こんにちは、伊東です。
2009年から洋菓子店を経営してます。
国内2万2000店中、食べログTOP100のお店を運営中。
「でも、何が必要なのかはっきりとはわからない。」
「まず、コレは必要!というのが知りたい」
このような方のお悩みにお答えします。
本記事の内容
・「協力者を得ること」が成功への近道
・失敗例「お菓子作りと経営は違う」
・どのような行動をとるべきだったか?
・私、伊東の比較的うまくいっている例
・まとめ
お菓子屋さんの存続率とは?
いきなり厳しい現実から。
経済産業省の2015年、2007年の統計
菓子製造小売業(和菓子含)の事業所数
2007年:30,210カ所
2015年:22,940カ所8年で、▲7,000カ所。
毎年、900カ所近く減っているということです。
参考までに、企業の存続率というものもご紹介しています。
決して甘い世界ではないことがわかると思います。
「協力者を得ること」が成功への近道
ズバリ、結論です。
「自分一人で何とかしようとしないこと」
「協力者を得ること」
失敗例:お菓子作りは出来るけど経営ができない
私が経営するお店に以前こんなパティシエがいました。
・前職は「30名規模の店舗のシェフパティシエ」
・その後、私のお店へ転職
・退職し、1年半後、独立を実現
・独立する理由が「自分が好きなケーキを作りたい」ということ
・パティシエとして優秀であるが故に、協力者が必要だと考えていない
結果はどうだったか?
「お客さんが余りに来なくて・・」
何年もかけて何百万も貯めたお金がわずか1年で底を尽き、借金だけが残りました。
何が問題だったのでしょうか?
こんな「当たり前のこと」に気づけないパティシエは多いです。
彼は退職時こう言っていました。
「自分が考えたケーキを出したいんです。」
「店の数字のことは税理士に任せたらいいんじゃないすか?」
・地域のお客様に必要とされるケーキを作るべき
・税理士は、税務のプロであって、「経営のプロではない」
・自分の苦手分野をカバーする対策を打っておくべき
「聞き入れることないだろうな」と内心思いながらも退職時に伝えました。
しかし、実行されることはなかったようです。
結果は・・1年で閉店です。
どのような行動をとるべきだったか?
・先輩などで独立して成功している人に話を聞きに伺う
・今働いている所のオーナーに教えて頂く
・ドリームゲートなどの創業支援サイトを活用し、専門家に相談する
・苦手分野でも、出来る限りの勉強はする
とにかく、「謙虚に」人のアドバイスをもらうということです。
私、伊東の比較的うまくいっている例
私は、サラリーマン時代は経営コンサルティングの仕事をしていました。
その為、「経営の疑似体験」をかなり積むことが出来ました。
そして独立時から、今に至るまで行っている事は以下です。
・現役の企業経営者に相談し、教えて頂く
・会社員時代の先輩で独立した人に教えて頂く
・書籍への投資を継続し、学習し続ける
・ドリームゲートを活用し、専門家に都度相談をする
・デザインなど苦手分野については、自分でやるのを辞めて外注する
・お菓子作りは、シェフがプロなので、信頼して任せる
まとめ
・協力者を得ること
・過信せず「謙虚に」人のアドバイスを頂くこと
職人の世界でやってきている方は、
自分の好きな世界を好きなように表現したい!という方が多い印象です。
是非そうして頂きたいですが、その為には協力者が必要だと私は思います。
1人の力は無力です。
色々な方の力を借りて、1人ではできないより大きな事を実現していくこと。
またその能力が独立する人には求められるのではないでしょうか。
※独立開業の全体像を知りたいという方はコチラが参考になります。