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小さな洋菓子店の経営戦略「仕事の時間の差別化」

小さな洋菓子店の経営戦略「仕事の時間の差別化」

こんにちは、伊東です。

 

2009年から洋菓子店を経営しています。

国内22,000店中、食べログTOP100のお店を運営中。

 

小さな洋菓子店の経営戦略。

 

「仕事の時間の差別化」についてです。

 

この内容は「社長・オーナーが対象」です。

社長

 

また、独立を目指すパティシエの方も参考にして頂けます。

 

「仕事の実行力を高めて、業績を向上させたい。」

 

「仕事の時間の差別化ってなに?」

 

「倒産しない会社・お店を作りたい」

 

こう思う方にお役にたてるかと思います。

 

この内容を理解し、実践することで以下のメリットがあります。

 

・オーナー自身の経営の能力が高まる

・競合に負けない業績を上げることにつながる

・オーナーの給料を高くとれるようになる

・倒産リスクを減らすことができる

・どの程度の努力が必要か目安がわかる

 

 

本記事の内容

・経営者の実行する力を高めるには?

・「必勝」と「圧勝」の時間の使い方

・仕事の時間の差別化が必要な理由

・どれくらいの努力が必要か?

・事例紹介

・まとめ

 

では、内容をみていきましょう!

 

経営者の実行する力を高めるには?

小さなお店の業績は、100%経営者の責任です。

 

ケーキ屋

 

100%です。

 

従業員には何の問題もありません。

 

経営者の仕事の実行力を高めることが最も重要です。

 

『仕事の時間✖仕事の質=経営者の実行力』

 

→仕事の時間の量を多くすること

→その後、仕事の質を高めること

→経営者の実行力が高まる

 

一言でいうと「社長、ガンバレ!」ということです。

「時間」を投下するということです。

 

経営者のことです。経営者。

 

 

「必勝型」「圧勝型」の時間の使い方

アメリカの数学者が算出している、時間の使い方で、

「必勝と圧勝」の時間の使い方があります。

 

同業の他社と比べて、

 

「必勝型・・3倍」

「圧勝型・・4倍」

 

の時間を仕事に投下するとよい。

 

3倍?4倍????マジか!!

 

と思いますか?

上記の式では、2乗でしたので、実際には√計算できます。

 

√3、√4をかけることになります。

年2,000時間が他社平均としましょう。

 

その時は、以下です。

 

「圧勝型・・2000✖√3=3,464時間」

 

「必勝型・・2,000✖√4=4,000時間」

 

まぁ、でもかなりの努力は必要です。

 

私はこの考えには思いっきり賛同しています。

 

 

仕事の時間の差別化が必要な理由

 

日本、世界を代表する経営者の方の例をあげます。

 

京セラ稲盛会長・・5,000時間以上を35年以上

 

ホンダの本田 氏・・5,000時間以上を35年以上

 

CoCo壱番屋:宗次 氏・・5,500時間を35年

 

Appleのスティーブ・ジョブス氏・・4,500時間を25年

 

これを見てわかるように、世界・日本を代表する会社の経営者ですら「尋常ではないくらい時間を投下している」という事実があります。

 

 

私達のような「凡人」が努力しない理由はありません。
努力が必要

 

 

「いつも深夜まで電気がついて遅くまでお忙しいのねぇ」

とお客様から言われることがあります。

 

これ「私」です。

 

従業員はとっくに帰宅し、私一人で深夜0時、1時まで仕事をしています。

「凡人」は「努力が必要」と考えているからです。

 

 

どれくらいの努力が必要か?

あくまで目安とはなりますが以下のように言われています。

 

・5年の継続は最低限

 

・地域TOPを目指すなら15年は継続

 

私自身はまだ10年ですのでヒヨッ子ですね。

 

私はサラリーマン時代はコンサルティングの仕事でした。

「経営者」がお客様です。

 

やはり、業績を上げ続けている経営者の方は、例外なく「時間を投下」していました。

 

ちょっと上手くいって「小金」を持つとサボる、遊ぶ経営者が出てきます。

 

こういう方は大体ダメになっていきます。

こういう例を沢山みてきました。

 

そうなりたくないので、私は今も努力を続けています。

 

事例紹介

私の例で恐縮ですが、これ位の努力はしています。

 

・毎日、深夜0時~まで仕事に時間を投下

 

・週1日の休みである火曜日も半日は時間を投下

→日中は家族。夜~深夜に仕事。

 

・10年の間、存続することができている

→10年後には、個人だと10%程度しか残らない。

 

・5,000~1万円/月は書籍を購入し学習

→これは20年続けています。

 

最近は「子育て」もあるので、ものすごくキツイと感じることがあります。

 

でも「凡人」は努力が必要ですし私の責任は重いので妥協は出来ません。

 

結果はどんな感じかというと以下です。

 

 

・市内食べログ1位

 

・国内2万店の上位100店舗に毎年選出

 

・10年、継続できている

 

・財務の状況も小さい洋菓子店にしては良好

→銀行から「借りて下さい」と営業がよくきます。

 

・今期は、従業員の給料20%UP

 

悪くない結果です。

 

「努力は裏切らない」といえるかと思います。

 

 

「仕事の質を高めれば長く働く必要ないのでは?」

 

こう思う方、いますかね?

 

これができるのは「本当に優秀な素質のあるごくごく一部の人だけ」です。

 

あなたが「素質ある一部の人」であればそうしたら良いです。

 

でも「普通の人」が「質」を高めるには「大量の学習の時間が必要になります。」

 

 

 

まとめ

『仕事の時間✖仕事の質=経営者の実行力』

 

「必勝型・・3倍」「圧勝型・・4倍」の時間を投下

 

最低5年、地域No.1なら15年は継続すること

 

 

これは本当に間違いないなと思います。

 

経験からも言えます。

サラリーマン時代、

コンサルティングの仕事で1,000社以上の経営者と面談、仕事をしました。

 

成功している経営者は例外なく仕事に時間を投下しています。

 

私達のような凡人は努力あるのみです!

 

※戦略の全体像は以下をご覧下さい。

小さな洋菓子店・ケーキ屋の売上を上げていく経営戦略の全体像まとめ

 

※独立開業の全体像については以下をご覧下さい。

パティスリー・洋菓子店独立開業の全体像

 

それでは!

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