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パティシエが独立して成功する確率を考えてみた!

パティシエが独立して成功する確率を考えてみた!

こんにちは、伊東です。

 

2009年から洋菓子店を経営しています。

国内22,000店中、食べログTOP100のお店を運営中。

 

「いつか自分のお店をやる!」

「一流のパティシエになる!」

 

そう考える志が高いパティシエの方に向けての記事です。

 

一瞬、ちょっとブルーになるかもしれません。。

 

でも挑戦のしがいはあります。

私自身も挑戦の真っ只中です。

 

成功する確率。

何となく想像できると思いますが高くありません。

 

でも私のまだまだ少ない経験からではありますが皆さんにお役に立つ内容をお伝えできる事もあると思います。

 

ということで目次です。

 

 

本記事の内容

1.独立するパティシエってどの位いるのか?

2.パティシエが独立して成功するってどんな状態?

3.パティシエが独立して10年後に残る確率とは?

4.どの程度の年収で成功といえるか?

5.偏差値で表すとどれくらいの難しさか?

6.成功するために必要なこと1つ上げるとすると何か

7.まとめ

 

では内容をみていきましょう!

 

1.独立するパティシエってどの位いるのか?

まずそもそも独立するパティシエってどの位いるのでしょう?

 

あくまで推測ですが考えてみます。

 

10年とか15年とか働いてその後に独立するというのが一般的かと思います。

最近は、22歳位でも立派にお店を構えてコンサルティング的な事をしている女性なんかも出てきていますよね。

 

私のお店のシェフもそうです。

働いたのは3年弱で独立を実現しています。

 

とはいえ今回は「一般的な独立のパターン」という事で考えてみます。

 

10年後もパティシエをやっているのは1%

その中から半分が独立を果たしたとすると、0.5%

1,000人のパティシエがいたら5人ということですね。

 

肌感覚でもこの位かなと思います。

15年、20年と同じ勤務先で頑張っている方も多くいます。

 

「独立」という形態を取らなくてもパティシエとして活躍する場所はベテランの方には多くあると思います。

 

2.パティシエが独立して成功するってどんな状態?

これは難しいですよね。

 

私が思うのはコレです。

本人が「幸せ」と思うならその状態が「成功」

 

あくまで私の個人の意見ですが本人次第で成功の定義は変わる。

そう思います。

 

 

過去記事

完売するまで店を閉めないケーキ屋さんについて考えること

 

先日この記事を書いています。

朝6時から一人で仕事を始め、完売するまで深夜になっても営業を続ける運営をしているオーナーです。

 

これも本人がそれで幸せを感じていれば「成功」だと私は思います。

 

とはいえ、いくつか「成功の尺度」は必要と思います。

そこで今回は2つ。

 

・独立してから10年以上、お店を続けることができている

 

・オーナーとして年収600万円は超えている

 

この辺を一つの参考の指標として解説してみたいと思います。

 

3.パティシエが独立して10年後に残る確率とは?

以前、解説をしています。

 

参考記事

パティスリー・洋菓子店の独立開業後の存続率とは?

 

中小企業白書のデータ、そして私のお店を含めた周辺の実際のデータで解説をしています。

10年後のお店が続いている確率です。

 

・個人事業主は、10人に1人

 

・法人で、10社に3社

 

私のお店の周辺でもびっくりでしたがほぼ同じ結果でした。

パティスリー・洋菓子店の独立開業後の存続率とは?理論ではなく「実例」です!

※半径250mで現在1店舗。内訳は法人1、個人0ということです。

※半径1kmでは現在5店舗。4が法人、1が個人ということです。

 

中々、厳しい現実です。

 

1,000人から、5人が独立を果たし、その5人から10年後に残るのは1人いるかどうか?

 

1,000人に1人。

0.1%ですね。

 

そんな現実が見えてきます。

 

4.どの程度の年収で成功といえるか?

これも正直、その人それぞれに成功の定義が違うということです。

「成功」と聞くとどれ位をイメージしますか?

 

パッと私が思ったのは1,000万円位かなと思い、調べてみました。

 

国税庁が出しているデータです。

1,000万円以上の年収がある個人事業主は4.6%です。

 

個人事業主で所得が増えると法人成りすることが多いので一概には言えませんが参考程度にはなります。

 

かなり難しそうですか??

 

先程の独立して10年後に残る確率と皆さんが学校で身近?に感じていた偏差値で比較してみましょう。

 

何となく難易度が伝わるのではと思います。

 

5.偏差値で表すとどれくらいの難しさか?

皆さんが学生時代によく耳にした「偏差値」

これでどの位の難易度か考えてみましょう。

 

独立を果たし10年続けることができる割合の推測

1,000人のパティシエから5人が独立。

 

10年後には5人→1人残るかどうか

1,000人に1人

0.1%

 

偏差値で考えるとどの程度の確率か?

偏差値73で100人に1人。1%。

 

偏差値80で1,000人に3人。0.3%。

 

1,000人に1人が0.1%。

 

 

何となく伝わりますか?

 

「そんな甘くないな・・」

 

と感じる方は多いと思います。

偏差値80の人なんてホントいないですよね。

 

でも、高校の時の隣の席の三春君が80超えてましたが・・・

東京大学A判定でした・・・・

センター試験800点満点で、750点とかですよ。。。

 

授業中いっつも寝てるんですけどスゴイんですよ。

次元が違い過ぎました。

 

とはいえこんな人は基本、いません。

余談でした。。

 

6.成功するために必要なこと1つ上げるとすると何か

私自身も「成功したい」と願い、努力を続けてきました。

 

11年、お店を続ける事ができ、食べログでも上位0.5%の評価を頂けるようになってきました。

まだまだ「挑戦中」ではあります。

 

私の中で11年の経験を振り返り1つだけ言えることがあります。

 

誰よりも努力をすること

 

努力をし続けること

 

これに尽きると思います。

凡人は努力以外で状況を打開することは出来ないと私は思っています。

 

このブログを書いているのも大体「深夜」です。

火曜日が定休日ですが、普通に仕事をしています。

 

完全にオフというのは2019年の1年間で10日もないです。

 

大体の人は努力の量が足りなかったり、続けることが出来ないということが殆どです。

 

参考記事

パティシエが独立開業を3年で実現する方法

 

この記事でも書いています。

 

「鋼の心」で「鬼の努力」を「継続」

 

でもこれができないんですよ。

だからできた人は成功に近づきます。

 

私もシェフも人一倍の「努力」はしています。

 

7.まとめ

・パティシエ が独立して10年継続する確率は0.1%

 

・学校での勉強で偏差値80で0.3%

→これくらいの難易度

 

・成功する為に必要なこと

「誰よりも努力する」

「努力を継続すること」

 

「鋼の心」で「鬼の努力」を「継続」

 

「努力」は「行動の量」です。

 

間違った努力の仕方をしてしまうとまずいですが、適切に努力すると必ず結果はついてきます。

 

ぜひ、参考にしてみて下さい!

 

それでは!

 

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※独立開業の全体像はこちらが参考になります。

パティスリー・洋菓子店独立開業の全体像

 

※経営戦略についてはこちらが参考になります。

私自身も実践済みです。

小さな洋菓子店・ケーキ屋の売上を上げていく経営戦略の全体像まとめ

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