こんにちは、伊東です。
2009年から洋菓子店を経営しています。
国内22,000店中、食べログTOP100のお店を運営中。
「緊急」経済対策。。
皆さん、関心持って見てますか?
緊急なのに5月末とか・・
現金ではなく商品券?とか・・
12000円よりは多くとか・・
所得制限とか・・
アメリカは200兆円規模の対策を実行に移そうとしています。
日本はまだ「検討中」。。
控えめにいってもヤバいですね。。
これが今後どのような事態を招くか?
また洋菓子店やパティシエにどのような影響を
及ぼすか?
また私達のような街の洋菓子店やパティシエは
どうしていけばいいか?
私なりの対応策についても解説していきます。
消費税10%でまず消費が大きく落ち込む
「景気後退」はまず間違いない状態になりました。
景気が後退するということはどういう事でしょうか?
消費が冷える
↓
世の中にお金が回らなくなる
ものすごくザックリいうとこんな感じです。
消費が冷えるというのはどんな感じか?
もう私達は「体験済み」です。
2014年4月に消費税8%に上がりました。
増税されてから、私達の消費は確実に冷え込んでいます。
以下、日本共産党が国のデータをもとに作ったグラフです。
(※共産党は全く支持していません。
ちょうど良いグラフがたまたまあったというだけです。)
消費税増税後、確実に私達の消費は落ち込んでいます。
今回の消費税10%でも同じことが起きています。
消費税+コロナで不況へ突入し洋菓子店の倒産が増える?
消費税だけでも消費が落ち込み大変にも関わらず、
さらにコロナショックです。
これが私達のような街の洋菓子店やパティシエにとってどういう影響を与えるか?
シンプルです。
これは「去年」の帝国データバンクのデータです。
消費税も、コロナショックの影響も全く入っていません。
消費が冷える
↓
企業の収益力が落ちる
倒産が増える
↓
働く人の給料が下がる
↓
より消費が冷える
こんな流れになるわけですね。
「お菓子=嗜好品」は景気の影響をモロに受けます。
住居、食べる物、衣服
これらは不景気でも最低限は生活に必要ですよね。
でもケーキは最悪なくても生活はできます。
ですから景気が悪くなると嗜好品は需要が減ります。
洋菓子店の倒産は2019年は過去最高を更新。
2020年は更に過去最高を更新する可能性が高い。
私はそう思います。
パティシエの皆さんが働く職場の経営がどんどん苦しくなっていきます。
するとどうなるか?
働くパティシエの収入・環境にも影響が・・
1997年を100とした時の各国の実質賃金の推移です。
右肩下がりの国がたった1つだけ。。
「日本」です。
「今後」はわかりませんが、
更に右肩下がり・・・
それも否定はできません。
パティシエの雇用や給料にも直接的に影響が出てくる可能性がある
今後、洋菓子店は淘汰が進みます。
生き残るお店、
淘汰されるお店。
よりはっきりしてくるはずです。
(もう「現実」かもしれないです。)
ヤバいですね。。
では今後どうしていくべきか?
次で解説していきます。
生き残る側になる!努力する!
いや~、身も蓋もない。。
でもこんなカンジだと思います。
私の立場で言うとこんなカンジです。
・生き残る側になる
→経営力を高める
・財務体質を強化しておく
・従業員の雇用維持
・従業員の給料UP
・お客様にとって良い事に投資を進める
→お客様1人1人を大切に。今こそ!
→顧客リストの収集・活用
生き残る側になるには経営力を高める必要があります。
経営戦略について解説した記事です。
参考にのせておきます。
パティシエの場合はこんなカンジです。
・「生き残る」と思う場所で働く
・自分の技術・能力を高める
・人間性を高める努力をする
↓
「個」のチカラを高める
「魔法」はありません。
地道に努力あるのみです。
過去に書いた記事です。
どんなカンジの努力が必要か?イメージを掴んで下さい。
まとめ
今回の内容はほぼ確実に起こる未来だと私は思っています。
「個」のチカラを高める
パティシエは働くお店に依存してはダメです。
もうそういう時代ではありません。
「自分1人分くらいなら稼げる」
そういう人材が今後さらに求められると思います。
それではまた!