こんにちは、伊東です。
2009年から洋菓子店を経営しています。
国内22,000店中、食べログTOP100のお店を運営中。
小さなケーキ屋さんの『最初の売上の目標』は
どの位が目安なの?
何となく、そんな不安をお持ちの方もいると思います。
今回は、そんな不安にお答えします。
本記事の内容
・小さなケーキ屋さんの定義
・『法人』か『個人事業』か
・最初の売上目標の目安は5万円
ではいきましょう!
小さなケーキ屋さんの定義
「小さなケーキ屋さん」の本記事での定義を確認します。
小さなケーキ屋さんは、
夫婦2人+アルバイト1~2名での運営を
前提としている街のケーキ屋さん。
「法人」か「個人事業」か
私個人は、「法人で始める方が良い」
と考えています。
以下の記事でも紹介していますので、
関心ある方は、ご欄下さい。
法人の場合 売上-経費=利益
個人の場合 収入-支出=自分の収入
法人は、経費の中に、オーナーの人件費が
含まれますが、個人の場合は、収入から支出を引いた残りが
自分の収入となります。
一見、似ているように見えるかもしれませんが、
全く違います。
税務面で、個人と法人とでは全く異なります。
年商1000万くらいはせめて超えたいと思う方は、
「法人」で開業する方が良いと個人的には考えています。
これについては、別の機会にご紹介します。
小さなケーキ屋さんの最初の売上目標は「5万円」
週1休みで、25営業日としますと、以下です。
平均日商5万円
月商125万円→年商1500万円
売上の80%をケーキで確保しようとすると、
日商5万円×80%=4万円
ケーキ1個500円で、80個/日
「意外とイケそう!」
と思う方がもしいたら、そんなに甘くありません。
雨の日も、風の日も、暑い日も、台風の日も
全部含めて、売れ続けることが出来て初めて
クリアできるということを忘れてはいけません。
夫婦2人+PA1~2名ですと、この売上を確保し続ける
だけでも、かなり大変だと思います。
小さなケーキ屋さんを開業を成功させる為のポイントについては
別記事でご紹介しています。
参考にして頂けるのではないかと思います。
平均日商5万円ってどういう状態か?を以下で例を
上げてみました。より「リアル」に感じると思います。
月商125万円で、月収20万円くらい?
実際原価率:35%
消耗品・包装資材:10%
水光熱費:5%
家賃 20万円
通信費・PA給料等 10万円
広告宣伝費や雑費 5万円
月収夫婦2人で20万円
※一応念のため:月収は、「夫婦2人で」です。「2人」です。。
上記内容で、損益分岐点が110万円
借入金の返済が毎月ありますので、月商125万円でも、
毎月ギリギリの状態です。
まとめ
・1日あたり「5万円」が目標の目安。
・「継続」は難しい。甘く考えないこと。
ほんとうに甘くはありません。
製菓専門に設計・施工を手掛けてきた会社の
役員の方から聞いた目安です。
今でこそ、「5万円か、簡単ではないな・・」
と思いますが、当時は「ピン」と来ていませんでした。。
私と同じように感じる方が結構多いのではと思い、
今回記事を作成してみました。
参考になると嬉しいです。
※独立開業の全体像を知りたい方は以下をご覧下さい。
それでは!