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パティシエの年収で結婚ってどうなの?経営者の目線で解説します!

パティシエの年収で結婚ってどうなの?経営者の目線で解説します!

こんにちは、伊東です。

 

2009年から洋菓子店を経営しています。

国内22,000店中、食べログTOP100のお店を運営中。

 

今回は「パティシエの結婚」についてです。

 

20代半ばを過ぎると意識し始める方も多いと思います。

 

今の年収で結婚してやっていけるのかな?

 

30歳くらいで子供とかいたら、

安定した仕事に転職しないといけないかな?

子供にお金がかかるようになるし・・

 

切実な悩みですよね。

 

今回はこういった方向けに街の洋菓子店を経営している目線で解説をしていきます。

 

 

本記事の内容

1.パティシエの年収で結婚はOK!

2.年収が不安なら解決すれば良いから

3.どのように年収の不安を解決するか

3-1.現在の職場で30歳までにスーシェフ以上を目指す

3-2.より条件の良い所に転職する

3-3.別の職種に転職

4.事例:結婚して独立開業したらどんなカンジ?

5.まとめ

 

では内容をみていきましょう!

 

1.パティシエの年収で結婚はOK!

問題ないです。

OKです!

 

とはいえ「大丈夫かな?」というカンジだと思います。

先日、こんな記事を書いています。

 

日本の労働者の年収についてです。

世の中はこんなカンジというのは理解しておいて下さい。

パティシエの収入はアンダークラス??

 

「不安」ですよね?

 

でも大丈夫です。

理由を次で解説していきます。

 

2.年収が不安なら解決すれば良いから

解決したらいいんです!

 

年収が少ない??

だったら年収を上げていきましょう!

右肩上がり

 

自分のライフプランを考えて

先を見据えて準備していきましょう。

 

という事でここで質問です。

 

どの程度の年収なら満足ですか?

30歳で年収いくら必要ですか?

 

「不安」という方は意外と基準が明確になっていない。

そう感じる事が結構あります。

 

「漠然とした不安」なわけです。

 

ですから「基準」を明確にするとまず「漠然とした不安」は消えます。

私が個人的に思う目安は以下です。

 

30歳で年収360万円

※月給平均30万円

 

この年収は日本の労働者の年収の「中央値」です。

「年収の低い人から高い人まで並べたときにその真ん中(中央)に来る値」です。

 

まず30歳までに年収360万をクリアする!

そういう「明確さ」が必要です。

 

では具体的にどのようにこの水準をクリアしてけば良いでしょうか?

 

次で解説していきます。

 

3.どのように年収の不安を解決するか

いくつか解決の方法があると思います。

基本的には「自分の価値を高めること」です。

 

以下の記事でも解説していますのでご覧下さい。

パティシエが年収UP!アンダークラスから脱出する方法

 

上記を踏まえて解説していきます。

 

3-1.現在の職場で30歳までにスーシェフ以上を目指す

スー・シェフ以上を目指しましょう。

 

あなたの職場でスー・シェフ以上になるには

どのような努力や技術が必要ですか?

 

いきなり環境を変える必要もありませんし、

将来目指す状態というのが見えやすいのではないでしょうか?

 

3-2.より条件の良い所に転職する

とはいえ、今の職場ではスー・シェフ以上が見えない。

見えにくいなぁ・・と感じる方もいるかもしれません。

 

「5年目の先輩でもどうやら月給20万ないらしい・・」

「スー・シェフでも月給24万くらいらしい・・」

 

こんな状態なら働く場所を変えた方が良いかもしれません。

 

給料を払う力のある職場で働くということです。

探せばあるはずです。

 

3-3.別の職種に転職

30歳の手前で全くの別の職種に転職する方も多いです。

 

「今のままでは家族を養っていける自信がない。」

 

「だから給料の良い職種に転職しよう」

 

こういうやつですね。

 

「いつか家も買いたい。」

「今の年収では家なんか買ってローンを組んでる場合じゃない。。」

 

そういう不安から「給料」を条件に転職をするということです。

各個人の選択なので良いのですが、

個人的に思うことがあります。

 

「そうなる前になんで努力しなかったの?」

「パティシエが全くゼロから

30手前で始める仕事はリスクが高い。」

 

後悔がないようにするために、

「今」を「全力で生きる」「努力する」

 

これをまず私はオススメします。

あとは「独立開業」ですね。

 

でもですね、

「現実的だな」と感じるのは以下です。

・スー・シェフ以上を目指す

・より条件の良い職場に転職

 

独立開業は大変ですからね。

とはいえ独立開業も選択肢としてはあります。

私自身、結婚して独立開業して11年たちます。

 

ということでカンタンに解説します。

 

4.事例:結婚して独立開業したらどんなカンジ?

独立開業は「ハイリスク・ハイリターン」です。

 

以下の記事で解説しています。

 

パティスリー・洋菓子店の独立開業後の存続率とは?理論ではなく「実例」です!

 

独立開業して、10年生き残るのは

 

・法人:35.9%

・個人:11.6%

 

です。

つまり失敗する確率の方が圧倒的に高い!

 

私のお店の近くのお菓子屋さんが3月末で閉店します。

ホント現実は甘くないです。

 

ぶっちゃけたところですね、

従業員として働く方がマジでラクです。

 

サラリーマン万歳\(^o^)/

 

実際やってみるとわかりますが、

開業後の最初の3年が

倒産リスクも高く苦しいです。

 

私もそうでした。

 

給料まともにでない。

でても安すぎる。

やること多すぎ。

責任重すぎ。

お金がない。

でも従業員に給料出さないといけない。

社会保険払わないといけない。

融資の連帯保証にならないといけない。

とにかく孤独。

決断の連続。

眠い。

疲れた。

 

 

まぁ、上げだすとキリがないです。

独立したら、年収が1/4以下ですよ。。

 

 

4年目くらいからですかね。

少し安定してきたなと感じたのは。

 

 

「ハイリスク・ハイリターン最高!」

 

「どんな問題でも絶対にクリアする!」

 

 

経営者の仕事を楽しめるくらいでないと、

独立はちょっと大変かもしれないです。

 

そういう私自身、11年経営者をやっています。

ある意味「変人」なのかもしれません。

 

まぁ、普通の感覚じゃやってられませんから。

うん、まぁ「変人」なんでしょうね。

 

それなりの「覚悟」と「努力」が必要ですね。

 

「絶対に自分は成功する側になる!」

 

「その為にあらゆる努力を継続する!」

 

そういう方は独立も選択肢の一つです。

 

5.まとめ

・パティシエの年収で結婚→OK!

 

・年収に不安を感じるなら解決すればいい

「自分の価値を高める」のが前提

①スー・シェフ以上になる

②条件の良い職場に転職

③全く別の業種に転職

 

・独立は「ハイリスク・ハイリターン」

・それなりの「覚悟」「努力」が必要

 

「結婚」は家族に対する責任が生じます。

 

自分の考え方、努力しだいで幸せにも不幸にもします。

 

私自身は「自分に甘い弱い人間」です。

ですが、

「家族」がいるから自分に甘いままではいけない。

そう思えます。

子供ができて更にその気持ちは強くなりました。

 

パティシエの年収で結婚はOKです。

ですがその後の「責任」については

覚悟する必要があると私は思います。

 

あなたがベストな選択をする為に

この記事が役にたつと嬉しく思います。

 

それでは!!

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