こんにちは、伊東です。
2009年から洋菓子店を経営しています。
国内22,000店中、食べログTOP100のお店を運営中。
パティシエ、パティシエールを家族に持つ方。
こんなカンジになっていませんか???
「40歳までにはお店を持つ!
場所は◯◯がいい!
こんなお店にする!」
夢ばかり語っているばかりで全く現実的でない・・
実はお金がない・・
具体的な取り組みや進歩がゼンゼンない・・
家族がこんなのだととっても不安だと思います。
今回はそのような方に向けての記事です。
気持ちはメチャクチャわかります。
私も、奥さんがシェフパティシエールで「独立する」
という事でサポートをする側で今もやっています。
・食べログ国内2万店のうちTOP100の評価
・洋菓子店の経営を11年継続中
まぁ何とかやってこれているので、ある程度は
これから解説する考え方で正しかったのかな?
と考えています。
ということで目次です。
では内容を見ていきましょう!
1.夢ばかりパティシエが家族の場合は「あなたが」サポートに徹するべし!
もうこれしかないですよ!
ホント。
「夢ばかりパティシエは私がサポートする!」
「私が成功させる!」
腹を決めて下さい。
もう結論コレです。
なぜか?
理由を解説していきましょう!
2.パティシエはお菓子作りに注力することで最も能力を発揮するから
パティシエは「お菓子職人」です。
お菓子を作ることに最も関心があります。
最も情熱を注ぐことができます。
だったらこの1点に注力する方が良くないですか?
1つのことに徹底的に注力する!
注力して「突き抜けた能力を得ること」
プロ野球選手は子供の頃から「野球1つに注力」をしまくったから何億という年俸を稼ぐ人になったわけですよね。
料理人なんかもそうですね。
パティシエもそうです。
よっぽどの天才を除いては1つのことに注力することが
成功への近道です。
では具体的にどのように考えていけば良いのでしょうか?
私の例で恐縮ですが解説していきます。
3.事例「パティシエ」「その他」の仕事を分ける
私が経営コンサルの会社でサラリーマンをやっている時。
「お店やりたい」
いきなりですよ。
仕事柄「社長」がお客様です。
ですから独立開業をすることがいかに厳しい世界か?
よくよくわかっていました。
「えっマジ???独立?????」
「どれほど大変なことになるか絶対に
わかってないんだろうな・・・」
「ぶっちゃけ一緒になんてやりたくない・・」
「大変になるに決まってる・・」
「今、ソコソコ給料もあるし、仕事楽しいし・・」
ですが結局は自分も腹を決め「よしっ!やるか!」
ということでサポートをすることにしました。
パティシエはお菓子作りをしている時がもっとも輝いている。
それは当時からもうわかっていたので、自分はシェフの苦手な部分はサポートしよう!
そう思い取り組んできました。
カンタンにですがシェフパティシエールの仕事と、
私が今やっている経営を含むその他の仕事をご紹介します。
3-1.パティシエの仕事
シェフパティシエールの仕事は今はこんなカンジです。
・お菓子を作ること
・新商品を考えること
・社員パティシエの育成
とにかくお菓子作りに仕事の時間の殆どを費やしています。
3-2.その他の仕事
私が担当しているその他モロモロの仕事です。
・経営面ぜんぶ・戦略立案・経営計画など
・IT関連・・HP・WEBマーケティングなど
・採用関連
・社会保険・雇用保険など各種手続き
・資金繰り・財務・税務
・オンラインショップの構築・運用
・給与計算・年末調整
・銀行訪問
などなどなど
まぁ、多岐に渡ります。
自分でいうのも何ですが
「スーパー何でも屋さん」です。
メチャメチャ勉強しつつ、実践しつつ、
そしてまた勉強しつつ・・・というカンジです。
しかしこれらの業務をパティシエがこなすというのは
ちょっと現実的にムリではないでしょうか。
ですから
「あなたが」覚悟を持って全力でサポートしましょう!
とはいえ、ここまで見てきてまだ疑問がある方がいるのではないでしょうか。
「夢ばかりパティシエは自分の成功をなぜか信じてる。」
「根拠はない。」
「実績もない。」
「でも私が何を言っても聞き入れてくれない。」
「そんな時はどうしたらいいの?」
う~ん。ありそうですよね。。
私のお店にもいましたよ。
自分の成功をなぜか信じていて独立して
たった1年で廃業になったパティシエが。。
本当にもったいない。。
どうしたらいいか?
次で解説していきます。
4.夢ばかりパティシエが頑固な場合はどうするの?
得てして「男性」は夢みがちです。
私は男の割にビビり屋さんでして「現実派」です😁
「女性」は多くの方が「現実派」ですよね。
「独立ってお金の用意は大丈夫なの?」
「生活は本当にやっていけるの?」
「経営についてもしっかりしないとダメだよ。」
「将来に渡って安定した収入を確保できるの?」
こんなことを言ってしまうともう大変です。
「大丈夫!イケる!!」
みたいな意味不明な回答をされて余計に面倒です。
パティシエは「職人」です。
ですから良くも悪くも「頑固」な方が多いです。
ではどうするか?
「実績」がモノを言う。
「実績」を積み上げ「信頼」を得る。
私はコレが良いと考えます。
何でも良いです。
あなた自身が「実績」を上げる姿を見せ続けましょう。
私はこんなカンジでした。
■全くお金がない時に
「焼き菓子の工房を作るよ。」
→「そんなのムリ。どこにそんなお金あるの?」
→「資金調達をして実現。」
■全く自分の給料すら出ていない時に、
「3年後には少なくとも3倍の月収にするよ。」
→「え~できるの?」
→「達成!」
「あ、このひと言ったことはやる人?」
みたいなカンジになると少しは建設的な話ができるようになるはずです。
「少しは・・」ですが・・
独立する前だったら例えばこんなことです。
「簿記2級は取っておくね。」
「WEBサイトについて勉強してできるようにしておくから。」
何でも良いです。
【パティシエが苦手だけど独立に必要なこと】
サポーターとして取り組みましょう!
「おぉ!オレの為に頑張ってくれている!」
「オレも頑張らないと。」
「そういえばお金のこととか経営のこととか色々と言われてたな。しっかりしていかないといけないな!」
こんなカンジになると良いかと思います。
とはいえ、人それぞれです。
上手くいかなかったらスミマセン。。
先に謝っておきます。。
シェフはお菓子作りに妥協なく全力を注ぐ。
私はお菓子作り以外に全力を注ぐ。
↓
お客様にとって良いお店・会社に近づく
このような流れができてきます。
「お互いを尊重し合う」ということです。
5.まとめ
・夢ばかりパティシエが家族の場合は「あなたが」サポートに徹する
・パティシエはお菓子作りでこそ真価を発揮する
→お菓子作りで「突き抜けた能力を得ること」
・「パティシエ」「その他」の仕事を分担する
・夢ばかりパティシエが頑固な時はどうするか?
→あなたが「実績」を積み上げ「信頼」を得る
→「お互いを尊重し合う」こと
「夫婦で独立」
「パティシエ同士で独立」
結構ありますよね。
私の場合は片方がパティシエでしたので
ある意味それが良かったのかもしれません。
私がビビリ屋さんで「現実派」な所もある意味
よかったと思っています。
最後にも解説しましたが、
「お互いを尊重し合う」
結局はこれが大事ですね。
ということで以上です。
経営戦略などについては解説していますので
宜しければご覧下さい。
※独立開業の全体像はこちらで解説しています。