の全体像からまず知りたいという方は以下をご覧下さい。
それでは。