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小さな洋菓子店を開業する時の「資本金」はいくら用意したら良いか?

小さな洋菓子店を開業する時の「資本金」はいくら用意したら良いか?

こんにちは、伊東です。

 

2009年から洋菓子店を経営しています。

国内22,000店中、食べログTOP100のお店を運営中。

前職は東証一部上場コンサル会社に7.5年勤務。

 

今回は、独立を目指している方、独立を予定する方向けです。

 

「法人で独立しようと思うけど、そういえば資本金っていくらにしたらいいのか?」

 

こんな疑問にサクッと回答します。

 

 

本記事の内容

・資本金は、1,000万未満

・1,000万未満の理由

・法人か個人かの判断

 

では、内容見ていきましょう。

 

資本金は1,000万未満

・1,000万円未満にする

・出来るだけ1,000万円に近い資本金を用意

・1円でも法人設立出来るけど、ダメ

 

お金のイラスト

 

1円でも良いですが、デメリットは多いです。

 

資本金1円のデメリット

・資本金1円は、信用力が低い

・債務超過になるリスクが高い

(※わからない方はググって下さい。)

 

1円でも良いですが、デメリットが多いです。

 

 

1,000万「未満」にする理由

税金が重い

・消費税を最長2期支払い免除を受ける事ができる

・法人税の均等割が一番低い

(1,000万円「以下」の場合)

 

創業期の大変な時の税金のメリットはとても大切

 

 

但し、細かい条件があります。

課税売上高が1000万円を超えた場合、給与の支払い額1,000万円を超えた場合など

 

※細かい所は、税理士などに確認が必要です。

 

法人か個人かの判断

「年商1,000万いかないなぁ」という場合は個人事業でも良いとは思います。

ただ、法人である事のメリットはとても大きいです。

 

私は「法人で始めること」をおすすめしています。

私自身もそうしてきました。

 

この事については、別の記事で解説していますので

関心ある方は以下をご覧下さい。

 

過去記事
ケーキ屋で独立開業する際、「法人」か「個人」かどちらが良いか?

 

まとめ

・資本金は、1,000万未満

・出来るだけ1,000万に近い資本金を用意

・税制優遇をフルに活用すること

・開業時は、やはり法人がおすすめ

 

法人で、独立開業する時には「決算月をいつにするか?」も実は大切です。

 

これはまたの機会にします。

こういう事を知っているか知らないかだけでもものすごく大きな差になります。

 

※独立開業の全体像について知りたい方は以下をご覧下さい。

パティスリー・洋菓子店独立開業の全体像

 

それでは!

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