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キャッシュレス・ポイント還元事業が6月末で終了。ケーキ屋の経営に影響は?

キャッシュレス・ポイント還元事業が6月末で終了。ケーキ屋の経営に影響は?

こんにちは、伊東です。

 

2009年から洋菓子店を経営しています。

国内22,000店中、食べログTOP100のお店を運営中。

 

キャッシュレス・ポイント還元事業が6月末で終了します。

 

街のケーキ屋さんでも相当数がキャッシュレス決済は導入したのではないでしょうか?

今回の事業には中小・零細企業が105万店参加しているそうです。

 

キャッシュレス決済を導入して売上、客単価はどうなのか?

実際、やってみてどんな影響があるのか?

 

この辺を解説しておこうと思います。

 

 

本記事の内容

1.キャッシュレス・ポイント還元事業とは?

2.街のケーキ屋さんもキャッシュレス決済は導入すべき

3.私のお店の客単価・売上はどうなったの?

4.まとめ

 

では内容を見ていきましょう。

 

1.キャッシュレス・ポイント還元事業とは?

キャッシュレス・ポイント還元事業が6月末で終了。ケーキ屋の経営に影響は?

経済産業省が行っている事業。

 

対象となる店舗でキャッシュレス決済を利用すると、最大5%を還元。

還元率は中小企業・個人事業主が運営している店舗で5%。

コンビニ等の大手チェーンで2%。

 

中小・個人事業主の店舗が105万店舗参加。

私のお店も実は対象店舗です。

 

街のケーキ屋さんはキャッシュレス決済の導入はまだまだですよね。

私の考えとしては「街のケーキ屋さんは導入すべき」だと思っています。

 

2.街のケーキ屋さんもキャッシュレス決済は導入すべき

以下の記事でも解説しています。

お客様の満足度を高めますので導入は必須と思います。

洋菓子店・ケーキ屋はクレジットカード決済を導入すべき件

 

で、そんだけ言うならあなたのお店の結果はどうなのか?

と言われそうですので一応解説をしておきます。

 

3.私のお店の客単価・売上はどうなったの?

コロナの影響が色濃くでた4月、5月は省いています。

今年の1月、2月、3月、そして直近の6月の状況です。

 

キャッシュレス決済は主に「客単価」に影響を与えると言われています。

そこで客単価の推移を昨年と比較して出してみました。

 

客単価(昨年対比)
1月 103.1%
2月 107.9%
3月 106.8%
6月 101.1%

※4月は92.7%、5月は105%です。

 

2月や3月は大きく客単価が伸びています。

これは焼菓子やチョコレートなどが多く販売される時期の影響だと思います。

 

6月は焼菓子の需要が落ちて、生菓子中心に販売数が伸びているので客単価もさほど伸びていない状況です。

商品構成は昨年と大差はありません。

 

しかし、客単価はしっかりと伸びています。

キャッシュレス決済の手数料を差し引いてもプラスです。

 

損得も大事ですが、それ以上に大事な事があります。

お客様の利便性が向上しお買い物のストレスが減ること

です。

 

今回「コロナ渦」の影響が大きくありました。

そこでお客様の心境も大きく変化したのではないでしょうか。

 

「現金・・触りたくないな・・」

「できれば他人と触れたくない・・」

 

私のお店でも実践していますが、クレジットカードはお客様にリーダーに挿して頂くので、従業員は基本的にカードに触れる

事はありません。

これはお客様にとっては「安心感」に繋がるのではないでしょうか?

 

現金を使う必要がない

他人に触れる事がない

 

キャッシュレス決済はあるコロナ渦の中でもとても良い取り組みだったと思います。

 

4.まとめ

キャッシュレス決済は取り組んで良かったと言えると思います。

 

・損得勘定でもプラス

・お客様の利便性の向上

・お客様の安心感

 

全てにおいてプラスの効果をもたらしています。

お客様からもキャッシュレス決済ができるようになっただけでお喜びの声を沢山頂いています。

 

キャッシュレス決済事業者の回し者でも何でもありませんが、これからの時代は必須だと思います。

以下の記事でも解説しています。

関心ある方はご覧下さい。

ケーキ屋でキャッシュレス決済の導入は必須??

それではまた!

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