こんにちは、伊東です。
2009年から洋菓子店を経営しています。
国内22,000店中、食べログTOP100のお店を運営中。
小さな洋菓子店の経営戦略。
「組織づくり」についてです。
「小さなお店で組織づくりなんて必要ないでしょ?」
↓
その通りです。10人位までだったらザックリでOK
ただ、今のうちから考えておく事で、成長しやすくなる可能性が高まります。
2~3人でお店を運営し続けるという方には必要ないです。
「規模の拡大をするかは別として、まともな会社にしていきたい。」と考える方にとっては必要です。
では、内容みていきます。
本記事の内容
※各項目リンクできます。
関心ある項目からどうぞ。
組織づくりはもっと奥深く、組織風土や、人材育成など多岐に渡ります。
ここでは「小さな洋菓子店に必要な内容」を解説します。
組織づくりとはなにか?
「仕事に対する人の配分、役割分担、教育、給料などの処遇を決めること」
経営には「人」が欠かせません。
「人」が機能して初めて「小さな洋菓子店の戦略」は効果を発揮します。
では、どういう事を決めて行けば良いかを解説します。
組織づくりで決めること
①組織図を作る
小さくても組織図を作ることが大事です。
シェフやオーナーが重複するポジションが多いと思います。
組織図で大事なことは大きく2つです。
・「現状」と「3年後の想定組織図」を作る
→3年後に目指す状態を明確にすることで、
「◯◯を目指す」というビジョンが明確になります。
・「職責」と「職域」を明確にする
→「責任はどこまでか?」
「仕事の範囲はどこまでか?」
をある程度で良いので明確にしましょう。
②人の配分、役割の分担を決める
①で解説している「職責」と「職域」を決めます。
組織図を踏まえ、どの部門に社員を何人、PAを何人・・・
と配分を決めていきます。
これも「現状」と「3年後」を明確にします。
③教育の方針を決める
・「いつまでに」
・「誰を」
・「どのように」
教育するか?の方針をたてます。
小さな洋菓子店のオーナーやシェフはとにかく忙しいですよね。
だから教育も「重点を決める」ということです。
④給料について決める
評価制度はあるに越したことはありませんが、
10人を超える位まではザックリで良いと思います。
ここに時間を割く余裕は中々ないと思います。
・部門の責任者になったら◯◯円
・2番手は◯◯円
・一般社員は◯◯円
くらいで良いと思います。
組織づくりの優先度について
解説しておいて何ですが、小さな洋菓子店において組織づくりの優先度は1番ではありません。
「営業の対策」「商品の対策」
→「お客様づくり」が80%
20%が組織づくりや財務の対策
小さな洋菓子店の場合、どうしても手がまわらないという現実もあると思います。
そういう場合は、人、モノ、金の資源は「お客様づくり」に重点的に投下します。
まとめ
・組織づくりは「仕事に対する人の配分、役割分担、教育、給料などの処遇を決めること」
・現状と3年後の想定組織図をつくる
・「職責」と「職域」を決める
・「お客様づくり」が80%の重要度
組織づくりに取り組むということは、
「小さくてもまともな会社にする!」
というオーナーの意思の現れだと私は考えます。
・オーナー自身が、目指す状態にコミットする
・従業員は目指す所が明確になる
・会社として成長する
・環境や待遇の改善をすすめる
私自身が目指している経営者像でもあります。
参考にして頂けると嬉しく思います。
※戦略の全体像は以下をご覧下さい。
※独立開業の全体像を知りたい方は以下をご覧下さい。
それでは!